脱積読宣言

日々の徒然に読んだ本の感想書いたり、カープの応援したり、小旅行記書いたりしてるブログです

本福寺

39歳女性「ようやく電動キックボードが届いた!免許ないけど乗ってみよう、ナンバープレートはいらんな、ヘルメットはださいからつけない! 信号も無視しても大丈夫っしょ」→その日に死んでしまう | やらおん!
バス運転手が本気で可愛そう。自転車の危険運転とこれは真面目に責任割合の配分の見直しして欲しい。


 おめシスのライブチケット取れなかった(´;ω;`)。先行で落選して、一般販売は10時ちょうどにアクセスしても間に合わない秒殺。ああ行きたかったなあ。

押し寄せる人波に本当の幸せ教えてよ

本福寺
 千葉県松戸市上本郷にある時宗の寺院。
 明治十二(1879)年に届け出た寺院明細帳によると、開基は元応元年(1319年)3月15日とあるが、終戦後に同寺の檀家で発見された鉦鼓の口縁部に「嘉元改元癸卯天九月吉日」および「本福寺開祖他阿弥陀仏」と陰刻されていたため、遊行二代の他阿*1上人が嘉元元(1303)年に開創したのではないかとされている。元々日暮にあったものを上本郷に移転したとも伝えられる。(wikipediaにより修整引用)


 時宗のお寺は初めてかな。本調子でないのと公私ともに地味にバタバタしてるのとで、今回も近くに行きたいを発動。松戸市の上本郷にある本福寺さんへ。昔住んでた家から馬橋駅挟んで反対側の丘の上にあるんですが、そこらへんは碌に行ったことなかったのでかなり新鮮。肝心のお寺自体は、いい意味で投げ遣りというか朴訥な飾りっ気や商売っ気に乏しい質実剛健なたたずまい。「吉田松陰が脱藩の際に立ち寄って一泊した」なんてかなりの聖地巡礼要素あるのにそれで大宣伝しようって色気を出してないのがまず感心。それでいて現地案内板や解説はかなり充実してるんだからもう好感度爆上がり。時宗に転んでしまいそうになった素敵な小旅行でした。

何も聞こえない何も聞かせてくれない

 時宗っていうと一遍上人絵伝なんかの乱痴気騒ぎのイメージが強かったんですが、実はかなり地に足の着いた生活密着な宗派だったんだなと改めて。こうやって現地探訪してるとなんとなく各宗派のイメージがしっかりついてきて面白いです。やっぱフィールドワークは大事ですね。


www.youtube.com

*1:一遍に師事し時宗に傾倒。一遍死後一度解散した教団を再興し、時宗の法統を繋ぐ。晩年はのちに無量光寺となる草庵を創設。

『日本の歴史02~王権誕生』

不同意性交等罪に賛成していた弁護士 女性の二毛作の実態がヤバすぎて反対の立場に「流石に『不正義』過ぎます。」:ハムスター速報
「女遊びは玄人と」の大原則を忘れずに。パパ活女子とかラウンジ嬢とかの半グレに手を出すのは自殺行為です。


 2月で汗ばむほどの陽気って、今年の夏はどうなるんでしょうね。今から戦々恐々です。

時の中を駆けるように真実だけを探して

 考古学から歴史学へ。クニが国へと発展し大和王権へと発展するその過程にはどのような物語があったのか。歴史の扉が今開かれる。


 大分期間が空きましたが『天皇の歴史
himaeda.hatenablog.com
』の面白さに触発されて、同社の前シリーズ『日本の歴史』に再挑戦。前回の続きということで、2巻目の『王権誕生』から。ただ地味にタイトル詐欺臭くて扱っている時代は弥生時代から古墳時代の初期まで。倭の五王の陰がちらつき始めたあたりでバトンタッチとほぼ考古学分野。ただ漢書地理志とか後漢書東夷伝とか魏志倭人伝とかの海外史料はきっちり分析してくれているので、歴史学のフレーバーの入った考古学って感じでかなり面白く読めます。特に弥生時代の稲作の実情とか「邪馬台国は筑紫・吉備・出雲の各クニが大同団結して新たに大和の地に作った新政府」っていう新たな史観とかはかなり枠ワクワクして読めます。ただ、本人的にはメインテーマっぽい「首長霊継承の祭祀」なんかは肩に力が入って想いの先走った訳分からん神学論争になっちゃってたり、総論パートでちょこちょこ顔を覗かせるおサヨク様な価値観とかでそこそこげんなりさせられますが、全体的には知的興奮に導いてくれる良著だと思います。まさか網野善彦責任編集の古代史なんて特級呪物でこんなに楽しめるとは思わなんだ。

