痛いニュース(ノ∀`) : どうぶつニュース 月額380円の「ねこホーダイ」開始 命の値段とは - ライブドアブログ
非難囂々ですが、高齢者とか心身の病人とかのアニマルセラピーとしては最良のソリューションだと思うけどなあ。
ベリーメリークリスマス!今年は部下の女の子たちから「仕事終わりにちょっとしたパーティやるんですけど良ければ参加しませんか」と誘われたのを会費だけおいて辞退しときました。一瞬舞い上がって参加する気満々だったんですが、一晩寝て頭冷やしたらどう考えても社交辞令なのに気付けた自分を褒めたいと思います。
幾つも夢を超えて僕はめぐり逢った
きけわだつみのこえ
昭和二十四(1949)年10月に出版された15年戦争での日本戦没学生75名の遺稿集。
1947に出版された東大戦没学生の手記『はるかなる山河に』の続編で、戦後最大のベストセラーの一つとなった。'50関川秀雄*1監督が映画化。(『岩波日本史辞典』より修整引用)
日本の誇る一大ジャンル戦争文学の基礎となったといっても過言ではない不朽の名作。一度くらいは読んで見なければと思い手に取ったのですが、個人的にはかなり想像と違った中身でした。遊就館や知覧にあるような鬼神をして哭かしめるような遺書群の鮮烈さとも政治的ベクトルのかかったアジテーションとも全く違う、地に足の着いた若人たちの非日常な日常がそこにはありました。特攻直前の遺書とは違い、生還の可能性がそこそこ以上にあるので絶唱ともいうべき魂の慟哭を期待して読むとかなり肩すかしを食らいます。昂奮状態で書かれた生還してたら黒歴史確定のポエムから、よくこんなのが検閲通ったなってびっくりする呑気な従軍体験日記、そして若者の背伸びが微笑ましくも痛々しい檄文までこれでもかとバラエティに富みまくってかなりの読み応え。個人的にはインテリの確かな筆力で書かれた従軍記が、資料性とエンタメ性を兼ね備えた傑作なものが多く、あたら有能な人材を・・・を天を仰がざるを得ません。そんな訳で、純粋に楽しんじゃあいけないんでしょうが楽しめてしまう本となっていますので是非ご一読を。色んな意味で教養ってこういうことかというのを実感できると思います。
何故あなたがいるのずっと逢いたくて
とは言え、当時としては上級国民にもほどがある、東大を筆頭とした高等教育を受けた超インテリたちの遺稿集なんで、確実に一般人の感覚とは乖離してますよね、これ。その資料性と文学性を疑う気は微塵もありませんが、草莽の名もなき人々の愚痴や悲喜劇より先にこういった悪く言うと頭でっかちな感想が、先の大戦の当事者たちの声として特筆大書されるようになってしまったのが、現在の日本人のいびつな戦争感につながってしまっている気がしてなりません。何事にも功罪ってのは避けられないんですね。
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