脱積読宣言

日々の徒然に読んだ本の感想書いたり、カープの応援したり、小旅行記書いたりしてるブログです

『90年代サブカルの呪い』

市川猿之助さん命に別条なし 両親は死亡 : ガハろぐNewsヽ(・ω・)/ズコー
無理心中失敗か、それともガス自殺の巻き込まれか。なんにせよ、生き地獄確定で誰もスキャンダルを責める気なくなるって意味では、「成功」してしまったのかもしれませんね。合掌。


 「来月週末全部予定空いてるからどっかで遊びにいかない?」ってコナかけてた子に「忙しいから無理」って振られた直後、土曜出勤を任せてた部下が体調不良でしばらく休職の運びに。これってひょっとして天罰・・・。

群がったゴミ蟲に生き血を吸われ

 鬼畜系・『完全自殺マニュアル』・『ディープ・コリア』・メンヘラ・バクシーシ山下宅八郎・『クイック・ジャパン』・山田花子丸尾末広根本敬奥崎謙三村崎百郎etc90年代のサブカル界隈を彩った鬼才たちの狂演。


 私の学生時代は90年代後半~00年代前半という訳で、思春期の思い出にもろ直撃な一冊を見つけたので読んでみました。感想は、うわ懐かしとこんなことあったんだの相半ばするなかなか感慨深いもの。良くも悪くもあの界隈が八方破れの勢いがあったことをうかがい知れて、「成熟」してしまって今ではなしえぬ熱量に羨望すら感じてしまいます。分析としては、この時代の才能もないくせにいきり倒してて、無茶苦茶やってたライター達が、今の迷惑系Youtuberの祖先って考察にははたと膝を打ちました。正直多感な世代としてあの時代を生きた者でなければ眉を顰めざるをえない代物ですが、同世代のヲタク達には必読の一冊といえるのではないでしょうか。

呪縛の声を聞いてその悪夢に取り憑かれた破壊のカリスマ羽広げ

 今となって思えば、あの狂乱の時代を地方で眺めていられたというのは、相当な幸運だったと思います。免疫のない時期に東京であの渦中にいようもんなら今頃自分はどこまで堕ちてたことやら。青少年の健全な育成にはやはり地方の方が安心ですね。

東京ゲルニカ TypeB

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