掛け替えのない物語繋げるあるべきよう

 同時代に関する論考を時代を遡って読んでみると、その時代の言論界の風潮が垣間見えて中々楽しいですね。皇国史観マルクス史観→進歩史観と移り変わって来た日本の史観。今の我々が描く歴史観は後世どんな呼ばれ方をするのでしょうか。地味に楽しみです。


www.youtube.com

トマト&オニオン 我孫子店

痛いニュース(ノ∀`) : 【画像あり】 グッチがアジア人だけ釣り目のブ〇を起用 →マイクロアグレッションだと炎上 - ライブドアブログ
ジアンビューティーって形容、もはやほぼ純然たる悪口でしかないですからね。


 年度末を前に地味に忙しくなりつつあります。今年の年度末は平穏無事に終われるといいなあ。

どれだけ過去が辛くて暗くても昨日よりも不安な明日が増えても

トマト&オニオン 我孫子
 ジャンル:ファミレス。住所:千葉県我孫子市中峠台11番5号、TEL:04-7188-5881。アクセス:JR成田線「湖北」駅から616m。(食べログより修整引用)


 寝不足と今一治り切らない風邪で今一遠出する元気も出なかったので、近場のトマト&オニオン 我孫子店へランチがてら。実はこの店数年前までは部下を連れてのランチミーティングで重宝してたんですが、コロナ開け始めた去年あたりから値上げとサラダバーの品質低下で足が遠のいておりました。で、久しぶりに行った感想は、文句つけるほどひどくはないけど、かつてのコスパ知ってたらファーストチョイスにはならないよなあと。ぶっちゃけそこそこ値段するし、かといって品質求めたらちょっと奮発するだけでブロンコビリー我孫子店っていう本格的なステーキ屋が選択肢に入ってくるもんなあ。なかなか経営ってのは難しいですね。

悩んだり泣いたりする今日も進め君らしく心踊る方

 とは言え、そんな過去を知る者の無茶ぶりを聞かなければ、昼時はいつ行っても混雑の大盛況。飲食店においては立地が大正義だと思わされます。過度な競争は共倒れを招きますが、殿様商売できる環境だと覿面サービスや品質は下がっちゃうんですよね。適度な競争が求められる環境は大事です。


www.youtube.com

『実録女の性犯罪』

【悲報】台湾有事、ガチで来そう:暇つぶしニュース
春節終わって落ち着いたら真面目にきな臭いんだよなあ。桑原桑原。


 春一番吹いて一気に春の気配。寒いのも嫌いではないですが、やっぱり暖かくなってくると心浮きたちますね。

誰が私に罪だと言うの

 淫行・乳児遺棄・ストーカー・痴情のもつれ・詐欺師・サイコパス・ネオン街のトラブルetc性犯罪は男の専売特許にあらず。女が主役の性犯罪列伝ここに開帳。


 最近ちょっと重めの本を読むことが多かったので、開き直ってぶっちぎって完全無欠の娯楽本に手を出してみました。何しおう『週刊実話』の連載から女性が主人公の事件を抽出してまとめた清く正しい読み捨て本。徹頭徹尾下品で下劣な内容を綺麗にパッケージングして最低限の品位を保っているように思わせる文章力はまさに匠の業。職人芸として後世に伝承すべきではないでしょうかと割と本気で思いました。で内容自体の感想は、出てくる男どもが洩れなく、救いがたいクズか、下心で判断能力喪失した底抜けのアホかの二択なんで、基本的に全く誰にも同情できません。なので、上から目線でプゲラするのが正しい読み方なんでしょうが、正直引っかからずに済むと断言できるほど志操堅固でもないので、さあどうしたもんやらと。まあそんな七面倒くさいこと言わず読み捨てるのが一番なんでしょうけどね。

恋が罪ならこの世は無情

 ラーメン屋や場末の居酒屋で油煙に塗れて転がってるのが実によく似合ういわゆる俗悪本ですが、たまに読むと中々いいもんですね。知的好奇心を満たしたり、思索のとば口にしたりするのだけが読書の楽しみ方ではないのだと再確認させてくれます。一人飯や一人呑みのお供が携帯になってしまって久しいですが、久しぶりにこういった読み捨て本を片手に飲み食いするのもいいかもしれませんね。

