脱積読宣言

日々の徒然に読んだ本の感想書いたり、カープの応援したり、小旅行記書いたりしてるブログです

『総特集伊藤理佐~おんなの人生濃縮還元』

痛いニュース(ノ∀`) : 【悲報】酔えるグミ「パリピ気分」が未成年の間で大流行してしまう - ライブドアブログ
社用車乗らないと仕事にならん身としては色んな意味での「事故」が怖すぎる。


 唐突に思い出した実家の感想。母が毎年恒例で買ってる年末ジャンボ宝くじ。今年はミニを買ったとのことで当選番号調べるの手伝ったのですが、1等当選番号の一つ「102379」が書かれた籤がそこに。残念ながら組違いで外れでしたがめちゃめちゃ盛り上がりました。こうやって人はギャンブル沼にはまってくんだろうなあ。

今宵洗いざらい話してくれ傍観者じゃ勿体ない

伊藤理佐
 昭和四十四(1969)年~。日本の漫画家。長野県諏訪郡原村出身。血液型:O型。代表作に『おいピータン!!』『ヒゲぴよ』『幸福のススメ』『おるちゅばんエビちゅ』『やっちまったよ一戸建て!!』など。
 板金塗装店を経営する両親の元に三姉妹の長女として生まれる。小学生の頃に鈴木光明*1の『少女まんが入門』を読み漫画を書き始める。1987長野県諏訪二葉高等学校の在学中に『月刊ASUKA』へ投稿した短編ギャグ漫画「おとうさんの休日」が掲載されデビュー。高校卒業後は上京し、女子美術大学短期大学部彫塑科に入る。アシスタントをしながら自分の作品も描いた。猫好きであり、作品内にも猫が描かれることが多い。一度の離婚歴があるが、2007漫画家の吉田戦車*2と再婚した。吉田とは若い頃からの飲み仲間だったが、お互いの初婚後は疎遠になるも、離婚後に二ノ宮知子*3の『のだめカンタービレ』が講談社漫画賞を受賞した際の記念パーティーで再会し、その後交際に発展して結婚した。その後妊娠し、'10.1.14女児を出産した。この際、『おんなの窓』は吉田戦車が『おとこの窓』として4回にわたりピンチヒッターを務めた。『やっちまったよ一戸建て!!』で書かれた新築の一戸建ては吉田との再婚時に売却し、現在は別の中古物件を住居兼仕事場にしている。また『ダ・ヴィンチ』2006年12月号にて、本人は自分を「酒ラン(酒乱)」と考えていることを告白するなど、酒豪である。『おいピータン!!』で第29回講談社漫画賞少女部門受賞。『女いっぴき猫ふたり』など一連の作品で第10回手塚治虫文化賞短編部門受賞。(wikipediaより修整引用)


 河出書房新社の総特集シリーズについに伊藤理佐が登場!女流エッセイストとして国内随一と信じる彼女がようやく世に認められたかと分不相応な後方彼氏面。残念ながら、『おいピータン!!』とか『おるすばんエビちゅ』とかのフィクション作品群が言及分析の主力なんで、珠玉のエッセイ群の扱いが小さめなのに少なからず不満が。とは言え、多彩なゲストに、かなり踏み込んだ作品論にと非常に読み応えのある一冊となっております。個人的にはぱっと見下手や雑に見えてしまう伊藤女史の絵を構図等の面から「上手い」と絶賛されまくっており、素人と玄人だと全く見えてるものが違うんだなあと感心。ファンの方は必見の一冊となってますので是非ご一読を。

今宵のらりくらり自由奔放存在証明がしたい

 30年に亘り第一線で活躍し続ける一流どころの大作家なはずなんですが、サブカル方面やマニア筋からの評価がどうしても低くなってしまうのが、日常エッセイ系漫画家の宿命。尖ったところのある面白さでないとなかなか評価はされづらいですよね。こういった良くも悪くもプロダクトを量産する職人さんにももう少し陽の光を当てられるような言論空間を構築できるといいですね。


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*1:代表作:『江戸大変録』、「織田信長」、「もも子探偵長」(漫画)他。

*2:代表作:『伝染るんです。』、『殴るぞ』、『ぷりぷり県』他。

*3:のだめカンタービレ』、『天才ファミリー・カンパニー』、『七つ屋 志のぶの宝石匣』(漫画)他。