U-1 NEWS : 韓国政府が制裁決議違反を誤魔化そうとして墓穴を掘ってしまう 国連じゃなくて日本メディア相手に言い訳
さっさと統一されたらいかがですか?世界中がきっと祝福と歓迎しますよ
出向先の車を借りて外回り。えらく年季の入った子だなって思って、ドライブメーター見たらまさかの走行距離7桁。どんだけ物持ちいいんすか。
DQⅦ進捗
- グラコス撃破。主人公の職業:キメラ「おおぞらのキメラ」
日本SF傑作選3 眉村卓 下級アイデアマン/還らざる空 日本SF傑作選 (ハヤカワ文庫JA)
- 作者: 眉村卓
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2017/12/15
- メディア: Kindle版
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短い短い物語君に読もうと思います
下級アイデアマン
「何を言っているんだ。問題を見付けるのはアイデアマンの仕事じゃないか。そんなふうに何もせずに、きみを住ませるほど連邦は暇じゃないんだぜ。見つけるんだ」byミタムラ・イデ
表題作に選ばれただけあって、この作者の持つ問題意識がよく表れている作品。上述のセリフの通り「世はなべてこともなし」では駄目だし、ようやく見つけた問題の解決法も派遣元の利益にならなきゃ駄目だしと、雇われコンサルの悲哀がこれでもかと詰まった一品。うん、身につまされるなあ。
悪夢と移民
「あいつらはただの豚だよ。文句は多いが、自分じゃ何ひとつやれはしないんだ」byクラタ
移民と原住民とそれらを指導する専門家のディスコミュニケーションの物語。この人はインテリやテクノクラートが死ぬほど嫌いなんだとよく分かった。
正接曲線
「キミタチハ リッパナ ドウグヲ モッテイル……ソレヲ イロイロ オシエテホシイ」byポグ人
これまた原住民との交流と文化指導の物語。文明批判の匂いが多少鼻につきますが、非常にスタンダードで面白いSF短篇です。
使節
「あんな礼儀正しい種族は見たことがない。一言いってはお辞儀、一歩すすんでは会釈。まるで古代儀式の世界にでも行ったようだったよ」by船長
筒井康隆チックな異文化コミュニケーションの物語。同じような題材つかってもこれだけ風味が違ったものになるんだと感心しきり
重力地獄
「読めるぞ。ワ・レ・ワ・レ・ハ・ニ・ン・ゲ・ン……われわれは人間だ?」byタムラ
3.5Gの高重力惑星でのサバイバルに冷たい方程式にAIとのディスコミュニケーションに謎の原住民とのコミュニケーションにの欲張りパック。たった30P強にこんだけ要素詰め込んで全然ごちゃつかずすっきりした読み口を実現してるんですから神業です。
エピソード
(ここには、われわれとは別の、ひとつの思念が漂っている……。ここにいるのは、われわれだけではないのかもしれない)byナーパー
小松左京チックなポストアポカリプスな惑星探査の物語。さっきのとは違ってこっちはなんだか単純な割には異常に読みづらいです。
わがパキーネ
「私は留学生の中では美人の方だったの」byパキーネ
異性からの留学生との淡いラブロマンス。冷静に考えると何をどう考えてもホラーな筋立てが、ラストシーンは爽やかな清涼感を感じるのはなんででしょう。
時間と泥
「わかっている……しかし、なんと気味のわるい奴らだろう。眼ひとつの半球と、赤い布きれ……」by乗組員
パンデミックにより事実上「滅亡」したカポンガ人の悲劇と再生の物語。カポンガ人の魅力的な設定を短篇一本で使い捨てるのは勿体ないなあ
養成所教官
「きみは、炭素・酸素系生命体の、環境依存度の大きさに、問題をすりかえようとしているだけさ」byラリシュ
相変わらずこの人はエリートが嫌いなんだなと。とは言え、世界観はとっても魅力的。この設定で長編スぺオペ読みたいなあ
かれらと私
「何って、ここにあったんです。女たちはどこからともなく集まって来たんだし……食いものも、女たちが持って来たんですよ」by元乗組員
これも世界観と設定は魅力的なんだけどなあ。
キガテア
「支隊長もその他の何人かも、それに部門長もキガテアを飼って気に入っているらしいからな。―キガテアのほうがどう思っているかは知らないが」byイヌイ
同上。
サパントとボク
「人間が個人用ロボットの奉仕を受けているというのと、人間が個人用ロボットに飼われているというのは、違うことなのか?」byボク
同上その2
準B級市民
「でも、なぜ、あなたがロボ―いや、政策出生者だとわかったんでしょうね」by労務者配置係官
眉村版破戒かな。中盤はこの手の作品のテンプレじみた展開ですが、ラストのカタルシスは他の追随を許しません。熱いは正義だ。
表と裏
「ロボット自覚への切替え未調整か?緊急だから止む得まい」by人工頭脳
間違えて乗った宇宙船の人工頭脳にロボットと勘違いされた男の生存をスラプスティックコメディ。作者の主張がチラチラ覗くのが多少鬱陶しいですが、基本的にはよく出来た佳作。ラストの人工頭脳のエスプリの利いたコメントが最高です。
工事中止命令
「そんな狂信的なロボットに仕事をむりやりやめさせようとしたらいったいどうなると思う?こっちは工事の妨害者として……」by杉岡勉
ゼネコンへの以下略。
虹は消えた
「ただ―ぼくはしばらく、それも、きみのいう奇跡の復興の時代に、その国にいたことがあるんだよ」by杉岡勉
商社への以下略
最後の手段
「そんなに一生懸命にやればやるほど、あとの自己嫌悪はひどくなるんじゃないか?」by杉岡勉
医療業界への以下略
産業士官候補生
「その学校は、東京の奥多摩にある。おそらくそこではまるまる七年間、こことは比較にならぬきびしい課程が待っているだろう。しかしそこを卒業しさえすれば、もはや、だれをおそれぬことのないエリートになるのだ。世の中を、自分の手で動かせるのだ」by天野精一郎
作者のエリートと管理教育への憎悪が凄まじいとしか感想の言いようが。
そんなに言うからこの僕は
時代性もあるんでしょうが、全体的に巨大企業やそこに属するエリートたちへの反発に凝り固まったような作品群でした。なんだか昔の若者が学生運動や暴走族に走った理由が分かる気がする。
- アーティスト: 堀内孝雄
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笑うは薬 堀内孝雄cover