脱積読宣言

日々の徒然に読んだ本の感想書いたり、カープの応援したり、小旅行記書いたりしてるブログです

『流浪地球』

痛いニュース(ノ∀`) : 東京国立博物館館長「予算割当が少なすぎて国宝を守れない」 - ライブドアブログ
クールジャパンとか表現の不自由展とかの上級国民やサヨクのお遊戯会に出す金あるならこっちに回せと。


 にじさんじ麻雀杯2023を視聴。ああやっぱり麻雀はいいなあと。以下感想箇条書き

  • 初日はKグループから視聴。東風かつ初心者混じりの大荒れ麻雀は見てる方は楽しいですが、中上級者は頭かかえただろうなア。
  • 両面待ち重視派の自分としてはペンチャンカンチャンシャボノベタンの悪形待ちが多くてちょっとストレス
  • お祭りなんでしょうがないと言えばしょうがないですが、ようやく出た役満が、半分差し込みみたいな感じになっちゃったのがちょっと残念。
  • 2日目は準決勝2卓の途中から視聴。見始めた途端3倍満でまくるも400点届かず敗退って劇的な展開に驚愕。
  • 準決勝3卓:圧倒的雀力で快調に逃げる渋谷ハジメを昨日の役満上がった勢いそのままにオーラスで物述有栖が親マン直撃で差し切る展開は実ににじさんじ
  • 準決勝4卓:堅実なうち回しを見せる残り3人を横目に傍若無人な暴君ぶりを見せて空星きらめが1着。推しの緑仙はここで敗退でしたが、始めて1か月でよくぞここまで。事後も牌譜検討配信してたりとがっつり麻雀にはまったようでなにより。
  • 決勝:正直地味な面子で心配しましたが、東1局から四暗刻未遂にその後も満貫跳満が飛び交う豪運の怪獣大決戦で見ごたえ抜群。挙句に最後はわずか700点差での決着と見応え充分。麻雀の楽しさを再確認させてもらいました。
  • 手積派でしたが、今度俺も雀魂ダウンロードしてみようかなあ。

熱い鼓動で涙が止まらない悲しい友の声は何を憂う

流浪地球

地球派のバカといっしょに地球で死ぬなんてイヤだ!」by宇宙船派の男の子


 宇宙船地球号というか妖星ゴラスというか。爆発せんとする太陽から避難するために地球を宇宙船にして外宇宙へ飛び出そうって壮大なスケールのお話。リアリティと詩情を両立させた描写でその風景がまるで目に浮かぶよう。しかしそれにしたって、「革命」で主流派が失脚した瞬間一族郎党余さず粛清虐殺の選択肢をノータイムで取るあたり実に大陸的だなあと。

ミクロ紀元

先輩、ミクロ紀元はあなたを歓迎します」by地球連合政府最高執政官


 打って変わってのどかで希望にあふれた未来図を提示する牧歌的な一作。スローライフを超えたスモールライフがここまで魅力的なユートピアたりうるとは。アイデア自体はふた昔くらい前の雰囲気を漂わせてますが、それをうまく現代に合わせれてるなあと感心。とりあえず最高執政官殿に萌えた。

呑食者

「はっはっは。虫けらにしてはすばらしいアイデアじゃないか。気に入った。野蛮なところがいい。野蛮こそもっとも美しい」by大牙


 個人的最高傑作。暴虐をふるう圧倒的強者に対し、蟷螂の斧を振りかざし一撃食らわせるっていう日本的美学に満ち溢れた作品。その一撃がヤケクソのお祈りや自己満の特攻ではなく理と策をめぐらし尽くした渾身と確信の一撃なのがかなわないなあと。

呪い5.0

もしチャビがタクシーに乗っていたら、事故を起こして殺せ!』by「呪い」3.0


 結末は実に破滅的ですが、実にコミカルな感じでころころと事態がエスカレートしていく様は手を叩いて笑えます。洒脱ってのは多分こういうことを言うんでしょう。

中国太陽

だとしても、それなりの経歴は必要でしょう。近年都市部では大学以上の高等教育があたりまえになっている。そんな時代に、文盲を宇宙に送るなんて」by中国太陽プロジェクト指令センター幹部


 人工太陽と高層ビル清掃員と宇宙飛行士という三題噺かという脈絡のないテーマをうまく一つにまとめた佳作。根底に流れる肉体労働賛歌はマオイズムの残滓が・・・なんて言っちゃうと失礼でしょうか。

好き嫌いの問題ではない。われわれは山に登らなくてはならない。by異星人


 詩的で内省的なテーマかと思いきや、地中で発生発展した異性文明の興隆譚にころりと話が変わって面食らいました。ハッタリの利かせ方と妙な説得力が実にベイリー味が・・・って感想はあってんでしょうか。

変わりゆく街は明日なき無情の世界

 劉慈欣氏の作品を読む度感じるのは、やっぱ中華のスケールには敵わんわと。偉大なる中華文明が一刻も早く前世紀の遺物たる中共のくびきを離れ、パクス・チーナを実現してくれますことを願って。


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