脱積読宣言

日々の徒然に読んだ本の感想書いたり、カープの応援したり、小旅行記書いたりしてるブログです

『羽柴を名乗った人々』

広島カープ 小園海斗、矢野雅哉、前川誠太、田村俊介4選手を戦力外通告: なんじぇいスタジアム@なんJまとめ
流石に無理でしたか・・・。現場の士気低下も客離れも尋常じゃありませんでしたもんね。そらオフホワイトなグレーでも処断しないと収まりつきませんわ。合掌。


 さて、身の回りで色々嵐の予感が・・・。今回も無事乗り切って成長できるといいなあ。


そんな革命前夜の僕らを誰が止めるというんだろう

 羽柴大和宰相こと豊臣秀長、羽柴尾張中納言こと豊臣秀次、羽柴備前中納言こと宇喜多秀家、羽柴加賀中納言こと前田利家、羽柴江戸大納言こと徳川家康、羽柴広島少将こと福島正則、羽柴美濃守こと織田秀信、源五侍従豊臣長益こと織田有楽斎、羽柴北庄侍従こと堀秀政、羽柴丹後侍従こと細川忠興、羽柴越後中納言こと上杉景勝、羽柴安芸宰相こと毛利輝元、羽柴大崎侍従こと伊達政宗etc豊臣政権下で羽柴名字を戴いた武将たちの物語。


 豊臣兄弟の便乗本と言ってしまえばそれまでなのですが、この本が異彩を放つのはその内容。「羽柴苗字を称した大名たちを網羅した書籍」であり、古文書等の署名や記述をそのまま引用分析しているガチの学術書であること。こんなもんよく角川ソフィア文庫で出せたなと感嘆。読了難易度的には一応四半世紀前に専攻で体系的にこの分野を齧ってた自分が根性入れてちょっとだけ襟を正して読まないといけないレベル感。「網羅的」の宣言通り、羽柴を名乗った武将を片っ端から実例と簡単な背景説明と分析で紹介し続けるという、面白い人にはたまらないけど、ついていけない人にはこれまたたまらないストロングスタイル。福島正則*1はもらえて、加藤清正*2はもらえてないっていう親族衆間での絶妙な差異とか、五大老は全員もらってるけど五奉行は誰一人もらってない*3っていうパワーバランスとかを知れて個人的には最高に楽しい一冊でした。『センゴク』シリーズと『へうげもの』を熟読しとけば本巻の登場人物の半分くらいは登場してる気がするので何とかついていけるのではないでしょうか。ちょっとばかし予習が必要ですがその価値のある名著だと思いますので是非ご一読を。

これでもやれるだけ飛ばしてきたんだよ

 呉座勇一『応仁の乱』がベストセラーになって以来、ガチの学術書が一般向けの皮をかぶって新書や一般向け文庫で発売される事例がちらほら散見されて個人的には大歓喜なんですが、世間一般の読者の方はついてこれてるんでしょうか?『大乗院寺社雑司記』や『群書類従』を底本に・・・ってそこそこハードル高い気がするんですけど。それとも意外とみんな思ってるより歴史に興味と造詣があるのかしらん?だったら最近ごく一部の自称社会学者の暴走の所為で肩身の狭い人文界隈ですが、認知度および好感度上昇の為にももっと大々的にカルチャースクール開いてもいいんじゃないかと思いました。古文書の読み方講座とか中高年の手習いにはちょうどいいんじゃないかなと。

人間開花(通常盤)

人間開花(通常盤)

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*1:父方の従弟

*2:母の従妹の子供

*3:前田玄以の息子の秀以と茂勝はもらってる

イオンモール川口前川

岩屋前外相、中国要人と相次ぎ会談→社説「これ以上、かつてない断絶を長引かせてはいけない」 – News@フレ速
高市旋風の弊害ですね。しかし、こんなのを外相にしてよく1年耐えたなあ。腐っても日本の底力は凄まじいですね。


 フェイルセーフ機能というか冗長性を過剰なくらいに取っといた方が、ミス前提に大胆に動けるんで逆に諸々スムーズに進めれるって事に最近ようやく気付きました。貧すれば鈍するってのはこういうところにも原因があるんでしょうね。

