脱積読宣言

日々の徒然に読んだ本の感想書いたり、カープの応援したり、小旅行記書いたりしてるブログです

『新撰組顛末記』

痛いニュース(ノ∀`) : パヨ女「ハライチ石井が31歳で知り合ったのが奥森皐月13歳…それって恋愛対象になるんだ?🥹」 - ライブドアブログ
光源氏計画成功!か、逃げそびれた!のどっちなんでしょうね。普通の芸人なら間違いなく後者なんでしょうが岩井だからなあ。


 メルカリ顛末記。「購入完了までよろしくお願いします」が間違って「豪乳完了まで~」になってたorz。予測変換の馬鹿。

アイツが振り向いたとき勝負はついた

永倉新八 
 天保十一(1840)~大正四(1915)年。幕末の新撰組隊士。元松前藩士。
 神道無念流岡田十松*1門の免許皆伝で、近藤勇*2と共に入京、新撰組副長助勤二番隊組長として活躍。1868東帰後近藤と別れて靖兵隊を編成、関東各地で戦い会津籠城に加わる。維新後杉村義衛と改名し、北海道小樽で余生を送る。(『新潮日本人名辞典』より引用)


 みんな大好き新撰組の基礎資料に当たってみようのコーナー。司馬遼太郎はもちろん子母澤寛にすら先行する原初の資料たる『新撰組顛末記』に今回は挑戦。永倉新八の昔語りを新聞記者が記事にまとめたものとのことで、主題の迷走、事実誤認、背景情報説明の乏しさ、人物造形評価の一貫してなさなど、実に素人臭い出来栄えが逆にリアリティを担保してくれます。特に近藤勇に関しては場面場面での毀誉褒貶がはなはだしく、永倉新八の彼への複雑な感情が見え隠れします。斎藤が比較的ちょこちょこ登場する割に、相対的に沖田や土方の影が薄いので永倉の交友関係もうっすら感じれて◎。エピソードの取捨選択や語りの熱量などが、最近の流行りとは絶妙にずれてて隔靴掻痒の感があるのも原初の「神話」っぽくて癖になりそうな味があります。とまあなんだかんだと能書き垂れましたが、新撰組好きを自認するのであれば必読以外の選択肢はない聖典ですので心して読みましょう。

恋の始まりとは知らずに落ちていた

 押し借りだ、杯盤狼藉だ、無礼討ちだとやりたい放題の悪逆非道が語られてるのが、今も昔もヤンチャ自慢は武勇伝の華なんだなあと改めて。楽勝で人死にが出てる辺りにスケールの違いというか人命の安さを感じて謎の感動を呼びます。そう考えると、武田鉄矢の唱えてた「新撰組=田舎の暴走族」論は的を射てるのかもしれない。


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*1:利章。撃剣館主宰。三代目十松を継ぎ、神道無念流宗家としてその剣名を江戸に轟かした。

*2:昌宜。新撰組局長。父宮川久次郎、母みよ、養父近藤周斎。変名:大久保大和・大久保剛。その剣才を近藤周斎に愛され養子として天然理心流宗家四代目となる。清河八郎に呼応し浪士組に参加上京するも、方針の違いから離脱し芹沢鴨と共に新撰組を結成。芹沢鴨粛清後は池田屋事件などで雷名を轟かすも、相次ぐ粛清や鳥羽伏見の戦いでの敗北により隊は壊滅。甲州鎮撫隊として再起を図るも頓挫し官軍に投降処刑。