脱積読宣言

日々の徒然に読んだ本の感想書いたり、カープの応援したり、小旅行記書いたりしてるブログです

Don't Stop Carry onと大勇武と男色について

【まとめ】歴史的大敗 : 【マスコミ】 「信長は実は女だった」 フジテレビが社運を賭けた特番ドラマ「女信長」、なんと視聴率1ケタ台で爆死
どうせやるなら『戦国BASARA』か『恋姫無双』くらい開き直りましょう。


 約三年ぶりの受付業務に従事中ですが、「関西弁の応対が何か新鮮」と微妙に好評?三つ子の魂百までの格言は社会人でも有効なようです。

  • SRWUX進捗

第36話「天に選ばれし覇者」バジュラと交戦中。トップエース:アニエス=ベルジュ@オデュッセア。

涙をぬぐって微笑んで軽いジョークで俺を見送ってくれ

Vガンダム+Don't Stop Carry on

Don’t Stop ! Carry On ! - 脱積読宣言

機動戦士Vガンダム
テレビ朝日系列にて1993.4.2〜'94.3.25放映。全51話。
原作:矢立肇富野由悠季*1、製作:テレビ朝日サンライズ、企画・制作:サンライズ
総監督:富野由悠季、キャラクターデザイン:逢坂浩司*2メカニックデザイン大河原邦男*3カトキハジメ*4石垣純哉*5、音楽:千住明*6
メインキャスト
ウッソ=エヴィン:阪口大助*7シャクティ=カリン:黒田由美*8、オデロ=ヘンリーク:中田雅之*9、クロノクル=アシャー:壇臣幸*10カテジナ=ルース:渡辺久美子*11

Don't Stop! Carry On!
テレビ朝日系アニメ『機動戦士Vガンダム』後期オープニング主題歌
唄:RD*12、作詞:西脇唯*13、作曲:小泉誠司*14、編曲:福田裕彦*15
初出:『Don't Stop! Carry On!』(1993.11.3)
収録盤:『Don't Stop! Carry On!』、『機動戦士Vガンダム SCOREⅢ』、『GUNDAM-SINGLES HISTORY-2』、『GUNDAM 30th ANNIVERSARY GUNDAM SONGS 145』
歌詞はこちら

 機動戦士Vガンダムの後期主題歌「Don't Stop! Carry On!」。前向きで爽やかな歌詞と曲調が本来ならば最年少主人公ウッソ少年にベストマッチするはずなんですが、後半に入り陰惨さをいや増しに増すVガンダムにおいてはミスマッチこの上ない一曲でした。それを除いてもVガンダムは「WINNERS FOREVER 〜勝利者よ〜」に「もう一度TENDERNESS」とエンディングが名曲揃いなのでぶっちゃけオープニングの印象は薄いです。まあ変なタイアップされなかっただけましと思いましょう。

Don't Stop! Carry On!

Don't Stop! Carry On!

