ヒロイモノ中毒 人間が一生の間に食べる生き物の数 牛3頭、豚22頭、鶏912羽
牛の食肉家畜としての規格外の優秀さがよく分かる。
同僚たちとの忘年鍋パーティーの弊宅での開催が12/8に決定。さああと半月でこの腐海を浄化することは可能なのでしょうか。さあ王蟲探しに行こうっと。
競馬成績・・・H30収支-41080
- マイルチャンピオンシップ・・・本命モズアスコット-2600
- 東京スポーツ杯2歳S・・・本命ホウオウサーベル-500
- アンドロメダS・・・本命ドレッドノータス+70
- 福島民友C・・・本命ヒラボクラターシュ+10
- 霜月S・・・本命サクセスエナジー-100
- フルーツラインC・・・本命オリエントワークス-100
DQⅥ進捗
- 天馬のたづな入手。主人公の職業:スーパースター「アカデミーしょう」
- 作者: 大森望
- 出版社/メーカー: 東京創元社
- 発売日: 2013/03/21
- メディア: 文庫
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この世のキレイごとを暴きにやって来た子ネコなんだ!
フル・ネルソン
「ははあ、こうなるか。一八五〇九二四……おかしいな。度数分布表から計算しましたか。たしかに、こうなりますか。これ、中位数でしょう」by先生
私は前衛芸術を愛でることができるほど高尚な人間じゃあござんせん。
白壁の文字は夕陽に映える
「家畜の知能向上研究の方が、精神遅滞者のIQ向上よりまだ見込みがあると、我々は考えています。現に精神遅滞者よりもチンパンジーの方が、自然状態においてすら知能が高いですからね」by小林
白痴こそが実は超能力も持つ新人類だった、っていう今となってはありふれたテーマ。↑のセリフのような、世知辛くなった今のご時世じゃあ直接描写が憚れるようなパートも多く、そういった意味でも「古き良き」を感じさせる一作。どことなく漂うコズミックホラーテイストも○。
言葉使い師
「なんてすてきな世界だったろう」byきみ
言葉が禁じられた世界での物語。作者の、否、文筆家の「言葉に特別手当を払っている人間」としての矜持が非常に印象的です。
火星鉄道一九
「眼を閉じていても、みえるんだよ。オリンポスが。数え切れないほどくり返していると、自然にわかるようになるんだ。今日の山は、どんな風にみえるかってことが。大気の具合や光線の角度、昼夜の違いや砂塵と風向きの関係なんかでな」byザナック中尉
個人的にミリタリーSFは苦手です。
山の上の交響楽
「私の作品は、この宇宙の中で、ただ一度だけ演奏されるべきものである。二度以上演奏されるようなことがあれば、それはすでに私の作品ではない。しかし困ったことに、私の作品は多くの人に愛され、一度聴いた人は必ず二度聴きたくなるであろう。それゆえ、私の意図が完全に実現されるためには、無限の長さの―いや、少なくともこの宇宙の寿命と同じ長さの曲を書かねばならないのだ」by東小路耕次郎
演奏するのに一万年はかかろうかという超大作オーケストラ八百人楽章の進行役の奮闘記。ツッコミどころ満載の大風呂敷の下で繰り広げられる実に所帯じみたトラブルの数々が非常に微笑ましい一作。根っからの裏方気質の人間としてはラストシーンに感動せざるを得ません。
恐竜ラウレンティスの幻視
「俺たちは、ふぁ……わからない。ふぉ……こんなチ性というものを貰って……。イイことか悪いことか……ふぁ……わからない」byラウレンティス
文明批判、になるのかなあ。テーマが非常に陳腐で臭いものの割には不思議に清潔な読後感なのは流石梶尾真治というべきか。
そばかすのフィギュア
"判ってたの、私。コリン姫と一緒になることがあなたの幸せなんだって。私、判っててお手伝いしたの"byアーダ
ガレージキットが自意識を持ったら・・・の実に90年代オタクカルチャーフルスウィングな一作。90年代後半に思春期を隠れオタクとして過ごした身としてはクリーンヒットな作品でした。ああ、あの頃に戻りたい。
くるぐる使い
「オホン!エホン……乀くるぐる娘がトンと来て、トンと来て、水につけよか火にくべようか、いえいえそれはなりませぬ。たとえ先祖の業といえ、男も知らぬ生娘じゃ、色恋わからぬくるぐるじゃ。股に蜘蛛の巣張る前に、浮き世の喜び教えやしょう、赤いおべべを着せてやろ、赤いお紅もひいてやろ、太鼓叩いて踊りゃしょう。くるぐる娘がトンと来て、くるぐる使いにまわされた。ホーイホイ。アッパリなぁ」by波野
本巻の最高傑作。正直大槻ケンヂを舐めてました。星雲賞の受賞者リスト見るたび第25・26回大槻ケンヂ連続受賞ってどんだけSF冬の時代だったんだって冷笑してましたが、自身の浅見を恥じるばかりです。純文学と比肩できるレベルの詩情がなんとも救いのないラストとともに圧倒的な読後感を残します。正直この作品のインパクトが強すぎて、この記事書くのに他の収録作の感想思い出すの大分苦労しました。偏見の目を捨てて是非ご一読を。俺も大槻ケンヂの他の作品きちんと読もうっと。
ダイエットの方程式
「覚悟はできています。贅肉を落とせるなら、方法は問いません」byわたし
実によく出来たコメディ。取り敢えず、要減量な体躯を抱える者としては身につまされること。
インデペンデンス・デイ・イン・オオサカ(愛はなくとも資本主義)
「で、あんたはどこからきたの?木星?」by坊城美喜
実にバカ(誉め言葉)だ。勢い任せの八方破れな作品。大阪人の魅力と、「だから嫌われるんだ」の実例とが煮凝りにされてます。手ぇ叩いて笑うも眉を顰めるもお好きな方を。