脱積読宣言

日々の徒然に読んだ本の感想書いたり、カープの応援したり、小旅行記書いたりしてるブログです

2005-12-01から1ヶ月間の記事一覧

『マンガロン』

最近重めのネタが続いたので毒にも薬にもならない埋めネタを。てゆーか今日更新しとかないとまた二三日間が空くのにネタがないんです。つーわけで今パッと目に付いた鶴岡法斎『マンガロン ”70年代生まれの”の極私的マンガ評論集』イーストプレス(2000)を下…

『武家と天皇』

以前ちょろっと予告した通り天皇家の権威の源泉と推移について少し考えて見たいと思います。と言っても、参考文献なしに一席ぶれるほどの知識も度胸もないので、今谷明『武家と天皇-王権をめぐる相剋-』岩波新書(1993)の感想で換えさせてもらいます。さて今…

『高橋是清自伝』

私事のごたごたも一段落ついて今週からは平常更新に戻れそうです。それでは長らく放置していた高橋是清『高橋是清自伝』千倉書房(1936)を片付けたいと思います。郷土の恥宮沢喜一が「平成の是清」なんて自称して喜んでたのが印象的な高橋是清ですが、世界恐…

東アジア姉歯愛子女王鐸について

〆切まで後二日。せっぱつまるといらんことがやりたくなるのは人の常。暇もネタもないですが、あまり放置するのもなんなんで、思いついたことをつれづれと。いつもに増して脈絡ありません。笑い飛ばしてくださいまし。 見よ東海の空明けて 東アジアサミット…

『藤原行成』

サボリの言い訳。最近調べ物の為に専門書を読まねばならない状況です。何気に暇がありません。泣き言言ってても仕方ないので、まだ一般書に近いのを一冊。黒板伸夫『藤原行成』吉川弘文館(1994)。専門書に面白さを求めるのは間違ってますが、普通に面白くな…

『にっぽん亭主五十人史』

最近サボリがちだったんでペースアップ。永井路子『にっぽん亭主五十人史』文春文庫(1994)。癖がなく読みやすい一般向け歴史書の鑑のような本です。胸を抉るような鋭い表現も、頭を抱えるような難解な問いかけとも無縁なので、印象には残りませんが、通勤通…

『男女平等バカ』

このブログも皆様の応援を持ちまして、開設一ヶ月を迎えることができました。小説を書こうとして、最初の一行で挫折した高校時代を思うと格段の進歩です。ただ単に面の皮が厚くなっただけともいいますが。サボリ症で飽きやすいこの自分が休み休みでもブログ…

『牧歌』

一日おくれ。私にしてはましな方でしょうか。狐狸庵先生のパリ留学時代の雑記と、海外紀行エッセイを纏めた一冊 遠藤周作『牧歌』新潮文庫(1974)を紹介します。とりあえず一言「ブンガクなんて嫌いだ。」以下ネタバレ注意 牧歌 (新潮文庫 え 1-6)作者: 遠藤…

『日本書道新史』

毎年年末吉例パソコンの不調の時期がやって参りました。我が家の可愛いグレムリンは家主に似て〆切が迫らないと仕事をしないようです。なのでいざという時の為にハードディスクの中身をここに非難させたろうかと思います。普段に増して、分からん人には全く…

次回予告

遠藤周作『牧歌』新潮文庫(1974)牧歌 (新潮文庫 え 1-6)作者: 遠藤周作出版社/メーカー: 新潮社発売日: 1974/02メディア: 文庫この商品を含むブログ (4件) を見る今度は早めに書くぞ

『東京イワシ頭』

予告からはや一週間管理人の性格が知れます。なにごともなかったかのように本編へ。杉浦日向子『東京イワシ頭』講談社文庫(1996)。今年七月惜しまれつつも亡くなった氏が、漫画から文筆業に転進する移行期のエッセイで、一冊の本の中で徐々に文章がこなれ完…