風に折れない木々達もかつて小さな苗木だった

イオンモール川口前川
 埼玉県川口市に所在するイオンモール株式会社運営のリージョナルショッピングセンターである。
 サイボー株式会社の本社敷地内に所在したサイボー本社工場*1の跡地に建つ。2000.11.8開業。株式会社ダイヤモンドシティのモール型SC1号店として開設した。'07.8.21株式会社ダイヤモンドシティがイオンモール株式会社と合併したため、名称が「ダイヤモンドシティ・キャラ」から「イオンモール川口キャラ」に変更。'07.11.23店鋪を増築した事により、新テナントを誘致し、30代女性を主客層に改装した。イオンの大型ショッピングセンターの名称の「イオンモール」への統一に伴い、'11.11.21「イオンモール川口キャラ」から「イオンモール川口前川」に名称が変更された。なお、核店舗の「ジャスコ川口前川店」は、'11.3.1イオングループの総合スーパーをイオンに店名統一することに伴って「イオン川口前川店」に改称した。土地・建物はイオンモール川口と同じく、サイボーから賃借している。両店舗間は直線距離で1.5kmしか離れていない。(wikipediaより修整引用)


 最近流行りの学術系VTuberの変種にイオンモール系Vtuberの静馬レイ氏という方がおられまして、その人の企画の「イオンモールアキネイター」がちょいちょいショートで流れてくるのに触発されてイオンモールに行ってまいりました。最寄りのイオンに行くのも芸がないのでちょっと離れた川口前川店さんへ。感想は一言、「何でもあり過ぎて冗談抜きにこのSCだけで生活が完結する」。そら地方都市の若者の救世主にして商店街の破壊神にもなるわと一人感心。平日の夜中に行ったので人混みもほとんどなくとっても快適なイオンライフを満喫しました。新潟ラーメン無尽蔵で腹いっぱいになって紀伊国屋書店でいつものように散財したらそれだけで大満足してしまって他の店にはほとんど寄らなかったのは内緒だ!

希望の明日を植えるように今日の一歩を始めよう

 ショッピング=本屋な自分にとってはあんまショッピングモールはそそられないことが多いのですが、紀伊国屋書店さんはSCに出店してくれてることが多くてすごく好感が持てます。そういや子供の頃も家族でそごうに買い物行ってはそこの紀伊国屋書店で待ち合わせしてたなあとしみじみ。自分にとっての家族とのお出かけの原風景を図らずも思い出すことになりました。

うた弁5

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*1:1997年7月に閉鎖

『カート・ヴォネガット全短篇~1⃣バターより銃』

日本SF作家クラブが反差別宣言を発表 SNSでは「作家の自〇」「自らの筆を縛るとはなにごとか。恥を知れ」とまで言われる | やらおん!


綺羅星の如くだったSF第七世代の才能の煌きが悉くスポイルされSF冬の時代が再来した理由の全部が詰まった素晴らしい声明文だと思います。とりあえずまずは退廃文学リストの作成から始めてくださいね。期待してます。一応主犯格な方々の名簿も貼っときますね.



 シルバーウィーク中は気づきませんでしたが、先日の豪雨の被害で北柏のアンダーパスが通行止めになったせいで、近隣が渋滞祭りでストレスがマッハ。治水の失敗が時の政権を揺るがすって理由がよく分かった。

I would like to feel the pain of a broken heart Just to let me know that I can fall apart

王様の馬がみんな・・・

「きみはどうも軍人として感傷的すぎる。アメリカ人将校というのは、みんなそんなふうにあっさり降服してしまうのか?」byピー・イン


 ザ・人間チェス。現代的な苛烈な作劇に慣れた身からするとご都合主義が過ぎるし、侍的な身内を優遇するなの精神からすると「妻子を部下より優先する」なんて価値観が許せないし、となんだか読んでてとてもモヤモヤの残る一編。朴訥な旧き良きアメリカの価値観を感じるにはいい一篇かなと

