脱積読宣言

日々の徒然に読んだ本の感想書いたり、カープの応援したり、小旅行記書いたりしてるブログです

あんなに一緒だったのにと冒険でしょでしょ?と危ないお仕事!について

youtube請求書 旧作品No.35242 | pya! (ネタサイト)
これ実在したらうち結構やばいな。


 遂に十一月も楽日。二十歳超えると一年が早いなー。
 今宵の御題「あんなに一緒だったのに+ビクター」「涼宮ハルヒ+CD+冒険でしょ」「危ないお仕事!」脈絡あるのはいいことだ。

明日もあの人に会えますように

あんなに一緒だったのに+ビクター

あんなに一緒だったのに - 脱積読宣言

「あんなに一緒だったのに」
See-Sawの9thシングル。2002.10.23.ビクターエンターテインメントより発売(『機動戦士ガンダムSEED』1stエンディングテーマ。c/w「月ひとつ」)
作詞:石川千亜紀、作編曲:梶浦由記
オリコン初登場・最高位5位*1
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ビクターエンターテインメント株式会社*2
設立:1972.4.25
決算期:3月
資本金:\6,310,000,000(発行済312万株)
大株主:日本ビクター 100%
沿革:'72.4日本ビクター㈱の音楽事業部門が分離独立してビクター音楽産業㈱設立。'93.4日本エイ・ブイ・シー㈱と合併し現商号に変更。(『会社総鑑〜未上場会社版』より引用)

 鳴り物入りで始まった『機動戦士ガンダムSEED*3のED。OPのT.M.Revolutionの「Invoke」ばかり大きく取り上げられがちですが、SEEDの主題歌にふさわしいのはこちらだと思います。思いがけずも敵味方に分かれたキラとアスラン悲恋友情の相克というSEEDのテーマを主題を高らかに謳い上げたアニソンの鑑のような作品です。尤も本編がへたれた所為で主題が本編から多少浮きがちになっているのは否めませんが。にしても、第一話のラストで銃を突きつけあうキラとアスランをバックにこの曲が流れ、EDに入るという演出を見た時は絶対SEEDは神作品になると疑わなかったのですが、どうしてあんなことになってしまったのでしょうか、残念でなりません。
 とまれ、SEEDの、「タイアップでない楽曲は名曲」を地で行く超名曲です。この曲に感動した人はSee-Sawの他の作品にも手を伸ばしてみてください。アニソンで終わらすには惜しい名曲揃いです。『early best』収録の「遠いティンパニ」なんかは特に自信を持ってオススメできます。

涼宮ハルヒ+CD+冒険でしょ

冒険でしょでしょ? - 脱積読宣言

涼宮ハルヒ
 県立北高校1年5組。SOS団団長。16歳。158㎝。東中学出身。文武両道、容姿端麗の才色兼備の美少女ながらも、性格は唯我独尊・猪突猛進の気分屋。「世界を自身の思うがままに改変できる」能力を所持。機嫌に応じて無自覚のままにそれを行使し、様々なトラブルを巻き起こす。
登場作品
涼宮ハルヒの憂鬱』『涼宮ハルヒの溜息』『涼宮ハルヒの退屈』『涼宮ハルヒの消失』『涼宮ハルヒの暴走』『涼宮ハルヒの動揺』『涼宮ハルヒの陰謀』『涼宮ハルヒの憤慨
cv.平野綾*4

CD
abbr compact disc.【コンパクトディスクの省略】(『OXFORD Advanced Learner's DICTIONARY』より引用。【】内は管理人訳。)

冒険でしょでしょ?
平野綾の2ndシングル。2006.4.26.ランティスより発売。(『涼宮ハルヒの憂鬱』オープニングテーマ。c/w「風読みリボン」)
作詞:畑亜貴、作曲:冨田暁子、編曲:藤田淳平
オリコン初登場・最高位10位*5、総売上62,996枚*6
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 「冒険でしょでしょ?」はOPにも使われた『涼宮ハルヒの憂鬱』の主題歌。のはずですが、電波ゆんゆんで一度聞いたら忘れられない第一話OP「恋のミクル伝説」や'06年度上半期を席巻した「ハルヒブーム」の起爆剤となったED「ハレ晴レユカイ」に押されて非常に影の薄い楽曲です。歌手平野綾出世作という位置づけも、「HEY HEY HEY」出演の栄誉を挿入歌の「God knows...」に奪われたことで非常に怪しくなってしまっており、ホントに不憫としか言い様がありません。
 曲自体は地味に名曲で「ハルヒ」関連の楽曲でも一番の完成度を誇ると思われるのですが、いかんせん不思議と華に乏しいので、他のきらびやかな関連曲と並ぶとどうしても見劣りしてしまいます。ただ、最終回「涼宮ハルヒの憂鬱Ⅵ」のEDに流れた際は、これぞ「主題歌」というべき貫禄で、存在感を見せ付けてくれました。曲も使われ方次第というのを痛感させる一曲ではないでしょうか。

危ないお仕事!