平井の本棚

大阪王将ナメクジ事件 告発した従業員が逮捕される:ハムスター速報
これは非道すぎる。こんなことをするファイブエム商事にはきちんと潰れてもらわないといけませんね。なお、苦情の電話は大阪王将ではなくいまでもフランチャイズ契約結んでいる珈琲館大戸屋へ。


 鼻風邪が全く治る気配を見せない今日この頃。鼻づまりしてると頭回んなくなるからしんどいんだよなあ。間抜けなミスやらかして迷惑かけまくってる関係各位におかれましては何卒ご寛恕のほどを。

自分より大事なもの手にするのが幸せだと教えてくれた君は

平井の本棚
 取り扱い分野:古書一般(その他)。営業時間:13時~19時、定休日:月火曜。古物商許可番号:東京都公安委員会 古物商許可第307772118372号 田中智大。住所:東京都江戸川区平井五丁目15番10号 1階、アクセス:JR総武線「平井」駅北口改札より徒歩30秒。(日本の古本屋より修整引用)


 実は新年一発目の小旅行で行ってたけど、長めの正月休みで閉店中だった平井の本棚さんへリベンジ。雑誌の記事にも結構取り上げられてるし、平井駅のホームからは大きな看板がばっちり見えるしと、かなり意欲的に発信されてるのに期待を持って来店。パット見の正直な感想はあんまり刺さらない凡百な店内で、ああ二度も来たのに外れかと嘆きつつじっくり本棚を物色しているとそこにはあるわあるわ良書の山。しかも値段もバカみたいに安く大満足の釣果。古書店をぱっと見の印象で判断するといけませんねと反省しきり。素敵な古本屋さんにまた一軒出逢えました。

いつか離れる日が来ても出会えた全てを悔やむ事だけは決してしたくないから

 BOOKOFFTSUTAYAに蹂躙され、その征服者たちすら破壊神AMAZONに駆逐され、残ったのは文化不毛の地となりつつある紙媒体の本の店頭販売業界。町の本屋さんに育てられた身としては悲しいことこの上ないのですが、こうやって頑張ってくれてる良質な古書店があると勇気をもらえます。ただ自分が愛した古本屋は雑本やエロ本がゴミのように投げ積みされてる悪所だったんだよなあ。ないものねだりしてもしょうがないんでしょうが、もう一度あの汚ったない古本屋でお宝探しをしたいなあ。

FAKIN' POP

FAKIN' POP

Amazon

www.youtube.com

春暮康一と『野中広務 差別と権力』とシュミットについて

赤穂市民病院にいた脳外科医竹田くん 他の病院で勤務してやらかしていた:ハムスター速報
医者で外れ退くと比喩抜きで命に係わるんで、そこにはきちんと自由競争の原理が働くようにしてほしい。ガチ藪とゴッドハンドが同料金なのは悪質なガチャにもほどがある。


 風邪ひくと鼻づまりで薄味のものが全く美味しくなくなる→味の濃い脂っこいものを喰う→胃もたれで死ぬのコンボは人体のバグだと思う。

Livin' in the city it's a hazy way

春暮康一

春暮康一
 昭和六十(1985)年~。日本のSF作家。山梨県甲府市出身。
 山梨大学大学院物質・生命工学専攻修士課程修了。現在メーカー勤務のエンジニア。2019.8投稿作「オーラリメイカー」が第7回ハヤカワSFコンテストで〈優秀賞〉を受賞し、'19.11作家デビュー。(wikipediaより修整引用)


 ハヤカワSFコンテスト受賞作の「オーラリメイカー」を『SFマガジン』で読んで衝撃を受けて以来の大ファンな作家さん。毎年各章の受賞作の冒頭部分は読んでますが、速攻単行本買いに走ったのは確かこの人だけ。壮大で緻密な設定で描かれる異種族の物語に一発でノックアウトされました。以降も多作とは言えませんが、コンスタントに良作を発表してくれておりこれからの飛躍が楽しみな作家さんの一人です。

差別と権力

野中広務~差別と権力
 平成十六(2004)年6月30日初版発行
 著者:魚住昭*1、発行者:野間佐和子*2、発行所:株式会社講談社、印刷所:大日本印刷株式会社、製本所:黒柳製本株式外社
目次

