脱積読宣言

日々の徒然に読んだ本の感想書いたり、カープの応援したり、小旅行記書いたりしてるブログです

『怪獣人生~元祖ゴジラ俳優・中島春雄』

【甲子園】慶応高校が勝ったことによりまたしても高校野球は坊主に拘る老害発狂へwwwwwww:哲学ニュースnwk
日本も、ヨーロッパ流のスポーツ選手もみんな上流階級出身の格差社会になってくんですかね。まあ周りみても金持ちの方がジムに通う心の余裕と金があって鍛えまくってるもんなぁ。


 マクドナルド 我孫子駅前店でチキンナゲットの入れ忘れされたのでクレーム電話。よっぽど慣れてるのかそれともマニュアルがしっかりしてるのか、丁寧でそつのない対応で好印象。逆にファンになっちゃいました。ホント初動対応って大事ですね。くわばらくわばら。

君の叫びで僕は目覚める今宵の闇へ君をいざなう

中島春雄
 昭和四(1929)~平成二十九(2017)年。日本の俳優、スーツアクター、スタントマン。愛称は春ちゃん山形県酒田市[出身。趣味・特技は水泳、潜水、スキューバ・ダイビング、柔道。
 実家は肉屋で、5人兄弟の三男だった。水泳・素潜りが得意で、のちのゴジラ*1役では大いにこれが役立った。三男坊で家業は継げず、小学校卒業後に横須賀へ移る。1943横須賀の海軍航空技術廠の養成所に入る。養成員(予科錬)となり、発着機部(カタパルト担当)配属となる。円谷英二*2有川貞昌*3と同じく、飛行機乗り志望だった。'45終戦となり、実家へ戻る。家業を継いだ兄*4がまだ復員しておらず、肉屋を1年間手伝う。'46兄が復員したため、予科錬の同僚の紹介で三沢飛行場にて進駐軍の物資輸送トラックの運転手となるが、スピード違反を犯して解雇される。
 '47新聞広告を見て俳優養成所「映画俳優学校」に応募して入校し、東宝や新東宝などの映画撮影所に出入りするようになる。同期生には広瀬正*5丹波哲郎*6、高倉みゆき*7らがいる。'49黒澤明*8監督作品『野良犬』で映画に初出演するが、編集で出演シーンを全カットされてしまったため、幻のデビュー作となった。'50俳優学校の講師を務めていた坂内永三郎*9からの誘いで東宝に入社。役のつかない、いわゆる「大部屋俳優」となる。当時の東宝は賃金不払いが常態化しており、運転手時代の貯金を切り崩しながらの不安定な立場だったという。こうした状況から組合に加入し、映画界の労働争議にも加わっている。'53『太平洋の鷲』での攻撃機航空兵役で、日本で初めて身体に火をつけてのファイヤースタントを演じる。当時、日本にはスタントマンという職業はまだなく、「吹き替え」と呼ばれていた。この時期、数々の吹き替えをこなす。'54日本初の特撮怪獣映画『ゴジラ』で、主役の怪獣ゴジラスーツアクターを務める。当時、「スーツアクター」という呼称はまだなく、中島は「ぬいぐるみ役者」を自称していた。以後、18年間にわたり、ゴジラシリーズでゴジラを演じたゴジラ俳優として有名になる。また、ゴジラ以外の怪獣映画でも、主役の怪獣役を演じる。'56『空の大怪獣 ラドン』でラドン役を演じ、日本初の本格的なワイヤーアクションを演じる。'65『三大怪獣 地球最大の決戦』公開後、松屋デパートを皮切りに、撮影用の「本物」のゴジラを着てのキャンペーン巡業が始まり、大阪や名古屋など各都市でゴジラの実演を行う。同年、監督の円谷英二から直接、「春坊、テレビ番組をやるからちょっと助けてくれ」と声をかけられ、円谷プロダクション初のテレビ特撮作品『ウルトラQ』で怪獣「ゴメス」*10役を演じる[21]。以後、『ウルトラマン』、『ウルトラセブン』にも怪獣役などで出演したほか、怪獣ショーの立ち回り指導も行なっていた。
 '71東宝から専属契約解除を言い渡された後、東宝撮影所脇の東宝経営のボウリング場に勤務。'72特撮スタッフからたっての願いを受けて『地球攻撃命令 ゴジラ対ガイガン』でゴジラを演じる。この作品を最後に、ゴジラのぬいぐるみ役者を引退する。ボウリング場の閉鎖後には、東宝経営の麻雀店の店長を務めた。麻雀店のほか、東宝共栄企業や東宝日曜大工センターで勤務していた時期もあった。2011アメリカ合衆国ロサンゼルス市より市民栄誉賞を受賞する。'12.11出身地である酒田市より「第1回酒田ふるさと栄誉賞」を受賞する。'15急病のため、救急車で搬送されて緊急入院。'16肺がんを手術し、療養。'17.8.7午後3時6分、肺炎のため、東京都内の病院で死去。88歳没。
 '18.3.5*11米ロサンゼルス・ハリウッドのドルビー・シアターで開かれた第90回アカデミー賞授賞式の追悼コーナーで、他の映画関係者の故人らとともに追悼された。'19アメリカ映画『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』では、エンドクレジットに「In memory of Yoshimitsu Banno*12(1931-2017) Haruo Nakajima (1929-2017)」との献辞が掲げられている。(wikipediaより修整引用)


