脱積読宣言

日々の徒然に読んだ本の感想書いたり、カープの応援したり、小旅行記書いたりしてるブログです

『毒の話』

90歳男性がゼリーで窒息死→介護施設が遺族に訴えられ2365万円の支払い命令:ハムスター速報
これは最悪の判決。と思いましたが、医師の診断で流動食の指示が出てたのを家族のクレームに負けて半固形食に戻してる臭いんですよね。この件で非難されるべきは事なかれ主義で家族の理不尽なクレームを受け入れた無定見な施設長だと思います。


 この仕事やってると日常茶飯事ではあるんですが、仲良くしてもらってた方を見送るのは何度やっても慣れません。できるだけ長く会いに行かないようにしますから、それまでどうかお元気で。

涙を流す痛みはあるのかい?

 インド大麻・フグ毒・アトロピン・コレラトキシン・タリウムエフェドリン・ニコチン・砒素・コカイン・幻覚性キノコ毒・青酸カリ・アコニチン・ニトロソアミン・黄変米カビ毒・テリアカetc世界はかくも毒に満ちている。


 愚にもつかないお気楽な導入から、油断しているうちにガチの文献史料やら化学式や分類学系統樹やらが出てきて、気付かないうちに学問の深淵に引きずり込まれるタイプの新書の鑑。著者がガチの学者先生が頑張って一般書書いてみたって感じのたどたどしい文章なのがまた萌えます。テーマもずばり「毒」ととっつきやすくキャッチーなものなので、コナンとかの推理小説好きには結構刺さるんじゃないでしょうか。それでいて扱う範囲はざっと数えただけでも文学歴史学化学生物学医学鉱物学etcと幅広い学問分野をカバーしてくれてます。こういった本で未来ある若人を学問沼にはめたいものですね。

無意識に視線を落とし流される事に慣れてくのか

 こういった本を読むと身の回りに各種の毒が存在することに気付かされて怖くなっちゃいますよね。特に自分は幼少期から片づけのできない子で拾い食い上等な実に高貴な育ちをしているのでなおさらです。それはさておき昨晩から謎の腹痛に襲われてるんですがこれも誰かに毒でも盛られたんですかね。ベッド横に転がってたキャップの開いたペットボトル飲料飲んだ位しか心当たりないんですが。

"POISON~言いたい事も言えないこんな世の中は~/If you love me,don’t for"

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  • アーティスト:反町隆史
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