ゆたぼん覚醒 れいわ山本太郎より頭が良くなってしまう:ハムスター速報
「反抗期で不登校を止めた」ってのが非常に笑えますが、正道に戻ってくれて何より。このまま立派な大人になって不登校時代のあれやこれやが笑い話にできるようになります様に。
この三連休はにじさんじ麻雀杯2024で終りました。という訳で感想箇条書き。
- 主催の社築(とチャイカ)が病欠と不穏な始まりも、代打の解説天宮が実にいい味出してました。元から好印象のライバーさんでしたが、一気にファンになりました
- 神域メンバーはルイスを除いて全員予選通過、一方で新人も大挙決勝ラウンド進出と、実力と運のバランスの取れた選出
- 決勝卓は、ベテラン2名に新人2名、うち1名ド素人の見事なバランスで、玄人好みの前年とは一味違う、しっちゃかめっちゃかなこれぞにじさんじ麻雀の最高のエンタメを提供してくれました
- 鏑木ろこ:予選では同期のソフィアにボコられ、2日目は裏で同期がみんな負けるか優勝するまでの耐久配信と、華はないながらも足掻いて必死で盛り上げようとするいつものろってぃでほっこり。
- 物述有栖:まさかの2年連続大三元和了。差し込み気味だった前年と違って今年は文句なし。しかし包による責任払いなんて初めて見たかもしんない。
- アルス=アルマル:宣言通りきっちり頭を破壊されました。ああ、染めの魔力に憑りつかれそう
- 空星きらめ:ディフェンディングチャンピオンの貫禄を見せつける3戦連続の4万点越え2着。実にいぶし銀の活躍でした。
- 緑仙:祝優勝。堅実なうち回しと場のノリに合わせたはっちゃけ打法との切り替えが見事。ベテラン配信者らしく場の回しも上手く貫禄の戴冠でした。
- 倉持めると:本大会MVP。麻雀初めて3日で知ってる役もリーチのみのド素人が予選最下位通過からのまさかのファイナリストへ。「麻雀は初心者でもこんなに楽しめるんだよ」っていうにじさんじ麻雀の精神を体現したような大活躍でした。さあチャンネル登録しに行かなくちゃ
- 総括:麻雀っていう遊戯が実力と運とのバランスのとれた傑作であることを再確認させてくれた最高の大会でした。実力はばっちり反映されつつも運の大波によるジャイアンキリングが多発するってのは玉石混淆の面子で集まってやるには最高のゲームです。
天へはばたく運命が命を運んで
メジロアサマ
メジロアサマ
昭和四十一(1966)~昭和六十一(1986)年。品種:サラブレッド、性別:牡、毛色:芦毛。父パーソロン*1、母スヰート*2、母の父First Fiddle*3。生国:日本(北海道新冠町)、生産者:日高シンボリ牧場。馬主:北野豊吉*4、調教師:尾形藤吉*5→保田隆芳*6(東京)。
日本の競走馬。名種牡馬パーソロン初期の代表産駒で、初の芦毛の天皇賞馬。オーナーはメジロ牧場を興した日本屈指のオーナーブリーダー北野豊吉。 (wikipediaより修整引用)
我らがアイドルメジロマックイーンのお爺ちゃんにして、名門メジロ家の祖。北野豊吉がシンボリ牧場の盟友和田共弘とともに輸入した種牡馬パーソロンを父に持つ期待馬。当初は正直鳴かず飛ばずも転厩を期に覚醒。安田記念で重賞初勝利をおさめると、続く秋天を制覇。有馬記念にこそ手が届かなかったものの名馬と言っていい功績。その活躍は馬主の北野豊吉の頭をこんがり焼いたようで、現役中の流感治療の後遺症で繁殖能力を大きく損なっており種牡馬的価値を見出せなかった彼の血を繋ぐため自らメジロ牧場を開設し、そこで種牡馬として迎え入れるという暴挙。実際10年に亘る種牡馬生活で受胎したのはわずか19頭の体たらく。しかしその中には天皇賞馬メジロティターンがおり、そこから「名優」メジロマックイーンへと血は繋がり父子3代天皇賞制覇の前人未踏の偉業を達成することになるのでした。その妄執ともいえるサイアーラインは、残念ながら父系はギンザグリングラスが僅かにその血を伝えるのみとなっていますが、母系では「ステマ配合」とも呼ばれる凶悪なニックスを見出され、ドリージャーニー・オルフェーブル・ゴールドシップなどの名馬となって結実しています。正気にては大業はならじってのはこういうことを言うんですかね。
民族学
民族学
世界の諸民族の文化や社会を研究する学問である。ただし、国により、学派により、位置づけや意味合いに異同がみられる。
