【けものフレンズ】日刊スポーツ「たつき監督降板騒動はまだ拡大していくようだ」 – けものフレンズちゃんねる
ほんの一週間前は無邪気に「たーのしー」って言ってたんだよなあ。色々大人の事情も見えてきて、諦観が場を支配しつつありますが、まだ我々はたつき監督の奇跡の復帰を諦めておりません。今週末のけもフレがーでんで劇的な和解劇を披露してくれるんですもんね。
公私ともに色々あってやさぐれてる日常にちょっと嬉しいイベントが。元カノに誘われて、上野の美術館めぐり。科学博物館の特別展「深海展」と東京国立博物館の企画展「マジカル・アジア」(と特別展「運慶」)をハシゴしてまいりました。以下、感想箇条書き。
- 科博の一般展示の標本群は学生時代の自由研究を思い出してほっこり
- 尺原器と貫原器なるものがあったの初めて知った。アメリカには未だにフィート原器やポンド原器があるんだろうか。
- 深海展は正直原型とどめてないホルマリン漬け見てもあんまり感動が・・・。場内で流れていた映像には興奮しましたが、それなら大人しくNHKスペシャル見とけよって話な気も
- 本展に限りませんが、音声ガイドとスマホ撮影は渋滞の元凶だと思う
- 前回は一強だったダイオウイカの牙城が崩れて、マスコット界がラブカ・メンダコ・ダイオウグソクムシの三国鼎立状態だったのには笑った。ダイオウグソクムシのディバック買っときゃよかったなあ
- 東博は、前回行った時も感じましたが中国・インド・東南アジアで仏像の顔が全然違う*1のに感心。つーか、日本人はこんなとこでも原典真面目に完コピしてんのね
- 中国の陶磁器見た後に朝鮮白磁見ると日本人好みのシンプルさに感動。この分野は素直に朝鮮文化の影響を認めなければいけませんね。
- 「マジカル・アジア」銭剣の実物見れたのに興奮。その展示を見た自分と同世代の男性は、漏れなく連れの女性置いてけぼりでテンションアップしてたのに苦笑。
- 「呪詛人形」の入手元が「明治十年上野公園で発見」だったのに爆笑。よくぞこんなもんとっといたな
- 「運慶」どの彫刻の顔もこんな強面のおっさんいるよなあってリアリティに満ちてて感心。
- かの有名な矜羯羅童子像の前でどちらから言うともなく顔を見合わせて爆笑できたのは一緒に来てよかったと思った
- その子が四天王像で名前を見ずに「この中で一番この人が話聞いてくれそうな顔してる」と多聞天指差したのにはびっくり。デザイン意図って伝わるもんなんですね
- 康弁作の「龍燈鬼立像」はいつ見てもファンキーなデザインだ
- 浄瑠璃寺の十二神将像が、途中でネタが切れたか、午神あたりからせめせめのポージングになって行くのが面白かった
- ほぼ半日立ちっぱなしだった所為で翌日の今日筋肉痛が酷い。つーかどんだけ運動不足だ俺。
競馬進捗・・・H29収支-53620
自由が私には勇気と光をくれたわ
日本SF大賞
日本SF大賞
昭和五十五(1980)年日本SF作家クラブが創設し、主催している賞。年1回、9月1日から翌8月31日までの1年間に発表された作品*2の中から最終候補作を選び、日本SF作家クラブの総会で選ばれた数名の選考委員による討議を経て受賞作を決定する。
商業分野のSF関係者が、商業作家が発表した商業作品の中から受賞作を選ぶという点では、アメリカのネビュラ賞に近い特徴を持つ*3。本賞の制定以前、日本のSF賞には日本SF大会においてSFファンの投票で決定する星雲賞や、公募新人賞であるハヤカワSFコンテストなどがあったが、プロがプロの作品を選ぶSF賞は本賞が初だった。もう一つの大きな特徴は、日本の「SFとしてすぐれた作品であり、『このあとからは、これがなかった以前の世界が想像できないような作品』や『SFの歴史に新たな側面を付け加えた作品』」であれば、あらゆる事物を受賞の対象としていることである。対象は創作物に限定しておらず、はやぶさの帰還などの現実の出来事、VOCALOIDや二足歩行ロボットASIMOのような製品も対象になると謳われている。小説や映画など各メディアごとの賞は数多く存在するが、本賞のように様々なメディアの作品・出来事・製品などが同じ土俵で評価されるものは珍しい。これまでに小説以外に、評論などのノンフィクション、漫画、映画、アニメが受賞しており、ゲームも候補に挙がったことがある。