孤児

「あの人はお父さんじゃないの、ジョー。あなたを知らないし、会いたがってもいないのよ」byシスター


 なんとももの悲しい孤児院の物語。流石にこの物語に共感するには自分は平和ボケしすぎています。沖縄の人が読んだらまだ感情移入できてしまうのかなあ。

人間ミサイル

「それじゃ、この偉大な新しい宇宙時代というのは、どういうことなんだ、ステパン」byミハイル=イワンコフ


 タイトルから神風系のお話かと思ったら宇宙開発における悲劇の物語だった。遺された者たちによる書簡体の物語はなんだか不思議と胸を打ちますね

死圏

「はじめは、いいですか、二つの結論が考えられた。ライス少佐が発狂しているか、でなければ前代未聞の大芝居を打ったかのどちらかだ」byグローシンガー


 朴訥であんまSFっぽくない作品が多い中でこれだけがっちょりSF。そんな馬鹿なといやあり得るかも・・・のさじ加減が見事です

記念品

「おれたちはアメリカ人だ。おれたちの側が勝った、そうだろう?なんでこんなドイツ人どものなかへ巻きこまれなきゃならないんだ」byバザー


 なんとも残酷で無邪気な物語。日本人として戦争に負けて解放される捕虜の話は死ぬほど読んできましたが、戦争に勝って解放される捕虜の物語はかなり新鮮です。

ジョリー・ロジャー号の航海

「まだ伏せておくほうがいい出来事もあるが、大部分は話してもさしつかえなかろう」byデュラント

 とっても高尚な暗喩や詩的な表現が散りばめられてんでしょうが、私のような蛮人にはちっとも理解できませんでした。

あわれな通訳

「デア・ギプフェル・デス・ベルゲス・フー=ウン=ケルト・イム・アベンゾンネンシャイン」byわたし

同上

バゴンボの嗅ぎタバコ入れ

「いまはセイロンの真珠採取会社のパイロットをやめたばかり。自前の会社を作って、クロンダイク地方でウランの試掘を始めようかと思ってる。セイロンの前は、アマゾンの多雨林でダイヤモンド探し、その前はイラクの王族のパイロット」byエディ=レアド


 虚言癖の嘘がバレる瞬間はなんどみても共感性羞恥で背筋が凍る

審判の日

「おれは平和を守るんだよ、おふくろ。おっかない戦争はもうなくなった。いまはたったひとつの軍隊があるだけさ。そう聞かされると鼻が高いだろう?」byおれ


ミイラ取りがミイラにというか、戦場の惨禍を面白半分でのぞき見する人間が間違えてそのままその地獄に放り込まれるって、完全にメタフィクションな構成ですね。

バターよりも銃

「おまえたちの話は食い物のことばっかり。この戦争でアメリカが負ける原因はそれだ——おまえたちみんながえらくやわなんだ」byクラインハンス


ヴォネガットにしては珍しく洒脱なオチがとってもスマート。

 

