『奇談の時代』

【ロシア雑魚すぎ】ウクライナのミサイルでロシアの黒海艦隊がほぼ壊滅 大将の司令官と34名が死亡 | やらおん！
なんかまんま150年前のクリミア戦争の二の舞になりつつある気がする。とすると次に来るのは日露戦争か・・・流石にしんどいなあ。

　暑さ寒さは彼岸までとはよく言いますが、秋分の日過ぎた瞬間前置き抜きに一気に秋に季節が移るの勘弁して欲しいなあ。さあ衣替えどうしよう。

奇談の時代 朝日新聞社

有象無象人の成り虚勢心象人外物の怪みたいだ

　奇行・執着・宿根・遊魂・予知・占験・術・名人・武勇・大力・長寿・不死・神仙・詐術・仙道・法力・飛鉢・死後・冥府・地獄・証言・実見・地蔵・転生・前生・再生・記憶・鬼・霊威・器物・木精・野猪・蟇・川怪・虫怪・猫異・狐怪・龍譚etc世に奇談の種は尽きまじ。

　半世紀近く前の朝日新聞社刊の骨董品に挑戦。題材が平安～江戸期の怪奇説話を分かりやすく紹介ってテーマで、時事ネタ擦りもほぼ皆無なので全く古臭い感じもせずに読めます。文章も大上段に振りかぶったところのない痛快さでありながら、参考文献というかネタ元も国史大系や群書類従に収められてるようなガチのとこからも引っ張ってきている超本格派。これをよくぞ新聞の文化欄での連載なんて形式でやれてたなあと感嘆しきり。新聞が知の巨人と伝道者を名乗れていた最後の時代の仇花を是非ご堪能あれ。

辿る記憶僕に居場所などないから

　70年代より以前の新聞を読むと、社会の木鐸を僭称するに足るだけの実力は確かに備えてたんだなあと感心します。それが学生運動崩れやコネ入社の大量流入で記者の質が下がったからか内容も姿勢も急降下の大迷走。もう新聞ってメディアは御臨終済みでしょうが、日本は再びこの様な知の殿堂にふさわしい言論空間を再構築できるんでしょうか。まあ最近の学者先生の体たらくを見てると到底無理なのが肌で感じられて悲しい限りですが。

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