君にジュースを買ってあげる - 脱積読宣言

『危ないお仕事!』
新潮文庫 き、28、2
著者:北尾トロ、マンガ:福満しげゆき。2006.6.1.新潮社より第一刷発行。定価476円
収録内容
第一章:捜査のお仕事
第二章:アタマのお仕事
第三章:エロスのお仕事
番外編1:小心者の潜入記〜新聞拡張団に入ってみた。(初出『裏アルバイトの本』)
番外編2:法廷好きの傍聴記〜目撃者は語る、ヘンな容疑者列伝

 作者の北尾トロは、真摯な態度と抑えた文体で非常に好感の持てるお気に入りの作家です。実話系の雑誌に埋もれさせとくには惜しい才能だと思うのですが、下関マグロや松尾スズキと紛らわし過ぎる名前を何とかしないと上がり目はないんじゃないかな。


 流石に物足りないので、危ないお仕事をいくつか紹介。

  • 私立探偵・・・一日頼んで20万これは高いか安いか。浮気調査のアフターサービス用に結婚相談所を併営ってのはえぐいなあ。
  • 汁男優・・・月間40発射で給料20万。高いんだか安いんだか。憧れなくはないですが、やはり趣味は趣味のままにしとくべきでしょうね。
  • タイの日本人カモリ屋・・・一番の美味しいカモは現地駐在員だそうで。物価が安くて貴族生活を疑似体験できるのと、現地人がバカに見えてしまうのとで、井の中の蛙が会社の威光を自分の実力と過信して独立しようとするのをごっつぁんするようです。因みに首を吊らなかったカモられた人の殆どが今度はカモリ屋に転進するんだそうで。イジメ・虐待の連鎖の構図がこんなところにも。
  • 風俗専門不動産屋・・・今回一番感心したのがこのお仕事。莫大な資本を背景に地上げを食らわし、プレイルームとなるラブホテル*7と無料案内所を独占。東京ではこのグループに属さない風俗業者は青息吐息だそうです。中小業者に任せるより大資本の経営のほうが効率的なのは農業も一緒、旧態依然の零細農家を糾合して会社経営にすべきだと思います。

危ないお仕事! (新潮文庫)

危ないお仕事! (新潮文庫)

宙の彼方へSpecial Generation

 格差社会が本格化してきた今日、勝ち組と負け組がはっきり分かれるようになってきました。月給20万のフリーターと年収数千万のスーパーサラリーマンに終身雇用の未だ揺るがぬ公務員とその格差は目を覆わんばかりです。わたしの友人も幾人かはあんなに一緒だったのにと嘆きたくもなるほど、「大人」な勝ち組になってしまっています。しかし、本当に人生それでいいのでしょうか。ビクターのような大企業に勤め、CD一枚に収まるような平穏で退屈な人生を送ることに満足してしまっていいのでしょうか。
 所詮負け犬の遠吠えと笑われるでしょうが、自身の腕一本で波乱万丈の世間を生き抜く危ないお仕事こそ冒険でしょ、と思ってしまいます。涼宮ハルヒシリーズの主題の「特別なはずの自分」。この幻想を捨て去ることこそが「大人」になることだと頭では分かってはいても、心が納得してくれません。人は多分こうやってニートになっていくんでしょう。

今日の一行知識

野球賭博で登板予定の情報が重宝されるのは、客が勝ち負けの予想に利用するからではなく、胴元がハンデの設定に利用する為
弱いチームに数点のハンデが与えられるのが通常で例えばチームBに1.2点のハンデが付いていたらA2-1BでAが勝ってても、博打の勝敗はA2-2.2BでBの勝ちとなる寸法です。このハンデを作成するのに先発が誰かってのが非常に重要となるため、ヤクザ屋さんがあの手この手でピッチングスタッフに取り入ろうとするんだそうで。パチンコより余程健全でしょうに、公営化して欲しいもんです。

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*1:初動売上34,390枚

*2:'04.6現在の状況

*3:以降SEEDと省略

*4:1987生まれ。スペースクラフト・エンタテインメント所属。代表作:芹澤レイラ(『NANA』)、弥海砂(『DEATH NOTE』)、姉崎まもり『アイシールド21』)他

*5:初動売上13,996枚

*6:オリコン登場23回

*7:石頭の石原都知事の規制強化の所為で歌舞伎町では店舗型の業者はほぼ壊滅。デリヘル一本槍な状況なんだそうです。中途半端な規制が良貨を駆逐し、よりたちの悪いのだけが地下に潜って生き延びる典型例。