ハッピー・バースデイ、1951年

「ブルンガーガー、ブルンガーガー。どいた、どいた!ブルンガーガー。戦車に道をあけろ」by少年


 戦争の惨禍を知る人間が兵器に無邪気に憧れる子どもにいら立つお話。多分サヨクの皆さんにはミリヲタがこういう風に見えてんでしょうねと。

明るくいこう

「オーケイ。じゃ、せいぜいおセンチになって、どうぞ飢え死にしておくれ、愛とはすばらしいもんだって話は聞いてる」byルイス


 捕虜収容所の陰険で救いのないお話。しかも"悪役"が同胞というのがなんとも・・・

一角獣の罠

「恐怖公ロベールは、もっと暮しを改善する機会を、わたしたちに与えてくれたんじゃないの?」byアイヴィー

 歴史モノにも挑戦!ってことなんでしょうけどやっぱり付け焼刃感は否めず。

略奪品

「あの傲慢なまぬけどもがこうなる運命だったのは、神さまもご存じだ」byポール


 気弱で善良な弱者も戦争の狂気に当てられると一瞬で憎むべき略奪者へと・・・。

サミー、おまえとおれだけだ

「やつらはおまえたちがどっちの側だなんて気にしないぞ、ヤンキー。目にはいるものを、かたっぱしから面白半分に狙い撃ちするんだ」by上等兵

なんとも救いのない陰鬱な必死の駆け引き。戦後のどさくさはこんな感じのトラブル山ほどあったんだろうなあと思わされるリアリティが見事。

司令官のデスク

「わたしがそんなデスクを持ってどうします?ソ連軍の司令官用に作ったんですよ」byわたし


 最近の技巧派の小説に慣れるととっても素朴すぎる構成が逆に新鮮。オチが頭から読めすぎてて逆にそこからどうひねるのかって無駄にドギマギしながら読んじゃった。

追憶のハルマゲドン

「おいきみ、自分の仕事を恥じるんじゃないぞ!ここでの研究は、どこの原子力研究所のそれにも負けないほど、世界にとっての希望が含まれている」byゴーマン=ターベル


これは戦争テーマの分類であってんだろうか?なんともナンセンスな学界やマスコミや軽率な一般人のパロディとして秀逸です。

化石の蟻

「ピョートル、いいかげんにしてくれよ、ピョートル——いつまで待てば大人になる?」byヨシフ


 共産主義への諷刺がやりたいのはよく分かるんですが、こんなに鈍重で直接的なの見せられても・・・

暴虐の物語

「銃殺の理由は?」


人の命が虫けらのようだった捕虜収容所・・・って同じテーマが何度も再奏されて流石に食傷気味

誘惑嬢

「そうかもしれないけど、昔なじみが入り込めるような場所は、なかなか見つからなくなるもんさ」byフラー


戦争ってわかりやすいテーマでも大分難解だったのに女なんて複雑怪奇な深淵なるテーマになったら流石にもうついていけない

小さな水の一滴

「イース・トリプレックス——三重の鎧だ」byラリー


同上

No one wants to hear the birds sing morning's near Day will soon become night again my dear

 分かりやすく共感しやすい主題を何度も高踏的で深読みのしやすい文章で同義反復で繰り返す。カート=ヴォネガットが鼻持ちならない本読みの皆さんにもてはやされる理由が、読んでみて何となく分かった気がします。そう考えると最近の小説は主題は小難しいけど文章は読みやすいって真逆行ってるんですね。そう考えると誰をターゲットにするのかが今後は益々大事になってくる気がします。


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『キミのお金はどこに消えるのか』

【画像】印旛沼決壊 千葉、ガチで終わる…:キニ速
田沼意次や水野忠邦が失敗して失脚した理由がよく分かった。逆によくこんな荒れ川を半世紀以上も抑え込めてたなと感心。とりあえず手賀沼が続かないことを心より祈ります。


 業務拡大に伴う混乱もようやく一段落ついて徐々に退屈な日常が戻って来つつあります。・・・さあ次はどんなことして暴れようかなあ。

 

悲しく消えるのが僕の運命なら愛しきあなたはどこに消えるというの

 働けど働けど猶わが生活楽にならざり・・・僕らはこんなに頑張っているのにどうしてお金持ちになれないのか?そのからくりを『中国嫁日記』の作者が解き明かす。


 参政党や国民民主党が声高に積極財政の必要性を叫び始める前の2010年代後半に早くも「国は借金をするべきだ」と当時としては奇矯というか非常識な主張をしていた一冊。後にそれがコロナ禍を経て見事に財政規律路線の自民党守旧派を除いた国民全員の「常識」として定着するんだから、監修の飯田泰之教授の慧眼に感服しきりです。しかも『中国嫁日記』で鳴らした井上純一がその理論を分かりやすく漫画化してくれてるんだから、今読んでも無茶苦茶面白く分かりやすい積極財政の理論書になっています。正直今まで読んだどの経済マンガよりも完成度高いかも。という訳で、今後推進されるであろう高市内閣主導の積極経済路線をより深く理解し応援するためにも是非ご一読を。その目的で使われると作者の井上純一氏の歯噛みする姿が見えるようですが。