第33回までの選考手順は、まず日本SF作家クラブ会員に書面アンケートを実施し、その結果をもとに日本SF作家クラブの総会で選ばれた選考委員が最終候補作を決定。改めて開催された選考委員会で受賞作を決定する、というものだった。第17回まではアンケート結果・候補作ともに公表されていなかったが、以降は最終選考の前に公表されるようになった。第34回以降は、候補作エントリーを一般の読者やファンからもTwitterと電子メールで募集し、その中からクラブ会員の投票によって最終候補作を決定し、選考委員による最終選考会で受賞作を決定する、という方式に改められた*4。
受賞者には、日本SF作家クラブ発行の正賞と後援・協賛社からの副賞*5が贈られる。現在の正賞はSFイラストレーターの横山宏*6作のトロフィー。制定時に100万円だった副賞の賞金は、その後、200万円に増額されたが、ドワンゴ協賛となり 100万円に戻った。またクラブの非会員が受賞した場合、本人が希望すれば、通常クラブへの入会に必要な「会員からの推薦」等の手続きを経ずに、クラブの総会で入会可否を直接諮ることができる。
受賞作発表は第33回まで、後援する徳間書店の小説誌上*7で行われていた。徳間書店が後援を降りた第34回以降は、日本SF作家クラブの公式サイトで直接発表している。
かつては重複受賞は認められておらず、過去の受賞者は、その後どのような傑作を発表しようと受賞することはなかったが、後に規約が改められて重複受賞が可能になった。 SFプロパーとみなされる作家による作品の受賞については「功労賞」的に与えられる場合も多く、1980年創設という時期的な問題もあり、小松左京*8、筒井康隆*9、半村良*10など、1980年代以前に意欲的にSFの創作をしたSF作家のベスト作品に与えていない場合も多いという意見もある。また第36回では、谷甲州*11『コロンビア・ゼロ 新・航空宇宙軍史』が「選考委員の作品として初」の受賞となった*12。
「特別賞」は評論作品、「功績大である死去者(会員)」、「死去者の作品」に贈られることが多かった。2011年度に、初の「特別功労賞」が小松左京に贈られた。また、2015から日本SF作家クラブの会員でないが功績大である死去者にあたえる賞として「功績賞」が贈られるようになった。
なお、選考対象期間が暦年をまたぐため、最終選考会が年を越す場合は前々年の作品が受賞する*13可能性もある。
大賞受賞者は、受賞後にすぐ選考委員に選ばれる頻度が高い。また1993から「選考委員に1名以上女性」というルールがほぼ適用されている。 (wikipediaより修整引用)
日本SF作家クラブの主催する、日本SF最高峰の賞。のはずなんですが、私は吉岡平・笹本祐一・山本弘のラノベ組から入ったもので、正直受賞作もあんまり読んでなかった*14りします。個人的に一番印象深いのは第32回の『華竜の宮』。一世を風靡した『魔法少女まどか☆マギカ』を抑えて受賞の話題性から手に取ったこの一冊が、山本弘にかぶれて海外翻訳SF至上主義になっていた自分の迷妄を覚ましてくれました。ベイリーやディックやスタージョンもいいけどやっぱり伊藤計劃や上田早夕里や円城塔は最高だね。とニワカSF者は語ってみるのです。
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三島瑶子
平岡(杉山)瑤子
昭和十二(1937)〜平成七('95)年。日本画家・杉山寧*15と元子の長女。
1958.6.1日本女子大学に在学中、三島由紀夫*16と見合結婚した*17。二人で世界一周の旅行をしたり、三島邸で行われるパーティで接待するなど、三島文学を側面から支えた。三島の死後は、『定本三島由紀夫書誌』(薔薇十字社)('72.1)の完成に力を注ぎ、三島の遺作の整理・保存に心をくだいた。また、経団連襲撃事件('77)では、犯人説得にあたった。表に出て三島を追想することはほとんどなかったが、「三島家十四年の歳月」(『諸君!』)('85.1)で、夫との生活とマスコミの三島事件への対応への感想を語った。二人のあいだには、紀子*18と威一郎*19の二子がいる(『三島由紀夫事典』より修整引用)