大勇武

少女迷路でつかまえて - 脱積読宣言

大勇武龍
1983年〜。モンゴル・ウランバートル出身。芝田山部屋所属の元大相撲力士。本名はダワードルジ=オンドラハ。身長190cm、体重128kg、血液型AB型。得意手は右四つ、寄り。最高位は東十両10枚目(2008年5月場所)。
 祖父はモンゴル相撲で7度優勝したアヴァルガ(横綱)。大勇武にモンゴル相撲の経験はなかったが、芝田山親方*16がモンゴルに出向いて新弟子を募集したときに応募して、参加者約40名の中から唯一選ばれて入門し、2001三月場所で初土俵初土俵から7場所連続で勝ち越し三段目までは順調に出世したが、体重がないために押し相撲力士を苦手にして幕下目前で足踏み、2場所遅れて入門した同じモンゴル出身の大翔地*17にも番付で抜かれてしまった。
 その後も体重が増えてきた'06九月場所から'07十一月場所にかけて10連勝し、'07一月場所は十両目前の幕下上位に番付を上げてきたが、幕下上位の壁に跳ね返された。その後しばらく幕下上位を彷徨っていたが、'08三月場所では見事幕下優勝を飾り、'08.3.26番付編成会議で、五月場所の新十両昇進が決定、芝田山部屋初の関取となった。しかし、五月場所では5勝10敗と大きく負け越して幕下に陥落。1場所での十両復帰をかけた七月場所でも、3勝4敗と負け越し、これ以降勝ち越しは2場所のみと低迷した。
 '10五月場所後、一身上の都合により'10.6.7現役を引退したことが芝田山部屋公式ホームページの掲示板において発表された。これについては、師匠が断髪式を行わずに師匠自身で大勇武の髷を切ったと一部の雑誌で伝えているが、真相は一切不明である。'10.9.6これに関して当人から、引退は親方から強制されたものであるとして損害賠償を求める訴訟と暴行罪での被害届が提出されている事が明らかになった。親方はこれにより'10.9.29書類送検されたが、'11.1不起訴(起訴猶予)処分となっている。芝田山親方日本相撲協会に約7000万円の損害賠償を求める訴訟も、'12.12.21東京地方裁判所で和解が成立している。(wikipediaより引用)

 スイーツ親方で一躍有名になった元大乃国こと芝田山親方の部屋の出世頭だったのが、結局は東十両10枚目どまりで終わってしまったお方。しかもやめる際、引退を強制された上、無理矢理髷を切られたと芝田山親方を暴行罪で告訴するという後の濁しぶり。大乃国横綱時代も微妙な成績でしたが、それは親方になっても変わらないんですね。若乃島や魁にはそんな悪評を覆す大活躍をしてもらいたいものです。

第62代横綱・大乃国の全国スイーツ巡業

第62代横綱・大乃国の全国スイーツ巡業

男色

Z・刻を越えて - 脱積読宣言
残酷な天使のテーゼ - 脱積読宣言

男色
 男子間の同性愛をいう言葉。
 世界的にその起源は古く、死海の近くにあった古代都市ソドムがその発生地だとの伝説がある。男色をソドミィと呼ぶのはその故だという。わが国でも奈良時代の『日本書紀』(720)に早くも男色による心中伝説が見える。年上の男性が年下の美少年を性欲の対象とするのが通例で、古くは女性との性交を禁じられた僧侶間に行われ、寵愛を受ける有髪の少年は稚児と呼ばれた。また禅宗では斎*18を大喝して知らせる役僧を喝食と称したが、後には稚児と混同されて、髪を左右に分けて肩下に垂らした有髪の小童が務めるようになり、室町時代には稚児・喝食とも、男色の対象として武士の相手もするようになった。戦国時代ともなると、陣中に女性を伴うことの困難から、武将が美少年を伴うことが流行り、また武を重んずる気風から、特に女色より男色を讃美する風潮が生まれ、遂に若衆道*19の確立を見るに至る。兄分の者を念者*20といい、弟分の者を小人*21と称して、男女間の愛情に勝る武士道的盟約が、性の交渉を通じて昂揚されている。江戸時代に入っても戦国の余風から男色はなお盛んで、1653衆道の心得書ともいうべき『犬つれづれ』が刊行され、また数多くの衆道文学を生んだ。以上は素人間の男色だが、'29女歌舞伎の禁止と共に若衆歌舞伎の全盛時代を迎え、果ては酒宴の席に招かれて売色する専門の男娼、蔭間*22を生むに至った。若衆歌舞伎も風俗を乱すとて、'52禁止され、前髪を剃髪して野郎歌舞伎に変じたが、江戸芳町には蔭間茶屋と称する野郎屋ができ、売色する一方で女形としても出演した。江戸末期には市中に数ヶ所の蔭間茶屋があったが、天保の改革の取締りで芳町湯島天神を残し絶滅した。蔭間の年齢は10歳から20歳までが限度とされる。男娼を釜(おかま)というのは尻を用いる故の謎語であろう。(『日本風俗事典』より引用)


