脱積読宣言

日々の徒然に読んだ本の感想書いたり、カープの応援したり、小旅行記書いたりしてるブログです

『人物現代史13 現代史のルーツ〜乱世の群像』

http://blog.livedoor.jp/pachineet/archives/1844879.html
政権交代でも日本は変わらない」ということがしっかり認識できたこと。近道も特効薬もありません。日本復活の為、重き荷を背負って山道を行く覚悟を決めましょう。


 この4ヶ月で15kgリバウンドしてました。ああ、車社会は怖い。

人物現代史〈13〉現代史のルーツ (1980年)

人物現代史〈13〉現代史のルーツ (1980年)

いつだって愛で救われた事実を人は忘れられないんだ

 ヒトラームッソリーニスターリンチャーチル・F.ルーズベルトケネディ・ド=ゴール・ホー=チ=ミン・毛沢東・ファイサル・ネール・カストロetc世紀の巨人たちの織り成した20世紀中葉の物語。続く'80年代以降は如何な英雄が物語を紡ぐのか・・・


 長きに亙った人物現代史も遂に終幕。最終巻の本作は1980年時点の現状分析と今後の展望。当時ホットな話題としてイランアメリカ大使館人質事件と中国の西側への接近が取り上げられています。流石に30年前の現代史概観なので古臭さは否めず、著者がジャーナリスト様なので学問的不朽性もないので、実用の役には毛ほども立ちませんが、世紀末の匂いが漂い始めた当時の空気を追体験するのにはいいのではないでしょうか。
 で、この類の本のもう一つの下種な楽しみ方、大外れの未来予想図を嗤おうのコーナーですが、真面目な取材の成果でかなり正確なものとなっておりそういった楽しみ方はできません。冷戦体制の崩壊を全く予測できてないのと、中南米や東南アジアなどの第三世界への過大評価にちょっと違和感がある位でしょうか。中東の動乱と中国の台頭を予言できているだけでも相当な慧眼といってもいいと思います。

僕に残された数十年もがいて泣いて生きたくらいで変わりはしないだろう

 遥か未来の絵空だったはずの21世紀も最初の年代が終わり、月日の移ろいの無情さを感じずにはおられません。正直もう少しハード的に発展してるものかと・・・。まあその代わりに電脳通信方面の進化は想像の埒外もいいところですが。てな風に未来予想図は外れる為にあるもの。当サイトで書き散らかしてる願わくばの数々も数年後にはあらかた失笑ものになってることでしょう。ただせめて日本健在の願いだけは叶って欲しいものです。その為にも、若人よ選挙にGoだぜ。

PROGLUTION

PROGLUTION

帰ってきた今日の一行知識

イランアメリカ大使館人質事件は日本赤軍の成功にインスパイアされたもの
日本の恥とはこのことです。神風にインスパイアされた9.11事件といい、中東の人にとっては、日本はまだ竹槍で超大国アメリカに牙を剥いた狂犬の扱いなのかもしれませんね。