脱積読宣言

日々の徒然に読んだ本の感想書いたり、カープの応援したり、小旅行記書いたりしてるブログです

『皇帝たちの都ローマ~都市に刻まれた権力者像』

日本人女性が相次いでクルド人に襲われる埼玉県川口市クルド自治区 無力な警察に代わり日本人有志による自警団が結成される世紀末状態に:ハムスター速報
任侠団体の成立も、警察が手出しできない三国人の跋扈する闇市の治安維持がルーツでしたからね。青息吐息の反社団体に代わる新たな民間暴力団体の萌芽を目撃していると思うと胸熱です。腕自慢の半グレや迷惑系YouTUberの皆さん次代の英雄になるチャンスですよ。


 年度末まであと半月。この山のように積まれた年度内には片づけましょう案件本当に全部片付くんだろうか。頑張れ来週再来週の俺。

ほら見て不思議な模様

ローマ
 イタリア共和国の首都。イタリア中部テヴェレ川河畔にある。
 伝説上は前753ロムルス*1が建設。考古学からはすでにその頃集落が存在したことが知られる。ローマ帝国の首都として繁栄し、アウグストゥス*2はじめ諸皇帝はローマを美化することに努め、100万以上の人口を擁した。帝国末期には、ヴァンダル、西ゴートの侵攻により、衰退した。中世には教皇の都として多くの人をひきつけたが、教皇神聖ローマ皇帝の争いにローマ貴族の抗争が絡み、しばしば戦火にさらされた。14世紀にはアヴィニョン教皇庁が移り一時さびれたが、ルネサンス期には教皇は多くの芸術家を呼び寄せ、ローマを教皇領の首都として新しい都市計画に基づき、飛躍的に発展させた。1871イタリア王国の首都となり、現在もイタリアの政治上の中心である。市内に教皇支配のヴァティカン市国がある。(『角川世界史辞典』より引用)


 カエサルからコンスタンティヌスまでの古代ローマ帝国の歴史を都市としてのローマの発展史を縦軸に概説してくれる一冊。カエサルアウグストゥスティベリウス・カリグラ・クラウディウス・ネロ・ウェスパシアヌスティトゥスドミティアヌス五賢帝と各皇帝の伝記とローマという都市に残した爪痕を丁寧かつ簡潔に解説してくれている入門書には最適な一冊ではないでしょうか。現に古代史ちんぷんかんぷんの自分もかなり楽しんで読めました。都市計画パートだけ専門用語増えすぎてちょっと宇宙猫になっちゃうかなってくらいです。塩野七生もいいですが、たまにはこういう学術寄りの新書もいいもんですよと。

不思議な力ふるえる出来事

 同時代日本は邪馬台国以前の弥生時代全盛期だったんだよなあと思うとローマの発展の異常っぷりに天を仰がざるを得ません。そこから古代ローマ帝国崩壊後ルネッサンスまでの西欧の暗黒時代っぷりとの落差が凄まじいこと。そら西欧ファンタジーで古代魔法帝国がお約束にもなるわなあと。紀元前に上水道整備されてるってどんな魔法使ったんだか。


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*1:王政ローマ初代国王。父マルス、母レア=シルウィア、養父ファウストゥルス。大叔父アムーリウスに命を狙われすんでのところで双子の弟レムスと共に川に流され、ティベリーヌスに救われファウストゥルスに養育される。長じてからは羊飼いとなるも、自身の出自を知りアムーリウスを討ち、祖父に簒奪された王位を返還し、自身は新天地を求め旅に出る。後にローマとなる地に都市を建設すると、サヴィーニー戦争などの勝利によりその勢力を確立し、王政ローマの祖となった。

*2:ローマ帝国初代皇帝。父ガイウス・オクタウィウス、母ティア・バルバ・カエソニア。旧名:ガイウス・オクタウィウス。カエサルに寵愛され後継者に指名される。カエサル暗殺後、マルクス・アントニウスキケロとの後継争いに勝利し、皇帝戴冠。