脱積読宣言

日々の徒然に読んだ本の感想書いたり、カープの応援したり、小旅行記書いたりしてるブログです

『封印作品の憂鬱』

ぼっちレベル10:ぁゃιぃ(*゚ー゚)NEWS 2nd
レベル1-3とレベル6に該当。一人カラオケや一人居酒屋は意外と楽しいっすよ。


 最近の仕事が苦痛ってゆうか、精神的にきつい理由がなんとなく判明。周りが多かれ少なかれ気を遣わなければいけない人や、気は許せても本質的に雇用主な人しかいなくて、愚痴も弱音も悪口も本気の意味では吐き切れないのが、今までになくきつい理由なんじゃないかと愚考。ああ、上司や取引先をぼろくそに言える同僚が欲しい。

封印作品の憂鬱

封印作品の憂鬱

世界は聳え立つお城門を開けるのは神

 名作の影に駄作あり。巨匠も老舗ブランドも今を時めく鬼才にも、忘れたい過去はある。しかもそれが自分の褌で他人がやらかした失態だったらなおのこと。ドラえもんウルトラマン涼宮ハルヒ。忘れたはずの黒歴史たちが今蘇る。


 安藤健二封印作品の謎シリーズも早三作目。差別表現、著作権者の内紛に続く今作のテーマはずばり黒歴史。日テレ版アニメ『ドラえもん』に『ウルトラ6兄弟VS怪獣軍団』、そしてタイトルにもなっているみずのまこと版マンガ『涼宮ハルヒの憂鬱』といずれ劣らぬダメな方向への問題作揃い。正直封印されてもそんなに気にならないっつーか、VOWZ級マニアの方々以外興味を示さないだろうクオリティの作品群となっております。そんな見事な黒歴史安藤健二が勝手知ったる封印作品の文脈でその謎を解き明かします。結果として出てくるのは、低クオリティにはそれなりの訳があるって結論。途中でトンズラこくような制作会社が担当だったり、派手な内紛の具にされたりしてりゃあそりゃ質も落ちます。創作に関る職種の方々には作り手のやる気は名作への最低必要条件と心に刻んでおいて欲しいものです。

触れ合うことの奇跡あなたが愛おしい

 東京都の青少年保護育成条例の施行を間近に控え、封印作品表現規制の濫発が懸念される今日この頃ですが、適度な規制は創作の自由度を上げるのも一面の事実。困難は進化の母と言います。例えば、モザイク規制が今の日本AV界の恐竜的進化の原動力となっているのを否定する人はいないでしょう。ボケ老人の繰り言にまともに応対するだけ時間と労力の無駄です。木っ端役人や腐儒者の思いもつかぬ表現にレベルアップする為の課題と考えましょう。きっとあなた方なら出来るはずです。

禁じられた遊び

禁じられた遊び

帰ってきた今日の一行知識

ドラえもんは一度打ち切られていた
その時の最終回が名作「さようなら、ドラえもん」の巻。売れない『ドラえもん』に固執せず新作書けと迫られたのを新作*1も書くから頼むから『ドラえもん』も続けさせてくれと泣きの一回で延命している間に、てんとう虫コミックス発売で人気爆発で今に至っている模様。ジャンプの短命組にももしかしたら名作に化けていた可能性のある作品が紛れ込んでいるかもしれませんね。まあ死んだ子の歳数えても詮無いことですけど。