脱積読宣言

日々の徒然に読んだ本の感想書いたり、カープの応援したり、小旅行記書いたりしてるブログです

『世界大恐慌~一九二九年に何がおこったか』

【奈良】山下まこと知事がK-POPイベントに2億円ぶっこむ理由←金のない若者の為だった:ハムスター速報
思った以上に大炎上してて草。しかし共同代表に就任した途端にこれとは前原さん相変わらず持ってますね。


 久しぶりにお笑いでも見るべと「よしもとお笑いライブin千葉」に行ってまいりました。以下感想箇条書き。

  • 会場の千葉市民会館はゴリゴリの風俗街のすぐ近くで予定変更してそっちに行きたくなりましたびっくり。しかし初めて行きましたが栄町ってあんなドギツイ昔ながらの悪所だったんですね。今度腰据えてゆっくり行ってみようかしらん
  • 会場は1000人収容の大ホールが大入り満員の大盛況。やっぱ吉本は凄いなあ。
  • 前説のもぐもぐピーナッツが意外に面白くて好感持てた。今度見かけたら応援してみよう
  • トータルテンボス:普通に面白かったんですが藤田がアフロじゃなくロン毛になってたのに驚いてそればっか気になりました
  • ニッポンの社長:顔芸と天丼で笑わせるコントは実に舞台映えするなあ
  • ガンバレルーヤ:改めて漫才見たの初めてかもしれない。ジブリネタの下りは正直自分には刺さらなかったんですが、野球の教育熱心な熱血ママのネタには腹抱えて笑った
  • 中川家:安定安心の・・・ではあるんですが、中盤の似合いもしない擦られまくったAKBディスりネタは流石にいかがなものかと
  • エバース:完全初見で期待してませんでしたが意外と面白かった。
  • オズワルド:伊藤の地元ネタで大爆笑を浚ってからのいつものノリのシュールネタは見事
  • バンビーノ:これも完全初見かな。本公演最大のヒット。最初から最後まで腹抱えて笑いました。石山の怪我で定番の「ダンスィングフィッソン族」をラストの観客参加型のみにとどめたようですが、普通にそっちの方が面白かったです。
  • ミキ:地元ネタも客いじりも完全封印のストロングスタイル。序盤は客席も水を打ったように静かで心配しましたが、昴生のキレ芸が始まってからはドッカンドッカン大爆笑の渦。人気者の実力を感じさせてくれました
  • パンクブーブー:渦中の人?正直M-1優勝のころからあんま好きでなかったんですが、客いじりにからネタからクロージングのMCまで見事にそつのない出来で感心。そつがなさ過ぎて何のネタやってたかすでに忘却の彼方ですが。面白かったのは覚えてるんだけどなあ。あと、近くの席から「パンクブーブー?知ってる?」の声が聞こえてきたときは諸行無常の切なさを感じました。

大恐慌大往生大統領 or die

大恐慌
 1929年10月24日(暗黒の木曜日)にニューヨークのウォール街での株価大暴落をきっかけとして全世界に波及した経済恐慌。
 購買力とは不釣合の過剰生産と投資拡大がアメリカの経済的破綻の背景となった。恐慌によって第一次大戦後債務国から世界第一の債権国になっていたアメリカの経済的破綻は世界に拡大し、世界の失業者数は5000万人に達し、工業生産は50%減少した。一次産品の輸出に打撃を受けた植民地地域もひどい経済的苦境に直面した。欧米先進国は相次いで金本位制から離脱して通貨ブロック(通貨管理体制)を形成するとともに、イギリス帝国のオタワ会議に代表される経済ブロックを形成した。特にアメリカの援助に大きく依存していたドイツ経済は深刻な打撃を受け、アメリカのフーヴァー*1大統領はドイツに対して賠償支払い猶予(フーヴァー・モラトリアム)を宣言したが、効果はあまりなかった。日独伊の「持たざる国」は侵略に苦境脱出の活路を求め、国際環境が不安定化し、第二次大戦の原因となった。恐慌からの離脱の過程では、アメリカのニューディール政策のような新たな試みもみられた。(『角川世界史辞典』より引用)


 ロシアのウクライナ侵攻に起因する世界同時大不況の只中の我々が温故知新の糸口にできないかと、ほぼ100年前の世界大恐慌の本を読んでみました。昔昭和恐慌関連のこと調べて結構面白かったので大元の世界大恐慌もと思ったんですが見事撃沈。この本歴史系じゃなくて経済系の本だったよママン。という訳で、ほぼほぼ流し読みに近いレベルの理解度でしかないのですが、印象的だったのはフーヴァーの無為無策ぶり。非常時に平時の常識で穏健に行動することがどれだけ害悪かをたっぷりと学ばせてもらいました。逆にルーズベルトが過度に英雄視されてないのも結構新鮮。飽くまで経済学のパラダイムシフトだっただけで、政治や個人の才覚で何かできるもんじゃないぞとの経済屋さんの矜持を感じた一冊でした。

稲妻導くどてらいヤツ

 という感想を書いた結果、頭に浮かぶのは絶望的な大不況の中、穏当な政権運営を期待されて調整型の宰相として担ぎ上げられた我らが石破総理。コロナ禍の時の菅元総理もそうでしたが有事に治世の能吏を担ぎ出す愚を我ら国民は学べなかったようです。と、有事の際にしか輝けない昼行燈がわが身の退屈を嘆くのでした。

SINGLES and STRIKES

SINGLES and STRIKES

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*1:Herbert Clark Hoover。アメリカ合衆国第31代大統領。鉱山技術者として成功をおさめ政界進出。商務長官として第一次大戦後困窮する独ソへの食糧援助を断行し名声を博した。クーリッジの後を襲い、アル=スミスを破り大統領就任するも就任直後に世界大恐慌が発生。金本位制の維持に固執するなど有効な対策を打てぬまま迷走し、F.ローズヴェルトに敗れ下野。