何もかも捨てて振り返らぬような

 この作者も他のMMT論者もどれだけ国債を発行しても日本経済は破綻しない!と無邪気に主張してますが、それが成り立つのはバブル期以前の先人たちが築いてくれた蓄財と、財務省が国是としてきた過剰なまでの財政均衡路線小泉竹中両氏が痛みを伴いながら強行した不良債権処理のおかげ。生半可な財政基盤でそれやったら一撃でギリシャや南米諸国のように国家顚覆まっしぐらです。そうそう何度も切れない禁じ手を開放するからには絶対に失われた30年を克服しなければなりません。その為にも高市総理片山財務相、抵抗勢力の悪あがきに負けず改革断行してくださいね。


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『摘録 断腸亭日乗』

【画像】ローソンの「コーンだけ弁当」、中国人ドン引きwww「鳥のエサみたい」「日本人かわいそう」「まともな物食ってない」:哲学ニュースnwk
今朝食べましたが、ソーセージの奴は普通に美味かった。セブンやファミマも続け。


 休日出勤中に「半月ぶりの快晴!」とかやられるとそこはかとない殺意が・・・。

俺が死ぬ時ハンカチふって友よ彼女よさようなら

 功成り名を遂げた当世随一の文人永井荷風が残した42年間分の日記。彼は大正デモクラシーから昭和維新軍部の暴走戦時下体制空襲そして戦後復興と移り変わる東京下町をどの様に見つめていたのか。


 日本が世界に誇る日記文学の金字塔断腸亭日乗を摘録ながらもようやく読んでみました。感想は「いい人生の後半戦してるなこのクソジジイ」でした。文学者として名誉も富も手に入れて、自身が家庭生活ってもんにとことん不向きだと悟った後どうやって残りの人生を楽しみ有意義なものにするかを徹底的に追求して実行に移したその姿には感動を覚えます。完全主観視点なので、仄聞する永井荷風のクズエピソードの数々もほとんどノイズにならずに読めます。まあ完全主観なのにああこいつマジモンのクズだって感じ取れてしまう瞬間がちょこちょこあるのはケンチャナヨ。
 で肝心の内容は、失われゆく江戸情緒への懐古視点や文豪達との交友録、東京大空襲後の被災実録なんかが評価高いですが、個人的には大正~戦後復興期における風俗(文化史的用語じゃない方)の記録としての価値こそがこの日記の白眉だと思われます。戦前はカフェ文化に耽溺し、戦後は濫觴を浮かべたばかりのストリップにはまり込み、その内実を赤裸々に語り残してくれてる超一級品の一次史料です。「彼らは待合に呼ばるる時は携へ行きし蓄音機に合せ、酒席にて裸体となり、サロメのダンスなど称ふるものを踊る」(大正十五年歳次丙寅十月十日)「この店にては祝儀四、五円与る時は女給テーブルの下にもぐり込み、男の物を口に入れて気をやらせる由評判あり」(昭和七年壬申五月初一)とかほとんど記録の残ってない戦前の風俗事情もこれでもかと赤裸々に描かれてて実に楽しそうですし、特に浅草ロック座にはまってからはほぼ毎日入り浸ってるのが日記にそのまま残ってるってのは清々しいなあと。それ以外にもこれでもかと露悪的に世相や時局や女遊びを語りまくってくれているので単純に読み物としても超一級品です。最後に流石に目を疑った究極の一文を紹介して〆とさせていただきます。「この妓無毛美開、閨中欷歔すること頗妙」*1(大正七戊午年十二月廿二日)

タマは飛びくるマストは折れるここが命の捨てどころ

 戦前から戦後にかけて、これだけ赤裸々に風俗史を書いてくれてるのを読んで感じるのは、風俗の取り締まりと軍国主義への傾倒が軌を一にしているなあということ。その伝で行けば、昨今の日本もサヨクな方々の心配している通り戦争への道をまっしぐらに駆け抜けていってるような気さえしてしまいます。日本がいつまでも平和ボケした国であれるようまずは売春防止法とわいせつ物陳列罪の廃止から始めてみませんか?


