脱積読宣言

日々の徒然に読んだ本の感想書いたり、カープの応援したり、小旅行記書いたりしてるブログです

ディープインパクトと楊喜楨と正田巌について

http://alfalfalfa.com/archives/6285426.html
実用性と美しさとバカバカしさを兼ね備えたこれぞ現代美術の鑑。つーか、新宿区役所がさっさとこれを作っとけよ。


 慢性的人材不足に伴い、保育所のお手伝いに行ってるんですが、子供を追う時の中腰が見事に持病のヘルニアに直撃。現在絶賛病状悪化中です。これ毎日やってるお母さんってやっぱ凄いんだなぁ。


SRWOGⅡ進捗

  • 2周目第46話「リューネ・カプリッチオ」ルイーナと交戦中。トップエース:マサキ=アンドー@サイバスター

今だ冷めやらぬテンションのまま響いた唸るDestortionの中

浅田次郎ディープインパクト

2006-04-30

浅田次郎
昭和二十六(1951)年〜。東京都中野区出身。本名:岩田孝次郎。中央大杉並高校卒業。
 三島由紀夫*1の自決をきっかけに自衛隊に入隊。満期除隊後、マルチ商法など様々な職業を経て、40歳の時『とられてたまるか!』でデビュー。1997.7『鉄道員』で第117回直木賞を受賞。初期に目立った極道小説から都会小説・歴史小説・ミステリー・エッセイなど著作は多岐に亙る。'98短編集『鉄道員』の一編「ラブレター」、'99「鉄道員」、2000『天国までの百マイル』が映画化される。(『新訂 作家・小説家人名事典』より引用。)

受賞歴

ディープインパクト
 平成14(2002)年〜。日本の元競走馬、種牡馬。史上6頭目のクラシック三冠馬*2である。2005-'06JRA賞年度代表馬、'05JRA賞最優秀3歳牡馬、'06JRA賞最優秀4歳以上牡馬。 '08JRA顕彰馬に選出された。(wikipediaより修整引用)

 シンザン以来約半世紀に及ばんとする熱狂的馬キチの浅田次郎氏。当然ながら一世を風靡したディープインパクトのこともエッセイなどでたびたび話題にしているのですが、特筆すべきは下記にリンクも載せた久保吉輝氏の写真集その名も『ディープインパクト』。帯や表紙にでかでかと「文/浅田次郎」と書いてあるので、どれほどの力作が・・・と期待して購入したら、エロ本のキャプションなみのやる気のなさで、氏の既出の短編コラム「三冠馬」が写真に添えられてるだけ。しかも内容は題名の通り過去の三冠馬たちの想い出を語るって体で、最後にディープインパクトも偉大な先人たちに負けずに頑張ってねって投げかける程度。詐欺もいいところです。金返せバカ野郎。

ディープインパクト 久保吉輝写真集

ディープインパクト 久保吉輝写真集

楊喜楨

2008-07-08
2007-01-06

楊喜楨
 『蒼穹の昴』に登場する架空の人物。光緒帝*3の教育係で、文秀*4の岳父。進士。帝党の筆頭。謹厳実直な性格で、西太后*5にも隠居と光緒帝への政権移譲を建言するが、対立する栄禄*6や李蓮英*7の手により毒殺される。翁同龢*8と沈葆楨*9の逸話を取り入れている。(wikipediaより修整引用)
初登場:『蒼穹の昴』第一章「科挙登第」九
登場作品:『蒼穹の昴
演:王奕
日本語版cv:佐々木睦*10

 蒼穹の昴のダブル主人公の片割れ梁文秀のお師匠さま役。科挙状元及第の大先輩として、若き天才梁史了を導く好好爺・・・って書こうと思ったらこの人、栄禄と李蓮英の姦計で暗殺された光緒二十五(1899)年ですら48歳の男盛り、既に碩学の大家の風格すら漂わせていた初登場時に至っては弱冠35歳。正直今の自分と殆ど年恰好が変わんないと思うと背筋が寒くなります。実用性に目をつむれば、貫禄をつけるためには儒学ってのはとても重要な学問なのかもしれませんね。遅ればせながらも、同族会社の社長のみなさん、ご令息の帝王学に取り入れてみてはいかがですか?女で傾けるか、博打でこかすか、酒で潰すかの三択から逃れられるかもしれませんよ。

蒼穹の昴(1) (講談社文庫)

蒼穹の昴(1) (講談社文庫)

