脱積読宣言

日々の徒然に読んだ本の感想書いたり、カープの応援したり、小旅行記書いたりしてるブログです

法雲寺

痛いニュース(ノ∀`) : 原爆資料館が人気過ぎてディズニー - ライブドアブログ
市内で他にまともに「観光」できる有名スポットありませんもんねぇ(遠い目)


 色々あって過去の人間関係を自省していたところ、喧嘩別れした男どもの共通点を発見。「ノリも付き合いもいいのにカラオケでかたくなにマイクを握らない奴」*1。今後はこの手の輩とはなるべく距離を取っていくようにしようっと。

どこか遠くで耳を澄ましてる人がいる

法雲寺
 埼玉県秩父市にある臨済宗建長寺派の寺院。
 創建年代は不明である。ただ享禄四(1531)年の納札があることから、室町時代後期には既に存在していたものと推測される。当寺には、何故か楊貴妃*2に係わる寺宝がある。本尊の如意輪観世音菩薩*3は、唐の第6代皇帝玄宗*4楊貴妃の菩提を弔うため、自ら彫ったもので、不空三蔵*5が開眼したと伝えられる。1319建長寺の道隠*6が日本に持ち込んだという。現在は秘仏で、毎年4月18日に開帳することになっている。また「楊貴妃の鏡」というものもある。(wikipediaより修整引用)


 師走に入って地味に忙しくなってきたのでやけくそラストスパートの遠出の巻~。今回は深く考えずに秩父三十四所観音霊場が一、法雲寺をチョイスしたんですが、行きの特急がなんと満席で乗れない非常事態。すわ何事ぞと思ったら翌日が秩父夜祭の大祭でその日は宵宮*7。時ならぬ人ごみにうんざりしながら最寄り駅の「白久」に降り立った途端そこに待っていたのは下界の喧騒が嘘の様な静寂の世界。あなたから聞こえるきこりの音*8が実に風情を醸し出しています。で肝心の法雲寺は秩父山中の寺院にしてはまだ眺望に恵まれていて、沢向こうの山まで視線が通っており、なかなかのロケーション。寺域も臨済宗らしく端正に整えられておりそこも◎。何もしない贅沢を満喫できる素敵な小旅行になりました。

あらゆる場所で空を見上げている人がいる

 この小旅行で寺巡りをしてて思うのが宗派ごとの寺の雰囲気の違い。いい意味でも悪い意味でも適当で雑な浄土真宗、色気もクソもない曹洞宗、喧騒と活気の日蓮宗、金の匂いぷんぷんの真言宗豊山派etcと各宗独自の雰囲気を醸し出してます。余裕が出来たら一度まとめてみたいなあ。

ホウキ雲

ホウキ雲

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*1:一般化すると「実力ないのにプライドだけ高くてマウント気質の道化になれない奴」ですかね。

*2:玉環。玄宗貴妃。蒲州永楽県の人。父玄琰。旧夫:寿王李瑁。

*3:如意宝珠・法輪を駆使し、六道の衆生の苦を抜き、世間・出世間の利益を与える。六観音の一として天界を教化する。

*4:唐6代皇帝。諱は隆基。父睿宗、母徳妃竇氏。税制改革や節度使の導入など開元の治と呼ばれる善政を布き唐の全盛期を現出するも、楊貴妃への耽溺から安史の乱を招き譲位、失意のまま没した。

*5:金剛智に師事し密教を学ぶ。インドに赴き『金剛頂経』や『大日経』を中国に伝えた。安史の乱の混乱下で、大興善寺に灌頂の壇を築き、尊崇を集めた。

*6:建長寺18世住持。北条高時招請により来日し、臨済宗仏慧派の祖となった。

*7:当該小旅行実施2023/12/2

*8:残念ながらチェーンソーの重低音ではありましたが。