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*1:現代語訳:この娘はパイパンでおマ〇コも綺麗で、ベッドでのよがり声が最高

ロイスアンドロイス

【悲報】「AIにハマりたての中年」とかいう悪口、ドパガキの間で密かに流行り出すwwwwwwwwwwwwww:キニ速
冷静に考えると自分らの世代って電子辞書→2ちゃんねる→wikipedia→YouTubeって知識のアウトソーシングの歴史ともろ被りなんですね。そらAIにもハマるわと。個人的には今んとこAIは「使い勝手の無茶苦茶よくなった不正確な辞書」です。将来的には「知的」職業は全部AIに駆逐されるでしょうけど。


 シルバーウィーク何それ美味しいの?

異常に気丈に振る舞うお嬢

ウマ娘

ロイスアンドロイス
 自己演出を得意とする頭脳明晰なウマ娘。人の心を掴む“最強”ウマ娘となるべく、レースに加え、ファンへのアピール方法の研究に熱心に取り組む。ファンの前では頑張り屋キャラを演じ、他者とのキャラ被りを許さない。まさにセルフプロデュースの鬼である。(公式HPより修整引用)
cv,田辺留依*1


 眼鏡っ娘追加!PTAの若奥様*2博士系*3文学少女*4ヲタク*5真面目系*6深層のお嬢様*7インテリヤクザ*8と多士済々な中に殴り込むのはプロデューサー系ウマ娘!意外といそうでいなかった自身や他者の魅力を引き出すのに邁進する計算高い子。ホントよくキャラのバリエーション尽きないなあと感心。シナリオはカノープス組の宿命として、そんだけ勝ちまくってるのにうじうじしてんのは逆に嫌味だぞってなるタイプの奴なんですが、白眉はシニア秋天後のセルフプロデュースの仮面が剥げて「どうだぁぁぁっ、見たかー!!誰が凡才よ!?転載じゃないから何よっ!?見て!私をもっと!称えてよ、私を・・・!!!!」の本音が露出するシーン。知的で抑制的な人間が内なる衝動に突き動かされて感情を爆発させなおかつそれを乗りこなすシチュエーションは最高です。

原作

ロイスアンドロイス
 平成二(1990)~平成八('96)年。品種:サラブレッド、性別:牡、毛色:鹿毛。父トニービン*9、母ザッツマイパル*10、母の父Key to the Mint*11。生国:日本(北海道早来町)、生産者:社台ファーム早来。馬主:株式会社テンジン、調教師:松山康久*12(美浦)
 日本の競走馬。レースでは勝ち切れないが、未勝利戦でもGIでも3着に来たため、ナイスネイチャ*13とともにブロンズコレクターと称された。中央競馬で全28戦のうち2着を9回、3着を7回記録しているが、重賞勝ちはなかった。(wikipediaより修整引用)


 この子も流石にウマ娘始めるまでは知らんかった。ブロンズコレクターと並び称されるナイスネイチャと比べてもなお、仮にも重賞ウィナーな彼と比べるとオープン勝すらないコッテコテのオープン馬。それが5歳秋には天皇賞秋とジャパンカップで連続3着入賞を果たすんだから大したもんです。それぞれ11番人気と8番人気での3着は、当時はまだ馬券の主流が単勝や馬連が主流だったからいいようなもんの、3連単や3連複のBOXが主流となりつつある現代だと阿鼻叫喚だろうなあと。そらナイスネイチャの再来ってみんな期待するわ。という訳で、偉大過ぎる先輩ナイスネイチャの影を背負わされた「平凡」な競走馬って意味では、ウマ娘でのキャラ造形も納得いくかもしれない。