 日本の原宗教たる神道は豊穣を祈念するシャーマニズムなので、古代に男色の流行した気配は見られません。産めよ殖やせよ地に満てよでそんな暇もなかったのでしょう。事情が変るのは、仏教伝来以降です。女犯を禁じ、男尊女卑の傾向の強いこの宗教は、必然的に知識人階層での男色の流行をもたらします。*23享楽的退廃的な文明は同性愛の傾向を助長するという一般則*24に漏れず、平安貴族の中でも男色は流行したようで、藤原”悪左府”頼長も自身の日記(『台記』)で華やかな男性遍歴を赤裸々に語っています。
 武士の時代になると、同じ釜の飯を喰らい共に死線を越えることにより、友情が愛情に変るのはある意味自然なことだったようで、男色は更なる広がりを見せます。特にそれが顕著だったのは戦国時代で、宿老支配を打破しようと目論む英明な君主達(ex.武田信玄織田信長)に新規の人材(ex.高坂昌信前田利家)を登用するルートとして有効活用されました。とはいえこの時代はまだ一般庶民には浸透していなかったようです。それを示すものとして、秀吉が男色に一切興味を持たなかったのを、部下たちが心配するというエピソード*25があります。
 江戸時代に入ると陰間茶屋などの男性娼館も出現し、一般庶民にも徐々に広がっていったようすが窺われます。ストリップに毛が生えた程度の阿国歌舞伎が現在の野郎歌舞伎に発展する際、間に若衆歌舞伎でワンクッションおいているのもそれを裏付けます。この背景には江戸の町の異常な男性過剰がありました。女がいなけりゃ、手近な男の子でもいいや、ってのは自然な流れでしょう。
 明治以降はキリスト教道徳により、あれだけ隆盛を誇った男色文化も弾圧され黄昏の時代を迎えます。それでも戦前は寄宿舎内などで細々と営まれていたとの証言もありますが、性情報の氾濫により、現在ではそんなこともなくなりつつある*26ようです。
 現代日本でも愛好者は少なからずいるようですが、欧米と違いあまり存在感を感じません。これは、欧米と違い、キリスト教へのアンチテーゼとしてアンシャンレジームへの反逆の象徴となることもできず、正当性を確保しがたいからであろうと思います。それと地下にもぐれば、生活に不自由しない程度のコミュニティが存在していることも大きいのではないのでしょうか。少なくとも、日本人のマイノリティ差別なんて偏狭な考えで捕らえていいものではないです。
 むしろ現代日本で特筆すべきは、BLやS文学*27に象徴される同性愛文学の方でしょう。恋愛小説を楽しむのにわざわざいけ好かない同性を登場させる必要はないと気付いてしまった彼らは文学史上にどんな大輪の華を咲かせてくれるのでしょうか。

男色の民俗学 (歴史民俗学資料叢書・第二期)

男色の民俗学 (歴史民俗学資料叢書・第二期)

絶望の中に輝く一筋の希望目指して

 スポンサーとの思惑の違いに撃沈したVガンダム、日蒙の文化の壁を越えきれなかった大勇武、ヘテロの無理解に苦しむ男色愛好者と、殊更左様に異文化ディスコミュニケーションは深刻なものがあります。グローバル化が進む現代とて、否だからこそ、人類の立ち向かうべき課題であり続けることは間違いないでしょう。文化間の差異を包含許容しつつも滞りなく他者理解を行える、寛容の精神に満ちたユートピアを築くためにも、文化の担い手たる我々若人はDon't Stop Carry Onの精神で異文化理解に邁進する使命があります。願わくは、オタクカルチャーがその架け橋となりますことを。

帰ってきた今日の一行知識

厚労省の見解では同性愛は立派な病気
 カルテに記載していい病名が厚労省が作成している病名マスターにのせられているんですが、「同性愛」も「30020001」という請求コードで所収されています。因みに同種のいわゆる変態性癖では、「サディズム」「獣愛」「女子色情症」「窃視症」「マゾヒズム」「露出症」なんかも挙げられています。まだまだ日本は性的マイノリティーには偏狭なんですね。