 ゴジラスーツアクター中島春雄の自伝。海外での顕彰が本格化する直前の出版なので、レジェンドではなく元大部屋俳優として語っているのが結構新鮮。「ぬいぐるみ」の中の人としての矜持、所詮大部屋俳優の謙遜が入り交じったはにかみ半分武勇伝半分の昔話は実に読み応えあり。同時代に活躍した綺羅星のごとき東宝スターもじゃんじゃん登場しますんでそっちのファンの人にも必見なのではないでしょうか。ファンが語るとどうしても熱量過多で少し胸やけがしてくる往時の特撮史を、中の人の醒めた目線で見返すのはなかなか貴重な体験でした。昭和特撮を語るには必読の一冊です。

あなたがいたから生まれてきたんだ夜が明けるまで近くにいよう

 日本ではどこまで行っても面白職業やってたおじさんどまりだったのが、海外では芸術家として尊重される。この中島春雄さんに限らず、葛飾北斎の昔から何度も何度も繰り返されてきた悲喜劇ですが、文化の成熟という面から見ると、西洋のサブカルメインカルチャーを同舞台で語り顕彰するという態度はやはり羨ましく見えてきます。日本もいつの日かVtuberやストリッパーが芸術家として顕彰されるようになってほしいものです、まあそうなったらそうなったで、歌舞伎や落語のように一発で堕落腐敗してしまうのが目に見えてて嫌なんですが。

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*1:大戸島で「呉爾羅」として祀られていたが、ビキニ環礁水爆実験の影響で怪獣化し、日本襲来。オキシジェンデストロイヤーなどで幾度も撃退されるうち、宇宙怪獣などの侵略から日本を守る「怪獣王」へと立ち位置を変え、長く日本国民に愛された。

*2:英一。円谷特技プロダクション初代社長。代表作:『ゴジラ』(1954)・『ハワイ・マレー沖海戦』(特技監督) 、『ウルトラマン』(監修)他。

*3:代表作:『ウルトラマン』・『怪獣総進撃』・『北京原人の逆襲』(特技監督)他。

*4:光雄。中島精肉店第2代店主。父中島四郎三郎、母清江。

*5:代表作:キングコング(『キングコング対ゴジラ』)・キングギドラ(『三大怪獣 地球最大の決戦』)(スーツアクター)、 鍛冶久一(『黒い画集 第二話 寒流』)(俳優)他。

*6:丹波プロダクション初代代表。代表作:児玉源太郎(『二百三高地』)・黒木鉄也(『キイハンター』)(俳優)、『丹波哲郎大霊界』(著作)他。

*7:東道子。旧姓:和田。代表作:昭憲皇后 (『天皇・皇后と日清戦争』)・川島芳子(『戦雲アジアの女王』)・平恵利(『汚れた肉体聖女』)(女優)他。

*8:従三位。代表作:『羅生門』・『七人の侍』・『影武者』(監督)他。

*9:永二郎。代表作:大村通信長(『ハワイ・マレー沖海戦』)・神谷弥助(『松平外記』)・千葉(『七宝の桂』)(俳優)他。

*10:学名:ゴメテウス。変温動物である原始哺乳類が冬眠から目覚め付近の工事現場を荒らしまわるも、遭遇したリトラと交戦の果てシトロネラアシッドで絶命。

*11:現地時間で3月4日

*12:坂野義光。先端映像研究所初代社長。代表作:『ゴジラ対ヘドラ』・『日立ドキュメンタリー すばらしい世界旅行』(監督)、『オズの魔法使い』(1982)(プロデューサー)他。