民族学が独立の科学として成立したのは19世紀半ばであるが、大航海時代以来、世界の諸民族についての知識がヨーロッパにおいて蓄積されたことが基本的な条件になっている。その意味からすれば、民俗学はナショナリズムとともに生まれたのに対し、民族学はコロニアリズムのなかから誕生したととらえることも可能である。ともあれ、こうした諸民族の生活様式に関する記述を民族誌と呼んでおり、この民族誌的知識をもとにした研究を民族学とするのが世界的な傾向である。民族学は伝統的には、非ヨーロッパ世界の、いわゆる「未開民族」の文化の調査を軸として発達してきたが、こんにちでは未開、文明を問わず世界のすべての民族を研究対象とし、文化の全体構造を探究する一般的な科学に成長した。その一方で、全人類文化の全体的把握をめざす見地から、民族学という呼称を改め、人類学あるいは文化人類学の名称を採用する傾向が強まっている。(wikipediaより修整引用)
民俗学じゃないよ。という訳で、各民族の身体的特徴や文化言語を蒐集解析し、民族の特徴と推移を体系的に学ぼうという学問のはずなんですが、ちょっと想像するだけでも差別の温床となりかねない分野の為現在ではほぼなかったことにされており、民俗学というふわっとして角を隠した学問分野に発展的解消を果たしました。って理解であってんのかな?個人的には比較文化学は大好物なので、この学問分野が体系化された世界線も見てみたかったなあと。
奇人怪人偏愛記
『奇人怪人偏愛記』
平成十八(2006)年3月17日初版発行
著者:唐沢俊一*7、発行所:株式会社楽工社、印刷・製本:株式会社シナノ、装幀:井上則人デザイン事務所、イラスト:下谷二助*8。
目次
作者の唐沢俊一がトリビアの泉の大ヒットで多忙になって寡作になりつつあった時期のエッセイ集。上記の目次を一見して分かる通りのいい意味でのとりとめのなさが最大の魅力。唐沢俊一は、オタクアミーゴスでその存在を知り、『トンデモ一行知識の世界』・『トンデモ怪書録』でその魅力にノックアウトされ、一時はこんな物書きになりたいと私淑していましたが、この本が出た2007年頃は段々寡作かつ内容も薄味になりつつあることに勝手に失望しつつある厄介オタクで、初読時は「こんな薄味な作品じゃあ満足できない」って思ってましたが、今読み直すと十分に濃い口。特に後半開き直ってか、お得意の変人や変な作品紹介モードになってからはもう拍手喝采の出来栄え。今は冷静に読めないあの作品やこの作品も時が経って頭が冷えたら楽しく読めるのかもしれない
時を超えて続く永い永い道を
北野豊吉がメジロアサマに頭を焼かれたように、私も『奇人怪人偏愛記』の唐沢俊一にこんがりと頭を焼かれた口です。このブログを始めて今でも続けてるのは間違いなく彼に憧れたからであり、その頂のなんと遠い事かと慨嘆することしきり。民族学が民俗学へと衣替えをしたように、かつてあれだけ隆盛を誇ったBLOGも現在では完全にSNSにとってかわられてしまいました。いつまでこの文化と自分の暇と気力と能力が続くのかは知りませんが、初心を忘れず尽未来際と嘯きながらこのBLOGは続けていきたいと思っております。皆さんも見捨てずにおいてくれると嬉しいなあ。
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*1:生涯成績:14戦2勝、獲得賞金13,251ポンド。父Milesian、母Paleo、母の父Pharis。主な勝鞍ナショナルS('62)・イボアハンデキャップ。主な産駒:シンボリルドルフ・サクラショウリ・ナスノチグサ。
*2:父First Fiddle、母Blue Eyed Momo、母の父War Admiral。主な産駒:ハヤトオー・スイートワン・チクシワン。
*3:父Royal Minstrel、母Rueful、母の父St. Germans。
*4:北野建設初代社長。メジロ牧場を開場し、オーナーブリーダーとしてメジロ時代を築いた。
*5:日本調教師会初代会長。騎手生涯成績:373戦148勝。調教師生涯成績:9338戦1669勝。主な勝鞍:中山秋季特別(1929・'32)・目黒連合内国産優勝('15・'23)・中山内国産馬競走('30)。主な管理馬:クリフジ・ハクチカラ・コレヒデ。
*6:日本調教師会第7代会長。勲四等瑞宝章。騎手生涯成績:6143戦1295勝、調教師生涯成績:3485戦334勝。主な勝鞍:有馬記念('57・'66)・東京優駿('56・'61)・天皇賞('39秋・'49秋・'50秋・'51秋・'54春・'56秋・'57秋・'60秋・'66春・'66秋)、主な管理馬:トウショウボーイ・トウショウドリーム・ユーワフォルテ。
*7:代表作:『トンデモ一行知識の世界』・『トンデモ怪書録 僕はこんな奇妙な本を読んできた』(著作)、『トリビアの泉 〜素晴らしきムダ知識〜』(スーパーバイザー)他。
*8:代表作:「かもめ」(絵本)、「人間になりたがった猫」(テレビ絵本)、『ネズミ事師の仕事と生活』(著作)他。