*1:旧名:富野喜幸。代表作:『機動戦士ガンダム』、『伝説巨神イデオン』、『リーンの翼』(監督)他。

*2:代表作:『絢爛舞踏祭 ザ・マーズ・デイブレイク』・『獣王星』(キャラデザ)、『天空のエスカフローネ』(アニメーションディレクター)他。

*3:代表作:『機動戦士ガンダム』、『装甲騎兵ボトムズ』、『革命機ヴァルヴレイヴ』他。

*4:代表作:『機動警察パトレイバー2 the Movie』,『スーパーロボット大戦OG -ジ・インスペクター-』、『超劇場版ケロロ軍曹』他。

*5:スタジオ・トラピゾイド所属。代表作:『マクロスF』・『超速変形ジャイロゼッター』(メカデザ)、『鋼の錬金術師』(キメラデザイン)他。

*6:代表作:『高校教師』、『家なき子』、『風林火山』他。

*7:青二プロダクション所属。代表作:志村新八(『銀魂』)、立花ユズヒコ(『あたしンち』)、鳩ヶ谷ヨシりん(『クレヨンしんちゃん』)他。

*8:現:市原由美東京俳優生活協同組合所属。代表作:あると(『ココロ図書館』)、小春(『平成狸合戦ぽんぽこ』)、サツキ(『犬夜叉』)他。

*9:代表作:ドクター・ストレンジ(『スパイダーマン』)、花山薫(『グラップラー刃牙』)、レンブラント(『金色のガッシュベル!!』)他。

*10:劇団青年座所属。代表作:干柿鬼鮫(『-NARUTO-』)(声優)、井坂深紅郎(『仮面ライダーW』)(俳優)、ブルース=ウェイン(『バットマン』)(吹替)他。

*11:アーツビジョン所属。代表作:ケロロ(『ケロロ軍曹』)、母(『あたしンち』)、白藤杏子(『WORKING!!』)他。

*12:代表作:「灰とダイヤモンド」、「DEAD or LOVE」、「DESPERADO ALONE」他。

*13:代表作:「忘れない」、「7月の雨なら」、「見つめずにはいられない」(歌手)他。

*14:代表作:「マブラヴ」、「It's Just Love!」、「会いたくて 会いたくて〜Voice Of Moon」他。

*15:大頭主催。代表作:「ビースト三獣士」・「スーパーボンバーマン」(音楽)、「見逃してくれよ!」(編曲)他。

*16:第62代横綱四股名大乃国。北海道出身。通算成績:560勝319敗107休。幕内優勝2回。殊勲賞5回、敢闘賞2回。金星4個。

*17:最高位:西幕下15枚目。モンゴル・ウランバートル出身。通算成績:95勝66敗14休。

*18:仏家の食事

*19:略して若道、あるいは衆道ともいう

*20:念人・念友とも

*21:あるいは若衆

*22:色子とも

*23:衆道の語源はここ。大衆(だいす)の道。意訳すれば、「お偉いお坊さんのやり方」といったとこでしょうか。

*24:ギリシャでは、女性とのセックスは動物的原始的本能の発現として忌避され、男色が推奨された

*25:秀吉の寝所に見目麗しき美少年を派遣したところ、「お前に姉妹はいないか」と訊かれ追い返された、というものですが、これが「笑い話」として後世に伝えられていることで、当時男色が武士階級では一般常識であったことが知れます。

*26:男子校出身ですが、少なくともウチでは一件も見聞きしませんでした。ホモって仇名の奴は何人かいましたけど。

*27:昭和初期から30年代にかけて流行した少女同士の淡い恋愛感情を描く少女をメインターゲットとする小説のこと。現代の『マリアさまが見てる』などの男が萌える分野をこれに含めるのは、激しく違う気がしますが、他に適切な用語を思いつかないので代用します。