脱積読宣言

日々の徒然に読んだ本の感想書いたり、カープの応援したり、小旅行記書いたりしてるブログです

『よみがえるケイブンシャの大百科』

痛いニュース(ノ∀`) : 「アジアのリーダー日本の支援に感謝」 ゼレンスキー演説まとめ - ライブドアブログ
英米には檄文調の演説で、ドイツには煽り倒し、日本に対しては行儀のいい官僚答弁と、相手によって演説内容完璧に変えてますね。間違いなくアメリカあたりから派遣されたスピーチライターがいるんでしょうが、圧巻だなあ。


 ここ最近の上司の体たらくが酒色に溺れていた訳ではなくどうもコロナ鬱だった模様なのが判明。これは喜んでいいやら、絶望するべきやら。

ああ孤独を拒む寂しがり屋「こんにちは」

ケイブンシャの大百科」シリーズ
 勁文社は、1971.12時の怪獣ブームの中で『原色怪獣怪人大百科』を刊行し、大ヒットを飛ばした。これはA3判の両面に印刷した用紙を八つ折りにし、それを数十枚函に収めた無綴じの書籍である。編集を担当したのは、のちにノンフィクションライターとなる佐野眞一*1と、特撮映画研究家となる竹内博*2。社の近くの連れ込み旅館にこもり、このヒット作を作り上げた。その後、佐野は組合問題などから同社を退社する。『原色怪獣怪人大百科』は一般的な造本を採用、『全怪獣怪人大百科』と改題して年鑑形式の刊行を続け、いわゆる子供向けの文庫本「ケイブンシャの大百科」シリーズとして発展していった。この大百科シリーズは怪獣以外にも、プロ野球、アイドル、釣り、鉄道、自動車、ラジコン、昆虫、天体、特撮ヒーロー、アニメ、カンフー映画、心霊・ホラー、推理クイズなど、小学生くらいまでの男児が特に好みそうなジャンルを網羅しており、小学館コロタン文庫)などの大手出版社が追随するほどの大ヒットシリーズとなった。(wikipediaより修整引用)


 子供の頃に大変お世話になった記憶のあるケイブンシャの大百科シリーズ。上巻の方はさすがにほとんど読んだことなかったので、思い入れもくそもないのですが、下巻の平成編の最初の辺りはどれもこれも懐かしくて涙がちょちょぎれます。SDガンダムやカードダスに勇者シリーズ、戦隊etcと、題材を並べ立てるだけで数々の思い出がフラッシュバックして何度も読む手が止まりました。同時代を生きた人間でなければ、正直だからどうしたという感想しか出てこないでしょうが、30-50代の元男の子は必見の一冊です。さあみんなで旧き良きあの時代へ戻りましょう。

さあ踊りなさい力尽きるまで与えられた舞台の上で舞えばいい

 正直この本読んで一番びっくりしたのは2002年までシリーズ続いてたこと。小学生高学年になった頃には「卒業」してしまって一切顧みてなかったのでかなりの衝撃を受けました。どんどん「卒業」していってしまうのは、児童と高齢者相手の商売の宿命ですが、それを乗り越えて半世紀近い歴史を紡いだ勁文社には素直に脱帽です。これからますますパイの縮小する児童向け書籍の世界ですが、何とか百花繚乱の絢爛を維持し続けて欲しいものです

*1:代表作:『東電OL殺人事件』、『甘粕正彦 乱心の曠野』、『旅する巨人』他。

*2: 別名:酒井敏夫。代表作:『ウルトラ怪獣大事典』、『OHの肖像』、『東宝特撮怪獣映画大鑑』(構成)他。