脱積読宣言

日々の徒然に読んだ本の感想書いたり、カープの応援したり、小旅行記書いたりしてるブログです

『渦状星系の深淵』

【アウト】映画『バービー』公式アカウント、海外の原爆コラに好意的な反応 → 当然、日本で大炎上 : はちま起稿
日本人もブロッケンマンとかヘルシングとかで色々無邪気なことやっちゃってるんであんま人のこと言いたくはないんですが、同じことを黒人とLGBTにもやってみろよと。そろそろ本気でYLMの準備しないとあきませんかね。

 
 8/5(土)の手賀沼花火大会に友人連を招待してしまったので、今週は大掃除ウィークとなります。それに伴いしばらくここの更新止まると思いますのであしからず。 

ここにあるたったひとつまぎれもない真実

 謎の存在が作りあげた人工天体〈中院〉から、マンダラのように伸び広がる神秘の星域〈眷属〉。この空間の特殊なパワーが、ついに人類の超光速飛行を可能にした。人類は地球を捨て、果てない宇宙へと飛び出した。だが、その前途に思わぬ強敵が立ちふさがった―神出鬼没でなみの武器では倒せない怪物が、平和なコロニーや宇宙船を血の海に変えはじめたのだ!この事態を解決すべく、分子破壊銃を手に掃討作戦を開始した不死者の総括官コルランは、恐るべき真相に一歩、また一歩と迫ってゆく…壮麗な宇宙を舞台に新鋭が放つSFアクション!(Amzaonより引用)


 確かに上のあらすじは間違ってないんですが、本質的な内容を一言で言うと「SFガジェットをふんだんに使ったコッテコテの西部劇」。分子破壊銃片手に無敵のシェリフコルランがバッタバッタと怪物をなぎ倒し巨悪を追い詰めます。当然横には可愛いヒロインもいるんですが、それが昔の彼女と同型の少女をラスボスから寝取るってんだから実にアメリカンな感性で繊細な日本男児としてはちょぴりうっぷすと。上述のあらすじにもある通り、SF設定は凝りに凝ってて設定重視のハードSF路線でも十分に思わせる代物なのを単なる背景の書割で使い捨ててるんだから実に贅沢です。そう考えればこれはハリウッド作品の源流と言ってもいいんですかね。なんにせよ、頭空っぽにして楽しむべきか、しっかり頭を使って堪能すべきか悩ましい一作です。

あなたを想うあまり夜ごと僕を誘う甘い刹那

 日本においてどんなエンタメ作品も大なり小なり勧善懲悪の時代劇の呪縛を受けているのと同じく、アメリカ人は西部劇の呪縛を受けてるんだろうなあと。人間いくつになってもその身に沁みついたエンタメの原体験は拭い去れないんでしょうね。クールジャパンが世界の子どもたちの「それ」になれることを心から願います。


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