脱積読宣言

日々の徒然に読んだ本の感想書いたり、カープの応援したり、小旅行記書いたりしてるブログです

『宦官~側近政治の構造』

【悲報】河野太郎陣営「こんなに不人気だと思わなかった」【働くモノニュース : 人生VIP職人ブログwww】
石破進次郎二階の鼻つまみものオールスターズじゃあもう本人がどんだけ頑張ろうと・・・


 新居への本の運び込み完了。あとはこれを開梱するだけです。・・・年内に終わるかしらん。


競馬成績・・・R3収支-28460

  • ローズS・・・本命クールキャット-100
  • ラジオ日本賞・・・本命ベルダーイメル-100
  • 初風S・・・本命クインズヴィヴィ-100

金太マスカットナイフで切る

宦官
 皇帝・王侯・有力者などの後宮、ハレムに仕えた去勢された男子。西アジアに起源し、ビザンツ帝国イスラム諸帝国、オスマン朝ムガル帝国、中国諸王朝などで発達し、後宮の管理のみならず皇帝の側近として政治・軍事・文化面でも活躍した。中国では、罪人、異民族の捕虜、貢進者から補充された。ビザンツの将軍ナルセス*1前漢司馬遷*2後漢蔡倫*3、明の鄭和*4などが有名。中国では1923まで存在した。(『角川世界史辞典』より引用)


 中公新書最初期の名著にして、中国史を語るには欠かせない存在宦官の最良の入門書の一つ。なんですが、序盤の宦官の作り方&文化パートは実に読みごたえがあって面白いんですが、中盤以降宦官銘々伝の趣を呈してくると正直ちょっと、もといかなり退屈。文化史としての面白さと列伝としての面白さはそれぞれ全く違った文才が要求されるんだと痛感させられた一冊でした。

またの機会をごひいきにそれでは皆さんさようなら

 中国史を彩る異形の怪人宦官。立身出世の為なら息子を捧げても・・・と思える精神構造が全く分からんってのは食うに困ったことのないお坊ちゃんの戯言なんでしょうね。

金太の大冒険

金太の大冒険

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帰ってきた今日の一行知識

日本に宦官が存在しなかったのは牧畜技術が乏しかったせい

去勢のノウハウと発想がほとんどなかったみたいですね。そう考えると日本人騎馬民族説の荒唐無稽さがよく分かります

*1:東ローマ帝国初代イタリア総督。大財務官として活躍し、ニカの反乱で救出した功によりユスティニアヌス1世の信用を勝ち取り、東ゴート王国征服作戦の総司令官に任命され、ブスタ・ガロールムの戦いでの勝利などによりイタリア半島征服に成功しイタリア総督となった。

*2:太史令。字は子長。左馮翊夏陽県竜門の人。父談。武帝に重用され、太初暦の制定や『史記』の編纂などの功を上げるも、李陵の禍に連座宮刑に処された。

*3:尚方令。竜亭侯。字は敬仲。荊州桂陽郡耒陽県の人。宦官として和帝に重用され蔡侯紙を発明するなどの功を挙げるも、安帝の鄧氏一族粛清に連座し賜死。

*4:太監。中慶路昆陽州宝山の人。父馬哈只。旧名:三保。明の雲南攻略の際に捕虜となり宦官としてのちの永楽帝に献上される。靖康の変で功を挙げ、南海への7次の大航海の指揮官を任された。