痛いニュース(ノ∀`) : 海外の料理を「未開グルメ」と表現 日テレのグルメ番組にSNSで「差別では」と批判続々 - ライブドアブログ
常日頃から言葉狩りには苦言を呈しまくってますが、これに関しては一切同情の余地なし。こんな間抜けがいるから規制派がのさばるんだ。
明日にまだ肝心の月末支払い地獄が待ってますが、それを除けば無事仕事納め。さあ、この見なかったことしてる仕事の山年越したらなかったことになんねーかなー。
ギラギラと輝く太陽背に受けて
島の幽霊
『太陽と躍らせて。いび島』byバナー広告
「休暇」がテーマの本アンソロジーの冒頭を飾るにふさわしいコッテコテのリゾートホラー。とりあえずガイドのお姐さんとのただれたリゾート生活には素直に憧れるなあ。
田休み
「お前はこれからもずっと俺に奉仕するしかないんだ。逃げようなんて思うなよ。そんなことをしたら、会社にいられなくしてやるからな。会社だけじゃない。世間から隠れて生活しないといけなくなるぞ」by相川博人
べったべたな因果応報の報復譚というか、天罰覿面系のスカッと復讐ものというか。なんだか不思議と印象に残る一作です。
記憶の種壺
「こんな所に持って来てタネノケが憑いてたらどうする?」by彼
ちょっとしたリゾラバがどうしてここまでこんな凄惨な結末に・・・。これも不思議と読ませてくれます。
ジャイブがいなくなった
わかったわかった。悪かったよ、俺はおしゃべりでね。よく『うるさい』、『その口に豚の○○(スラング)を突っ込むぞ』って言われるんだ。byソウル
アメリカンで軽快な会話劇が実に心地いい。ベタと言えばベタなんでしょうがラストのオチも実に爽やか。
今頃、わが家では
「似たようなことは、もっと前からあったよ。今にして思えば、住み始めたばかりの頃から、空気がどこか変だった。後ろでひそひそ話す声がしたり、物陰から何か出てきたと思ったら、すぐにまた引っ込んだり。あの家は呪われてるよ。きっとそう」byわたし
「旅行に出たとき家の事が気になっちゃって楽しめないことあるよねぇ」のあるあるネタがえげつないエスカレーション見せてとんでもないことに。唖然とするべきかそれとも素直に喝采するべきか。
縊 または或るバスツアーにまつわる五つの怪談
「死んでた」byダーヤマ
グデグデなアイドルバスツアーの陰で起きていた怪異!ってことなんでしょうが、語り口も怪異の構成も鈍重であんますきくないなあ。
休暇刑 或いはライカ、もしくはチンプの下位存在としての体験。
「俺にコルと心中しろと云うんだな(中略)皆の為に」byハム
残月記を思い出した。妻子の為に見世物にされる闘士の物語なんですが、感覚共有の為に無限の美食を強いられるって冒頭のシチュエーションの方を膨らませて欲しかったなあ。
デウス・エクス・セラピー
「呆けている場合じゃない。僕の言っていることの意味が分かる?君は、これからこの世で最も不幸な肉塊になるんだ」byロス=グッドウィン
よっ、千両役者。贔屓の引き倒しにも一切動じず傑作を輩出してくれる斜線堂有紀は神です。タイトルにもなっている大オチよりも、過程の少女の虐待と絶望の描写の方が圧倒的に力入っててオチがどうでも良くなっちゃうのは・・・まあ面白かったからいいか。
ファインマンポイント
「旅行はね、環境を無理矢理に変化させる。だから、どれだけ鈍感な人間だって変化に気づく。世界が単調じゃなかったと喜ぶ」by老人
実に柴田勝家な奇想の物語。想像で旅行を楽しむのって楽しいよねとめっちゃ共感しました。
観闇客のまなざし
「それこそが、わとしの苦しみなのです。過去に影響を与える技術があるのに、それを使って日本を―自分のルーツである国家を消滅から救うことが、許されない。日本の言葉や文化が輪郭を失って溶けていく時代を生きなければならない。(後略)」by謝敷
実に藤子・F・不二雄風味。とりあえず日本の抱えるブラック労働&中抜き体質に義憤が滾る。
双葩の花
(痛いわよね。苦しいわよね。ほんとうに、ほんとうに、可哀想に。わたしが変わってあげられたなら、どんなに良いか)by姉巫女
これぞ凄惨美。この人の作品は内容はともかく圧倒的なビジュアルに翻弄されます。
オシラサマ逃避行
「人が動物を愛することも、動物が人を愛することも等価なのです。我々と彼らは対等な立場にあります。なので我々は動物と人間が対等な存在としてともに暮らすことのできる村を作りました。その愛を失わないために、その愛を自由に語れるために。(後略)」byアーク代表
流石大ベテラン。オシラサマの怪談を現代にリファインしつつ、性的嗜好の異なる集団への弾圧の恐怖を上手く盛り込んだ名作。とりあえず昨今の引退馬協会の活躍で、お馬さんの画像を見まくっているので、主人公に感情移入しやすかった。
声の中の楽園
「歌ってくれるのか?俺に?」byクリス・M
一発屋の奇跡の一曲は盗作だったってよくあるお話を今回のテーマのリゾートにうまくかけて独自の味わいに。掉尾を飾るにふさわしい綺麗にまとまった一作でした。
あの人と踊ろう湖も呼んでいる
普段はSF一辺倒でホラーやファンタジーはあんま読まないんですけど、こうやってたまに読むと中々新鮮でいいですね。結構な数の作家さんがかぶってますし。異形コレクションを遡って読んでみるぞ!・・・って時間と気力捻出できるかなあ。ああ、思うさま引きこもりたい。
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