脱積読宣言

日々の徒然に読んだ本の感想書いたり、カープの応援したり、小旅行記書いたりしてるブログです

『モフモフはなぜ可愛いのか~動物行動学でヒトを解き明かす』

新入社員に逃亡された『いなば食品』がガチの怪文書を公開wwwwwwwwwww:ハムスター速報
このレベルだとよく今までボロ出さなかったなと。「死亡した副社長がキーマンだった」ってのだけは本当なんでしょうね。扇の要を喪った未成熟な組織の末路として他山の石としましょう。くわばらくわばら。


 5年ぶりの新入職歓迎会にお呼ばれして痛飲した翌日に重要な会議というか交渉事2件。何とか「1勝1分」で乗り切れました・・・のは、いいんですが翌日以降完全にバーンアウト状態。40代になるとアドレナリンの大量放出の反動が地獄すぎます。この週末は大人しく寝込もうっと。

さぁ何百回、何千回好きなだけ甘えてよいのじゃ

 親しい友人と会った時、とび跳ねたりするのはなぜ?、ヒトはなぜ「怖いもの」を見たがるの?、子どもが「地団駄を踏む」のはなぜ?、「思い込み」はなぜ起こるのか?、ヒトにとって「音楽」とは何なのか?赤ん坊の黄昏泣きはなぜ起きるのか?、他人の口調やしぐさがうつってしまうのはなぜ?、なぜヒトは「いじめ」を行うのか?、モフモフはなぜ可愛いのか?赤ん坊に声をかけるとき声が高くなるのはなぜ?。普段から感じるちょっとした疑問を動物行動学で解き明かす。


 みんな大好き小林先生の新書本。今回のテーマはX(旧:Twitter)で募集した疑問を動物行動学で解き明かす!といった体裁。軽めのテーマ設定に比して、文章の固さが「先生、~」シリーズのお気楽ご気楽モードではなく、学者モードの固めな文章なのが何ともミスマッチ。内容自体は、利己的遺伝子論的な分析で首尾一貫していて実に分かりやすいんですが、学術用語をかみ砕かずそのまま使っていたりと導入の軽さに反して地味にかなり読みにくい感じに。これ絶対編集のディレクション大失敗したパターンだと頭を抱えました。という訳で、面白いか面白くないかというと間違いなく面白いんですが、読んでてこれ絶対面白くできただろって思いが付きまとう、なんとも煮え切らない読書体験でした。

いつだってここが安らげる場所

 最近地味に流行りな気がする、人間を特別な存在ではなく、動物種のヒトとして理解しようってムーブメント。個人的には「神は死んだ」現代において、最良の「哲学」だと思います。人は神の被造物なんて旧時代的な宗教観で組み上げられたグローバリズムから脱却して、東洋的哲学と科学的知見に基づいた新たなる世界秩序の構築を目指しましょう。


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