馬名の由来

ロールス・ロイス
 西暦1906年3月イギリスで設立された自動車および航空用エンジン製造メーカーであるロールス・ロイス・リミテッドと、そこから1973年に自動車を製造する部門と航空用エンジンなどを製造する部門が分離して現在は相互に独立した二社*14が使用しているブランド名である。
 1906,3.15設立されたロールス・ロイス・リミテッド社は、航空用エンジンや乗用車の製造を行うイギリスのメーカーであった。'31同じイギリスのスポーツカーメーカーであるベントレーを買収するなど規模を拡大し、特に乗用車製造においては高級車の代名詞となった。第二次世界大戦をきっかけにジェットエンジンの製造技術を蓄積し、数々の革新的な航空用エンジンを世に送り出し、西側諸国の安全保障上重大な役割を担うまでに成長した。しかしながら1960年代になると、乗用車製造における技術革新の遅れ、更には新たに開発・発売した航空機用ジェットエンジン「RB211」による損失の拡大などのために経営が悪化した。そのまま'71.4経営破綻、イギリス政府によって国有化された。
 '73国有会社となっていたロールス・ロイス社のうち自動車部門*15のみが分離され、イギリスの製造会社ヴィッカースに譲渡・民営化された。この自動車部門は、ロールス・ロイス・モーターズと命名され、ロールス・ロイス車の製造・販売を継続することとなった。'98ヴィッカーズはロールス・ロイス・モーターズの売却を計画し、最高額を提示したフォルクスワーゲンが買収した。この際、ロールス・ロイスのブランド名やロゴタイプなどがBMWに譲渡され、旧ロールス・ロイス・モーターズが「ロールス・ロイス」のブランド名を保持しない、ねじれた状態になった。その後、フォルクスワーゲンとBMWの協議の結果、2003.1「ロールス・ロイス」ブランドの製造販売はBMWが、「ベントレー」ブランドの製造販売はフォルクスワーゲンが行うこととなり、現在に至っている。BMWは同年にロールス・ロイス・モーター・カーズを設立し、独自に開発した「ロールス・ロイス」ブランドの自動車の製造販売を開始した。
 一方、国有企業として残存したロールス・ロイスでは航空用エンジンや船舶の製造などが行われていたが、1988再度民営化されロールス・ロイス・ホールディングスとして現在に到っている。
 ロールス・ロイスは贈賄等でロビー活動をして汚職に関わり、度々立件されている。重大不正捜査局が中国とインドネシアで贈賄容疑を調べたが、それらは共通してオーストラリア利権のある地域である。(wikipediaより修整引用)

 
 イギリスの誇る超高級車ブランドロールス・ロイス。1960-70年代の高級外車の代名詞って理解であってるんでしょうか。車に一切興味ない自分だとゴルゴ13や最初期のこち亀の頃の悪役や嫌味な成金が乗ってる奴ってイメージしかありません。
 そんな憧れの高級車の名前を期待の所有馬に名付けようと思ったら、バチクソ怒られてヤケクソで何となくそれっぽいロイスアンドロイスって名前にしたってのが当馬の馬名の由来。アストンマーチャンといいイギリス産高級車由来のネーミングは珍馬名の宝庫ですね。

待てんでしょうお前踊らんなら退場

 実績と実力を担保して準備万端にしてから大舞台に上がるべきって完璧主義な方が日本では称賛されがちですが、個人的には実力不足を承知で格上挑戦してジャイアントキリングするなり爪痕残すなり惨敗して身の程を知るなりする方が絶対に成長の近道だと信じます。「爵禄を辞するは易し、小利を捨つるは難し」の言志四録の教えを座右に、易きに流れず身の程知らずなオファーを受けまくって来たからこそ今の自分があります。若い人には失敗を恐れずにどんどん無茶な職位やプロジェクトや舞台に挑戦して欲しいものです。知れ切ったド派手な失敗したってどうせ責任は無体で横紙破りな人事や配役した奴にあるんだし(ボソ)

I’ll be there

I’ll be there

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*1:代表作:荒木比奈(『アイドルマスター シンデレラガールズ』)・堀千鶴子(『火ノ丸相撲』)・虎視餡子(『しかのこのこのここしたんたん』)他。

*2:シンボリルドルフ

*3:ビワハヤヒデ

*4:ゼンノロブロイ

*5:トランセンド

*6:イクノディクタス

*7:エアメサイア

*8:ドリームジャーニー

*9:生涯成績:27戦15勝、獲得賞金:1,230,300,000リラ・7,078,250フラン・39,028ポンド・9,500,000円。父Kampala、母Severn Bridge、母の父Hornbeam。主な勝鞍:凱旋門賞(1988)・イタリア共和国大統領賞('87-'88)・ミラノ大賞('87-'88)・ジョッキークラブ大賞('87)。主な産駒:ジャングルポケット・エアグルーヴ・ベガ。

