脱積読宣言

日々の徒然に読んだ本の感想書いたり、カープの応援したり、小旅行記書いたりしてるブログです

『メイド服とレインコート~ブリティッシュ・ファッションの誕生』

市川猿之助「死んで生まれ変わろうと家族で話し合い、両親が睡眠薬を飲んだ」:ハムスター速報
すげえ、一瞬で同情する気が全部失せた。こういった頭の悪い醜聞起こる度思いますが、歌舞伎役者筆頭に芸能系の方々を文化人扱いで持ち上げるのはよろしくないよなあと。


 緊急社内人事会議の結果、「早めに奥さんもらって諸々仕事手伝ってもらえ」と相成りました。という訳で緊急求人出しますので、少しでもご興味のある方はご連絡ください。

色とりどりの園に囲まれあたかも此処は

 レインコート・乗馬服・メイド服・コットンドレス・エステティックドレスetcビクトリア朝を彩ったブリティッシュファッションの真髄がここに。


 ファッション音痴を自認する自分ですが、大好きなビクトリア朝のファッション史ということで背伸びして手に取ってみました。内容は学術的でありながら、著名なフィクションでの具体例や現代とのリンクや興味深いエピソードを豊富に紹介しており読み物としても十二分に面白くなっています。特に出色なのはメイドのハンナさんのエピソード。格差恋愛に昂奮する特殊性癖持ちの主人に仕え、正妻としての地位を手に入れるも、一切驕らず、メイドという自身の職務に誇りを持ち続け、終生おんぼろメイド服で通したその矜り高き姿は私の性癖にクリーンヒット。成功者として嫁さん迎えれるなら、トロフィーワイフや糟糠の妻よりこういう人だよなあとしみじみ。それはさておき、自分にファッションの知識が多少なりともあればどれほど面白く読めたかと歯噛みすること請け合いの一冊。逆に言えば、幼稚園児レベルの知識でも十二分に楽しめますのでお気軽にどうぞ。

うきうきいつでも心を弾ませましょう

 弊衣破帽で高歌放吟のバンカラに憧れ、そこを目指してきた半生でしたが、40の坂を越えるとその道は不審者一直線。「清潔感」最重視の現代は、まこと世知辛い世の中です。ハードルバカ高いのは百も承知ですが、誰かこんな八方破れのアホたれでもいいって言ってくれる人いないかなあ(遠い目)


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