  • 第一章:漂流する村
  • 第二章:融和の子
  • 第三章:祈り
  • 第四章:青雲
  • 第五章:田中角栄*3
  • 第六章:転機
  • 第七章:二つの顔
  • 第八章:争奪戦
  • 第九章:政治と土建
  • 第十章:シマゲジ*4追い落とし
  • 第十一章:経世会分裂
  • 第十二章:落城
  • 第十三章:村山政権の守護神
  • 第十四章:恐怖の絆
  • 第十五章:勝者なき戦争
  • 第十六章:差別の闇


 小泉政権下での悪役ぶりと、京大の桂キャンパス移転での暗躍の噂とで、恨み骨髄だった15年前の初読時以来の再読。改めての感想としては、汚職談合裏取引脅迫利権買収なんでもござれの日本の暗部を煮凝りにした様なエピソードの連続が一周まわってカッコよさすら覚えるほど。当時は全く気にも留めなかった点としては、自社連立や自公連立に三面六臂の大活躍で、今の自民党の堕落の元凶はお前かと言いたくなりました。意外だったのは、同和政治家の代名詞と認識していたので、同和利権をかなり抑圧していて一種の防波堤になっていたところ。彼が失脚したからパンドラの箱が空いて地獄絵図になって橋下府政を招いたのかと一人納得。以上、公明党主導の弱者利権構築阻止が大きな政治課題となっている今だからこそ読み返す価値のある一冊でした。

シュミット

シュミット Helmut Schmidt
 西暦1918~2015年。ドイツの政治家。ハンブルク出身。
 第二次大戦で東西の戦線に従軍し、イギリス軍の捕虜となって1945終戦ハンブルク大学政治学、経済学を学び、'46社会民主党に入党。'47-'48社会主義学生同盟(SDS)の委員長となる。ハンブルク市行政で働いた後、'52-'62連邦議会議員。'57連邦議会議員団の幹部会、'58連邦党幹部会、'61-'65ハンブルク市内相も務める。'62洪水災害での果断な対策指揮で一躍有名となる。'65連邦議会選挙で再当選し、キージンガー*5政権時には、'67-'68院内総務、'68同党副委員長として閣外から連立政権を支えた。W.ブラント*6政権では'69-'72国防相、'72経済・蔵相、'72-'74蔵相を歴任し、ブラントの辞職後に'74-'82首相となる。国際的通貨危機オイルショックの影響や、テロリズム対策など内外の危機管理に当たるが、連立のパートナーである自由民主党の離反とキリスト教民主同盟(CDU)のH.コール*7を後継首班とする建設的不信任案の議会通過によって'82退任に至った。その後週刊誌『ツァイト』の共同発行人となり、ヨーロッパの政治について論説をはじめ文筆活動に従事。(『岩波世界人名辞典』より修整引用)


 サミットの産みの親にしてNATO強靭化の立役者って認識で合ってるのかしらん。確か親父が昔「日本の岸信介に西ドイツのシュミット」戦犯上がりの首相を許す腐敗した西側諸国の体制を糾弾してたのを思い出します。うん、俺よくそんな英才教育を受けて左翼に染まらなかったなと感心しきり。
 閑話休題。そんなシュミット氏の略歴を力不足を承知で略述。まずは青年期ですが、元ナチスって後ろ指さされるからにはどんな事をって思ってましたが、ほぼ単純に徴兵されて一将校として必死に戦っただけっぽくて、これでアウトなら戦中に一定年齢以上だった人間全アウトだろってレベル。正直どないすれと。で、戦後ハンブルク大学で経済学を学び市職員を経て政界進出。ハンブルクの大洪水時でのリーダーシップでその声望を轟かせ一躍ドイツ社会民主党SPD)の重鎮へ。ギョーム事件でブラントが退陣した後を受けて首相就任。外では欧州理事会や欧州安全保障協力機構 の創設やNATOやサミットの本格化などの傍らアラブ諸国への接近をはかり、内では「ドイツの秋」を強硬路線で鎮圧する一方で今に続く社会民主主義的な経済福祉政策に大きく舵をきるなど、右派的な側面と左派的な側面の同居するタフな政治家だったようです。最後はその左派的経済政策が自由民主党(FDP)の離反を招き退陣と相成りました。経歴と政策見るだけで右派左派どっちからも反発買いまくりなのが一目瞭然で、そら過小評価もされるわなといった感じですが、こういった中庸を行くバランス感覚のある偉人こそが本来評価されるべきなのではないでしょうか。

