脱積読宣言

日々の徒然に読んだ本の感想書いたり、カープの応援したり、小旅行記書いたりしてるブログです

帝劇ビル

【訃報】SF作家・山本弘さん死去 68歳 『アイの物語』『ラプラスの魔』『MM9』『妖魔夜行』『百鬼夜翔』シリーズ など : はちま起稿
ソードワールド・ノベル』「ジェライラの鎧」でその名を知り、『妖魔夜行』「真夜中の翼」で信者となり、と学会で懐疑論者としての自分のアイデンティティを構築し、『トンデモ本?違う、SFだ!』にSFファンへの扉を開いてもらい、『アイの物語』で自信の人間観を確固たるものに。おそらくきっと自分の人生に一番大きな影響を与えてくれた作家でした。お疲れ様でした、ご冥福をお祈り申し上げます。


 渡世の義理で押し付けられたコンサル会社の横着さが目に余る。このままだとうっかりマオイズムやアジア的優しさに目覚めてしまいそうです。


引き裂いた闇が吠え震える帝都に

帝劇ビル
 所在地:東京都千代田区丸の内三丁目1番1号。規模:地上9階・地下6階、竣工年月:昭和四十一(1966)年9月、構造:鉄骨鉄筋コンクリート造、延床面積:37,030.74㎡、敷地面積:3,825.05㎡(公式HPより修整引用)


 祝年度末進行生還という訳で心晴れやかな休日だったんですが地味に色々所用あったのと遠出の気力が回復してなかったのとで、中途半端に妥協して勝手知ったる都心方面へ。秋葉原肉ビル最終日ということで一瞬心惹かれたんですが地獄の混雑が予想されたんで、最終日まではまだ日のある帝劇ビルへ。帝国劇場も出光美術館も見ていく時間の余裕はなかったんで地下の飲食店街でお茶を濁そうとドアを開けた瞬間漂ってきたのは何とも名状しがたい郷愁を掻き立てる香り。昭和の残滓たる「駅ビル」がそこには残っていました。年季を感じさせるボロッちい内装が実にレトロで感涙。ただ設備は最新鋭で歩いてる人もオシャレな若者やきめっきめのビジネスマンばかりなので頭がバグります。という訳で、今まで来なかったのを後悔するくらいには好みの施設だったんですが、同時にそら再開発せざるを得んわなあと深く納得させられる何とも切なくも感慨深い小旅行となりました。健在なうちにまたリベンジするぞ、おー。

愛の歌高らかに踊りでる戦士たち

 レトロな駅ビル風の建物ってなんでこうも郷愁を掻き立てられるんでしょうか。自分の原体験として、母の恩人が広島駅の駅ビルで手芸店をやってて、母に連れられてよくそこに遊びに行ったのが多分その理由だと思います。昭和はおろか平成すら遠くなりにけりな今日この頃ですが、あなたにとっての原風景はなんですか?


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