【エンデミック】ヨーロッパ各国「オミクロンはワクチン打てば重症化しないしインフルエンザと同じ扱いで良くね?」「感染の全件把握や軽い症状の人への検査をやめよう」:ハムスター速報
恐喝商売の味を占めたマスゴミの醜悪さだけがとにかく悪目立ちします
我孫子→流山→我孫子→関宿→我孫子→流山→新橋→我孫子の狂気の強行軍。今度からもうちょっと地図見て予定立てよっと。
競馬成績・・・R4収支-2270
- 日経新春杯・・・本命ステラヴェローチェ+10
- 愛知杯・・・本命アンドヴァラナウト+590
- 京成杯・・・本命ヴェールランス-1900
- 門司S・・・本命ニューモニュメント+70
- カーバンクルS・・・本命マイネルジェロディ+30
- 壇ノ浦S・・・本命ダガノディアーナ-100
Fake dreams壊れてゆくガラスの薔薇のように
この小説の誕生
「わたしは気づいており、しかしこうしてわたしの書く日本語は奇妙なもので、その理由は明らかである。なぜならわたしが最も馴染んだ日本語は、数学や物理の本に書かれたものであるからだ。そこでは、なにかこう日本語といったものが、二次的なものと扱われ、たぶんそれは、この国における物理や数学が翻訳を通じて輸入されたものだからだ。でも、わたしはその日本語を美しいものだと思うのだが、それはとても奇妙なことだと理解している」byGoogle
これぞ前衛小説。Google翻訳を十全に活用した実験作にして十二分なリーダビリティも備える奇跡の作品。やはり円城塔は素晴らしい。
クランツマンの秘仏
「この秘仏は間違いなく存在している。彼ら(僧侶たち)が信仰を保っている限りは」byヨアキム・クランツマン
こちらも実に柴田勝家らしい民俗学全振りの傑作。これに触発されて『異常論文』が企画されたってことですが、確かにそれだけのインパクトはあります。
人間たちの話
「でも、その疑問はとてもいい疑問だ。たとえば土星のタイタンには炭化水素の海があるから、もしかしたら炭化水素の生命がいるかもしれない」by新野境平
これはまじめな柞刈湯葉。研究者というバックボーンを十二分に活かしたアカデミックな小説。理系研究職の皆さんにはぐさぐさ刺さるんではないでしょうか。個人的にはもうちょと悪ふざけしてくれた方が。
馬鹿な奴から死んでいく
「あら、まあ。正義漢なのか馬鹿なのか。馬鹿なんでしょうね。何もわかっていないのはいいとして、愚かである自覚がないことが罪だわ」by糕点師
牧野修面目躍如。ドタバタハードボイルドコメディが超絶エスカレーションして驚愕の結末に。色々言いたいことはありますが、ツッコんだら負けな気がする。
本の背骨が最後に残る
「あら、そうでしょうか。その身に何の物語も宿さずに生きることの方が、私どもには信じられません」by十
斜線堂有紀は初読かな?実にノアールな雰囲気と凄絶な結末が実に魅力的。今後追っかけてみようかなと。
全てのアイドルが老いない世界
「『定命の者、私に命を捧げろ』とかですね!好きですよ、愛すべきマンネリって感じで」by海染真凜
伴名錬は神。アイドルが吸精により不老を保つ種族の名前であり、効率的かつ持続可能な吸精手段としてライブや握手会が存在するっていう奇天烈な設定でキャンディーズをオマージュした古豪アイドル愛星理咲と新進気鋭の新人類アイドル海染真凜の交流を描いた怪作と言ってしまえばそれでおしまいですが、なぜこのお気楽極楽なタイトルとその設定からここまで高潔な物語を紡ぎだせるんだと。スロースタートな序盤は少し不安でしたが、中盤の軽妙な二人のやり取りは声優ラジオやVtuber好きにはたまらないですし、終盤すべての謎が解けてのライブシーンはもうずっと泣けるしと、もう完璧な構成。そしてトドメの理咲の高らかなアイドル論の表明でのラストは外出先でしたがスタンディングオベーションをこらえきれなくなるほど。オールタイムベスト級の大傑作です。ぜひご一読を。
あれは真珠というものかしら
「ここ、学校だって聞いてきたんだけど、おれ……僕も入れますか」by権藤修理亮
詩的・・・ですね。個人的にそういうのどうも好きになれません。つーか、あの大名作の後にこれは正直かなりきつい。
それでもわたしは永遠に働きたい
「あんたのような仕事フリークが働き口を奪うんだよ」by元同級生
設定の面白さに筆力が追い付いてない感ありあり。今後の飛躍を期待してます。
いつかたったひとつの最高のかばんで
あ、じゃあ見つかったんじゃない?そうかも。そうかも。そうだよきっと。わあ、よかったよねえ長沼さん。
詩的(以下略)
循環
「まさか。処分のし忘れじゃないか。ただ……リング紡績機でなければ、もっと古い……福島以前のになるのか……そんなはずはないか」by研究員
自伝的私小説の傑作。無理くりSFオチ付けてる理由と必然性が全くない以外は手放しで称賛できる名作です。
時には激しく心に降り注ぐ
収録作中既読だったのは「クランツマンの秘仏」「人間たちの話」「それでもわたしは永遠に働きたい」の3作のみ。そう考えると世の中にはまだまだ読まなければいけない小説がゴロゴロ転がってるんだと歓喜半分絶望半分。大森先生これからも名作紹介よろしくお願いいたします。
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