Picking up the pieces that get in my way

 外交ではタカ派も経済福祉政策はバリバリのハト派ってシュミットの経歴みると岸田総理まんまだなあと。『差別と権力』で描かれた野中広務の人生もそうでしたが、ハト派的な政策死守するためには外交面では各方面とバチバチにやり逢わなければいけないんでしょうね。春暮康一の描く苛酷な弱肉強食の異種族文明を思い起こされます。外交ハト派で内政タカ派だった安倍晋三とその逆の岸田総理歴史の審判はどちらに軍配を挙げるのでしょうか。今からちょっと楽しみです。


www.youtube.com

*1:代表作:『特捜検察の闇』・『渡邉恒雄 メディアと権力』・ 『出版と権力 講談社と野間家の一一〇年』他。

*2:講談社第6代代表取締役社長。父省一、母(町尻)登喜子。子に省伸。夫の急死に伴い社長就任。父祖から引き継いだ名門出版社を順調に発展させた。

*3:第64-65代内閣総理大臣。陸軍上等兵。父角次、母フメ。佐藤栄作に寵愛され当時最年少で自民党幹事長を勤めるなど累進。角福戦争に勝利し首相就任。日中共同宣言などの功を挙げるも、オイルショックなどにより肝心の日本列島改造計画は頓挫し金脈問題により下野。その後ロッキード事件の発覚により表舞台からは失脚するも、三角大福及び次代の中曽根内閣まで闇将軍として君臨し続けた。

*4:島桂次。第15代日本放送協会会長。池田勇人番記者として頭角を顕し、報道部長として 『ニュースセンター9時』・『NHK特集』などを立ち上げ累進。NHK会長まで上り詰めるも、愛人問題や経費流用問題により失脚退陣。

*5:Kurt Georg Kiesinger。ドイツ連邦共和国第3代首相。欧州評議会副議長やバーデン=ヴュルテンベルク州首相などで名声を博し、エアハルトの後を襲いCDUの党首として連邦首相に就任。戦時中ナチ党に在籍していた過去から攻撃の的となるも、東方外交や学生運動の鎮圧などに一定の功績を残した。ブラント率いるSPDの躍進に伴い首班の座を彼に譲り下野。

*6:Willy Brandt。ドイツ連邦共和国第4代首相。父ヨーン=メラー、母マルタ=フラーム。戦前からドイツ社会民主党員としてナチスに対抗しスウェーデンへ亡命。戦後帰国しSPDに合流。西ベルリン市長としてベルリン危機に対処し名声を博し、SPD党首に就任。キージンガー政権での外相を経て首相に就任。東方外交によりノーベル平和賞に輝くなど多くの功績を残すもギョーム事件により失脚下野。以降は社会主義インターナショナル議長として活躍した。

*7:Helmut Josef Michael Kohl。ドイツ連邦共和国第6代首相。ラインラント・プファルツ州の地方自治で頭角を顕し、バルツェルを破りCDU党首に就任。連立内閣内でのSPDとFDPの不和に乗じて政権奪取に成功し首相戴冠。フランスやアメリカとの関係強化により冷戦末期の困難な世界情勢を泳ぎ切り、ドイツ再統一に成功。圧倒的人気を背景に長期政権を樹立するも、東ドイツとの経済格差問題による経済の低迷などにより1998年の連邦議会選挙で大敗し退陣。

『天皇の歴史01~神話から歴史へ』 

【!?】小学館「ドラマ版セクシー田中さんは日本テレビに感謝している作品である」 | やらおん!
炎上の質と範囲がえげつない。けどこのレベルで炎上しといて結局出版社はダメージなしってなったら益々出版社が増長するんで、きちんとオトシマエはつけなきゃいけないんですが、なんだか嫌な予感がするなあ。


