桜宮高校生徒の飲酒ツイートに店が謝罪「未成年にアルコール出していない。ソフトドリンクを酒用グラスで出した」:ハムスター速報
風風亭は飲み放題込み3000円の格安で飲み食いできるので、学生時分に重宝してました。貧乏学生がメインターゲットな関係上死活問題だったんでしょうが、もう少しましな言い訳しろよと小一時間。
ついこないだ年明けたばかりと思っていたら早くも1月も最終盤。「一月は往ぬる」の格言は真のようです。
SRWOGⅡ進捗
- 2周目第41話「妄念に操られし者(前篇)」ルイーナと交戦中。トップエース:テツヤ=オノデラ@ハガネ。
- 作者: 魯迅,増田渉
- 出版社/メーカー: 角川書店
- 発売日: 1961/04
- メディア: 文庫
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淋しい時笑う癖もう昨日に捨てたから
狂人日記
「あれこれ考えたりしないことです。四、五日じっと静かにしていれば、すぐよくなります」by陳老五
まんまよくある統失の被害妄想日記。今となっては珍しくもなんともない一品ですが、100年も前にこれを書いたとは改めて魯迅の非凡なるを感じさせます。
孔乙己
「書物を盗むのは盗みの中には入らない……書物を盗むのは!……読書人のすることで、盗みには入らないのじゃ」by孔乙己
今でゆうロー崩れや医学部挫折組の末路の物語。陰惨な中にもどこか漂う暖かさが秀逸です。
小さな事件
「お前さんどうしたのかね?」by車夫
とある通勤路の一幕のスケッチ。言いたいことは何となく分かるけど・・・って作品。
故郷
「番をするのは穴熊や、針鼠やチャー*1だ。月の照ってる畑に、ラーラーという音がきこえる、チャーが西瓜を齧っているのだ。そこで刺叉を握って、そっと忍び寄って行く……」by閏土
故郷に錦を飾ってみれば、昔仲の良かった幼馴染が・・・な物語。故郷を離れてる人は帰京の際に多かれ少なかれ似たような経験してんじゃないでしょうか。
阿Q正伝
「俺は以前には―お前なんかよりずっとエラかったんだぞ、お前なんかが何だい!」by阿Q
魯迅の魯迅たる所以。彼が名を残すに至った理由がよく分かります。文句なしの名作。孔乙己にも通底する「乞食」への軽蔑と憐れみと優しさの複雑に入り混じった魯迅のひいては中国人の視線がとっても温かく感じられます。
孤独者
「君の好意を感謝する」by魏連殳
同上。
本当は何が正しいの間違ってるの
中国近代小説の父魯迅。個人的にはちょっと自然主義の臭みが鼻につきましたが、案外読めたのにびっくり。1世紀の時と多少稚拙な翻訳の壁を超え、感動を共有できるってのは流石ですね。第二次安倍政権になってからというもの多少きな臭い日中関係。そんな今だからこそ、再評価されてもいい作品群なのかもしれませんね。
- アーティスト: 林原めぐみ,MEGUMI,五島翔,小林信吾
- 出版社/メーカー: キングレコード
- 発売日: 1999/05/28
- メディア: CD
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*1:獣偏に査