三島由紀夫の嫁さん、以上。と言ってはなんですが、男相手に浮気されたり、家庭を顧みず政治にかぶれて結社を作られたり、挙句の果てには後先考えず自殺されたりと結構難儀な人生送っておられるお方。三島文学のヒロインと言えば、現実感と生活感に乏しい浮世離れした貴顕のお嬢様といった印象なのですが、このお方は生まれ育ちこそ名家のお嬢様ですが、その実人見知りをしないちゃきちゃきの粋な姐さんだったとのこと。なんかそれもまた可哀想だなあ。まあ、世紀の暴露本『剣と寒紅』を見ずに死ねたのがせめてもの幸せ、といったら失礼でしょうか。
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仁礼信義智
冠位十二階
推古天皇十一(603)年に制定された最初の官位制度。
徳・仁・礼・信・義・智という儒教の徳目からとった6種類の冠を大小に分けて計12階とし、氏ではなく個人の朝廷内での地位を示した。これにより当時の隋を中心とする国際秩序への参入も可能となった。礼と信を強調するなど、十七条憲法の政治思想と共通する。しかし、施行範囲は畿内近国に限られ、王族や蘇我氏は対象外。百済・高句麗の影響を見る説、中国衣服を導入し新羅・百済からの被朝貢国としての地位確立をめざしたものとする説がある。647冠位十三階が制定されるまで施行。『隋書』倭国伝にも記される。(『岩波日本史辞典』より引用)
名前こそ有名だけど、内容はあんまり知られてない冠位十二階の階級順。全てを包括する徳を筆頭に通常の五常とは順番入れ替えて仁・礼・信・義・智の順になっているのが特徴。ちなみに『隋書』倭国伝では「野蛮人が五常の順番も知らないでやんの」とばかりに徳仁義礼智信の順番に「校正」されていて、涙を誘います。しかしこの順番は中国人と日本人の道徳感がよく出ていて個人的にはとても興味深いです。人としての優しさを表す「仁」が筆頭なのは共通でいいとしても、「義」を重んじ「信」を軽んずる中国に対し、「礼」を重んじ「智」を軽んずる日本。現代の両国の病理が見事に表されています。
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はばたきながら夢追いながらはるかな旅をつづける
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帰って来た今日の一行知識
冠位十二階の冠の色の割り当ては謎
紫青赤黄白黒って小学校か中学校で思いっきり暗記させられた気がするのは気のせいでしょうか。こんなことしてるから若者の歴史ばなれが進むんだ
*1:所謂仏像顔の中国、明らかに白人なインド、唇が熱くてホリが深い名倉顔の東南アジア
*2:出版物や映像作品、および現実に起きた出来事や製品も含む
*3:ただしネビュラ賞に選考委員会は存在せず、受賞作はアメリカSFファンタジー作家協会会員による投票で決まる
*4:なお、エントリーされたのみの作品は「候補作」とは呼ばない
*5:第33回までは後援の徳間書店から賞金、第34回以降は非公表
*7:雑誌の変遷にともない『SFアドベンチャー』→『問題小説』→『SF JAPAN』→『問題小説』→『読楽』と移行
*8:実。代表作:『日本沈没』、『果てしなき流れの果に』、『さよならジュピター』(小説)他。
*9:ホリプロ所属。代表作:『時をかける少女』、『日本以外全部沈没』、『虚人たち』(小説)他。
*10:清野平太郎。父茂。代表作:『戦国自衛隊』、『雨やどり』、『石の血脈』(小説)他。
*11:代表作:『航空宇宙軍史』、『軌道傭兵』、『覇者の戦塵』(小説)他。
*12:谷は選考委員会には書面参加
*13:9月1日〜12月31日刊行の作品が翌々年に受賞する
*14:既読は『吉里吉里人』『ガメラ2〜レギオン襲来』『新世紀エヴァンゲリオン』『BRAIN VALLEY』『華竜の宮』『屍者の帝国』『NOVA書き下ろし日本SFコレクション』『ヨハネスブルグの天使たち』くらい。改めて見るとひどいなこれ。
*15:日展理事長。従三位。父卯吉。代表作:『孔雀』、『穹』、『洸』(日本画)他。
*16:平岡公威。楯の会隊長。父梓、母(橋)倭文重。戦後派・耽美派の筆頭格として文壇の寵児となるも、右翼思想に傾倒。民兵組織楯の会を組織し、三島事件で自衛隊の決起を促すも失敗し自死。代表作:『仮面の告白』、『豊饒の海』、『金閣寺』(小説)他。