*10:父Key to the Mint。母Beautiful Memory、母の父Boldnesian。

*11:生涯成績:29戦14勝、獲得賞金:576,015ドル。父Graustark、母Key Bridge、母の父Princequillo。主な戦績:サバーバンハンデキャップ(1973)・エクセルシオールハンデキャップ('73)・ウッドワードS('72)。主な産駒:Plugged Nickle・Jewel Princess・Gold and Ivory。

*12:通算成績:7789戦1013勝。主な管理馬:ミスターシービー・ジェニュイン・ウィナーズサークル。

*13:生涯成績:41戦7勝、獲得賞金:6億2358万5600円。父ナイスダンサー、母ウラカワミユキ、母の父ハビトニー。主な勝鞍:高松宮杯(1994)・京都新聞杯('91)・鳴尾記念('91)。主な産駒:セイントネイチャー・ピットイン・セイザンニッポン。

*14:ロールス・ロイス・モーター・カーズとロールス・ロイス・ホールディングス

*15:ベントレーを含む

『イラク自衛隊「戦闘記」』

【朗報】ローソン、300円以下の激安弁当を発売へwwwww:哲学ニュースnwk
うん、これでランチの選択肢にローソンが増えた。「敷き詰めごはん てりやきソーセージ」は普通に美味そう。


 類は友を呼ぶのか、文系趣味人揃いの我が職場に元体育会系営業職な新人さんが入ってくれたので早速歓迎会を開催。初めての飲み会なので感想を聞いたところ一言、「オフ会に参加しるみたい」・・・うん、これはギリ誹謗中傷で訴えてもいいやつかしらん。

風の中のすばる砂の中の銀河

 「国家の速やかな再建を図るためにイラクにおいて行われている国民生活の安定と向上、民主的な手段による統治組織の設立等に向けたイラクの国民による自主的な努力を支援し、及び促進しようとする国際社会の取組に関し、我が国がこれに主体的かつ積極的に寄与するため、国際連合安全保障理事会決議第千四百八十三号を踏まえ、人道復興支援活動及び安全確保支援活動を行うこととし、もってイラクの国家の再建を通じて我が国を含む国際社会の平和及び安全の確保に資することを目的とする」。但し、「対応措置の実施は、武力による威嚇又は武力の行使に当たるものであってはならない」。各方面への忖度と妥協の果てに自衛隊に課された無理難題。その実現のために一人の男が立ち上る、その名は佐藤"ヒゲの隊長"正久。


 イラク・サマワへの自衛隊派遣を成功に導いた英雄佐藤正久による回顧録。トレードマークともなったヒゲに象徴される現地の部族社会の慣習に対する深い理解と敬意でもって雨のように降り注ぐ諸問題を解決し「非戦闘地帯に行くのではない、自衛隊が言ったところが非戦闘地帯になる」とまで言わしめた奇跡の復興支援を実現するに至った過程を当事者の目線で丁寧かつ情熱的に語ってくれています。その分かなり無茶というか前例や内規無視とか本国の許可を得ない空手形の濫発とかをやりまくっており、一歩間違えれば関東軍的な危うさをちょっとだけ感じなくもなかったり。後方支援というか本国で尻ぬぐいしてた方々は何度か卒倒してるだろうなあ、これ。とは言え、それだけの横紙破りをしなければこれだけの無理難題を実現できなかったであろうこともまた事実。教条的な官僚主義や西欧的な独善主義では絶対に成し遂げられなかったであろう奇跡を是非ご堪能あれ。

つばめよ地上の星は今何処にあるのだろう

 と、現場の「暴走」を温かい目で見守りケツ持ちしてくれた肚の据わった政治家として小泉純一郎首相と石破茂防衛庁長官が挙げられています。特に石破長官は「彼がトップでなければこの難事業は成功できなかった」と言われているほど。現場に寄り添い、周囲との軋轢や批判からの盾となるなど、後世の総理大臣での体たらくはどこへやらの、隊員の士気を高めてくれる最高の上司の姿がそこにはありました。やっぱり人間適材適所というか分限ってもんがあるんですね。


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