 大分風邪も治りつつあるんですが、地獄の鼻づまりで悶絶中。口呼吸ってこんなにしんどかったでしたっけ。

乾いた風に灼熱の花陽炎だけが揺れてた

天皇
 日本の古代以降の君主の称号。天皇の固有名(諡号など)、代数、在位時期、陵、世系は、1870追尊された弘文天皇*1などを含めて、「皇統譜」により定められている。
 天皇の語(和訓はスメラミコト)は中国の道教思想などから採用したもので、7世紀前期あるいは7世紀末に大王に代わる称号として使用されるようになり、天皇の先祖とされる大王らにも天皇号が付与された。『古事記』『日本書紀』によれば天皇の始祖は紀元前7世紀の神武天皇*2とされるが、中国史料や金石文で存在が確認されるのは5世紀の大王からである。天皇の地位がどのような経過で確立されたかについては、邪馬台国の所在や前方後円墳の成立をめぐる問題ともからんで未解明の点が多い。ともあれ天皇が宗教的権威を背景に官人任免権、外交権、軍事指揮権を行使する国家統治の体制が律令制度として7-8世紀を通じて確立された。天皇の権力は外戚たる摂関や退位した院がかわって行使することがあったが、統治の主体としての天皇の地位は維持されていった。12世紀末に鎌倉幕府がうまれ、以後、江戸幕府に至るまで武家支配がつづくと、外交権・軍事権は天皇の手を離れ、文官・武官の形式的任免権と改元の決定、暦の頒布など、限られた権限を行使する権威的な地位となった。皇位の継承をめぐって幕府の関与を招き両天皇の併立する時期もあった。19世紀に開国問題で国論がわかれると、天皇は幕府に反発する勢力に擁されて王政復古の名で近代国家を形成する中心となり、大日本帝国憲法立憲君主制の頂点に位置づけられた。第2次大戦後、日本国憲法天皇は日本国と国民統合の象徴と定められた。昭和天皇*3皇統譜で第124代とされているが、実在の疑われている天皇や両天皇併立時代を考えると、天皇の代数は不明というしかない。(『山川日本史小辞典』より引用)


 全く懲りずに新シリーズに手を出しましたの巻。今回は「天皇の歴史」とは銘打っていますが、実質は名著「日本の歴史」シリーズのリニューアル版と言った趣。綺羅星のごとき当代一流の学者さんたちが雁首揃えてて著者一覧観るだけで血が滾ります。
 そんな第一巻は発刊の辞と天皇号成立に対する総論と神武~天智間の各論。総論部分は非常に面白く興味深く読めたのに、各論に入った瞬間難し過ぎて何が何やらって感じになってしまい、自分の日本古代史に対する理解度が可視化されたようでちょっとしょんぼり。個人的見どころとしては、総論部分でマルクス史学からの脱却を高らかに謳い網野史観を超えた新たな史観を提示せんとの高い志に拍手喝采。とは言え、朝鮮半島周りの記述や描写になると一気にトーンダウンして、「史料ではこんな風に書いてはあるけど実際には多分・・・」って感じで韓国朝鮮に忖度丸出しな辺りが実に微笑ましかったり。マルクス主義は超克できてもまだまだ「進歩的」なのは変らずっていう現代史学会のポジションがよく分かります。次のシリーズでは是非ともさらに向こうの景色を見せてくれるといーなーと。

静けさの中恐れも知らず始まりの朝に

 ああやっぱり日本史は楽しい。このレベルの本につっかえひっかけながらもなんとかついてけるのは、専門教育受けた人間の特権ですね。実生活とかビジネスではびた一文の得にもなりませんが、娯楽としての教養を堪能するためにもみんな歴史を学びましょう。


www.youtube.com

*1:第39代天皇。諱は大友。 父天智天皇、母伊賀宅子娘。父天智天皇の生前より後継者に擬されていたが、父の死後、壬申の乱で伯父の大海人皇子皇位を争い敗死。

*2:初代天皇。諱は 彦火火出見。父彦波瀲武鸕鶿草葺不合尊、母玉依姫。和風諡号:神日本磐余彦。神武東征により奈良盆地の支配権を確立し、橿原宮にて即位。大和王権の、ひいては日本の始祖となった。

*3:第124代天皇。諱は裕仁。父大正天皇、母貞明皇后。病弱な父に代わり摂政宮として政務を総攬。即位後は「君臨すれども統治せず」のイギリス流の王権を志向するも軍部の暴走を招き太平洋戦争に敗北し亡国の危機を迎える。敗戦後人間宣言日本国憲法の導入によりGHQとの協調に成功し、冷戦下ではアメリカのパートナーとして西側諸国の重鎮となり、朝鮮特需を経て高度経済成長を実現し、ついにはバブル期の絶頂を招来した。