正田巌

2009-05-27

正田巌
 元日本銀行監事。父正田英三郎*11、母富美子*12、妹:美智子皇后*13、弟修*14

 美智子皇后のお兄様の正田巌氏。父から受け継ぐべき日清製粉も弟の修氏に譲って、ぶっちゃけ大した業績もないお方ですが、元日銀幹事という役職から、「天皇家による日銀支配」なんて陰謀論の論拠にされちゃったりするかわいそうなお方でもあります。妹がやんごとなきお方に嫁いぢゃったりすると、兄貴も大変ですね。かくゆう私も一人の妹持ち。多少の身辺整理も・・・まあ心配ないか。
 

まんが 美智子皇后物語

まんが 美智子皇后物語

天変地異起こす震源地になる新天地

 帝党の長老格楊喜楨、日本ペンクラブ会長浅田次郎に、外戚正田家の長男坊正田巌。斜陽の感すら漂わせるかつての権威―清朝・文壇・天皇家―には彼らのごとき誇り高き「旧弊」がよく似合います。正直ぼちぼち新世代を名乗るのもおこがましくなってきた身としては、次代を担うであろうITネイティブたちに最後のアナログ世代として、愚にもつかないお説教を垂れたいものです。願わくば、ディープインパクトのような若き新星たちに駆逐されながらも、孤高の断崖から彼らを見送ることのできる老賢になれるといいなあ。

Deep Impact

Deep Impact

帰ってきた今日の一行知識

美智子皇后は独身時代三島由紀夫とお見合いをしたことがある

歴史のIFの種がここにも。三島が生き延び、皇室が未だ旧華族の独占物な世界な平成はどんな現代なんでしょう。ちょっと見てみたいな。

*1:代表作:『仮面の告白』『金閣寺』『潮騒

*2:史上2頭目の無敗での三冠馬

*3:徳宗。清朝第11代皇帝。諱は載湉。父醇親王奕譞、母葉赫那拉婉貞。伯母の西太后に擁立され即位。当初は西太后の傀儡だったが、長じて親政を志向し戊戌の変法を推進するも、戊戌の政変により挫折し、失脚幽閉。西太后死去直前に復権を恐れた守旧派により暗殺。

*4:梁。軍機章京。字は史了。静海県の人。母朱蓮子。日本名:柳川文秀。科挙に状元登第し、岳父の楊喜楨の引きもあり累進。戊戌の変法の中心人物の一人として活躍するも、戊戌の政変により失脚亡命。第三革命後帰国し、中華民国政府の要職に復帰した。

*5:慈禧太后。咸豊帝皇后。北京の人。父葉赫那拉恵徴。子に同治帝。夫咸豊帝死後、辛酉政変により政権を奪取し垂簾聴政を行い、同治の中興と呼ばれる善政を布いた。同治帝死後も甥の光緒帝を擁立し垂簾聴政を続行。日清戦争の敗北を契機に光緒帝の親政が行われるも、戊戌の政変により実権を奪還。義和団の変などの内憂外患を克服せんと光緒新政と呼ばれる改革を行い、大清帝国の延命に尽力するも志半ばに病死。

*6:瓜爾佳。軍機大臣。満州正白旗人。叔母の西太后の信任を受け累進。袁世凱と共に新軍編成に尽力。義和団事件では穏健派として主戦派を牽制し、戦後の光緒新政の改革を後援した。

*7:総管太監。河北省の人。極貧の境遇から立身出世を目指し浄身し宦官に。西太后の寵遇を得て、約半世紀に亘り後宮の実権を握り続けた。

*8:総理各国事務衙門大臣。字は叔平。江蘇省常熟の人。父心存。光緒帝の師として、康有為を紹介するなど変法自強運動を主導するも、戊戌の政変により失脚。

*9:南洋大臣。字は翰宇。福建省閩侯県の人。太平天国の乱の平定に功あり累進。洋務運動に協力し水軍の近代化に尽力。日本の台湾出兵を迎撃し、その後は欽差大臣として台湾の防備近代化に注力した。

*10:円企画所属。代表作:今川義元(『利家とまつ〜加賀百万石物語〜』)(俳優)、セオドア=グローヴス(『パイレーツ・オブ・カリビアン/生命の泉』)・ファン=ジュシク(『トンイ』)(吹替)他。

*11:日清製粉第3代社長。父貞一郎、母きぬ。

*12:父綱雄。子に巌、美智子皇后、安西恵美子、修。

*13:今上天皇皇后。子に徳仁親王文仁親王黒田清子

*14:日清製粉グループ本社名誉会長相談役。日清製粉第6代社長。