脱積読宣言

日々の徒然に読んだ本の感想書いたり、カープの応援したり、小旅行記書いたりしてるブログです

『連合赤軍「あさま山荘」事件』

岸田首相、全国の幼稚園保育園バスの一斉点検を指示…人数確認などを調べる模様:ハムスター速報
隣接業種に従事する者としての正直な感想です。イランことをするな。個人的にはtwitterで見た「バス内を土足禁止にして乗車時に靴を預かる」ってのが画期的かつ抜本的な解決策だと思う。


 初日:広島→船の科学館→東京駅→八戸泊、2日目:八戸航空基地一般開放→八戸泊、3日目:三沢基地航空祭→浜松泊、4日目:浜松航空基地→広島。の超充実した3泊4日の一人旅。旅程を書き出すだけでも実に楽しそうです。問題はこれを行うのが御年85歳の御父上なこと。正直自分がやると考えてもそこそこ無茶な弾丸ツアーなんですが、本当にあの人体力持つんでしょうか。不安だ・・・。

比類なきこの夜怯みを知らぬ夜明け

あさま山荘事件
 昭和四十七年2月19日から2月28日にかけて、長野県北佐久郡軽井沢町にある河合楽器製作所(本社・静岡県浜松市)の保養所「浅間山荘」において連合赤軍の残党が人質をとって立てこもった事件である。
 1972.2.19日本の新左翼組織連合赤軍の残党メンバー5人が、管理人*1の妻*2(当時31歳)を人質に浅間山荘に立てこもった。山荘を包囲した警視庁機動隊及び長野県警察機動隊が人質救出作戦を行うも難航し、死者3名(機動隊員2名、民間人1名)、重軽傷者27名(機動隊員26名、報道関係者1名)を出した。10日目の2月28日に部隊が強行突入し、人質を無事救出、犯人5名は全員逮捕された。人質は219時間(約9日)監禁されており、警察が包囲する中での人質事件としては日本最長記録である。酷寒の環境における警察と犯人との攻防、血まみれで搬送される隊員、鉄球での山荘破壊など衝撃的な経過がテレビで生中継され、注目を集めた。2月28日の総世帯視聴率は調査開始以来最高の数値を記録し、18時26分(JST)には民放、日本放送協会NHK)を合わせて視聴率89.7%(ビデオリサーチ・関東地区調べ)に達した。同日のNHKの報道特別番組(9:40 - 20:20)は、平均50.8%の視聴率(ビデオリサーチ・関東地区調べ)を記録した。これは事件から50年が経過した2022年現在でも、報道特別番組の視聴率日本記録である。(wikipediaより修整引用)


 みんな大好きあさま山荘事件の実録もの。面白くならない訳のない題材を佐々淳行がいつもの名調子で描くんだからもうこれは読む前から分かる鉄板の完成度。内容はご自身の武勇伝がたりと警視庁および長野県警の奮闘記なので、犯人側の思想や心情とかは丸無視なので、そういった意味では少し重厚感には欠けるかも。ついでにいうと佐々氏の立場が「警察庁警務局監察官の警備実施及び広報担当責任者」という現地のほぼトップなので、多少の上から目線が鼻につくかなと。まあそんな細かいところは正直難癖以上の何物でもない出来栄えなので是非ご一読を。無茶苦茶読みやすいんであっという間に時間を潰せますよ。

日の出間近と沸き立つ子らのおいでおいでと呼ぶ声が

 日本のリベラリズムの命脈を完膚なきまでに叩き潰した山岳ベース事件とこのあさま山荘事件。これらのせいで、左翼=テロリスト・既知外・犯罪者の図式が日本国民の脳裏に拭い難く焼き付けられました。時々小休止はありつつも自民党一強の「独裁」政治を許してしまっているのは間違いなくこの時刻み付けられたスティグマのせいです。サヨクのみなさんのやるべきことは、自慰行為以外の何物でもないデモではなく、この既成概念の払拭だと心から思うのですがいかがでしょうか。

たむけ

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*1:牟田郁男。

*2:牟田泰子。