脱積読宣言

日々の徒然に読んだ本の感想書いたり、カープの応援したり、小旅行記書いたりしてるブログです

『現代史』

アンタッチャブル復活! 約10年ぶりのコンビ共演 『脱力タイムズ』で実現 漫才を披露 :哲学ニュースnwk
偶然見てましたけど、取り立ててファンでもない自分でも感涙の演出。SP回でもラテ欄にも事前煽りもない硬派な演出に『全力脱力タイムズ』の本気を見ました。流石プロレス者だけあって有田さんはサプライズのぶっこみ方がスマートですね。


 お付き合いでビタミン点滴(+ニンニク注射)なるものを。正直プラセボ以上の効果は期待してなかったんですが、あにはからんや、何もせずに体を休めた休日の次の日のような体の軽さ。ただ問題は、何もしなかった罪悪感と月曜日の憂鬱感を勝手に思い出してしまう事。条件反射って怖いですね。


競馬成績・・・2019収支-27320

現代史〈上〉

現代史〈上〉

現代史〈下〉

現代史〈下〉

僕たちはがむしゃらにもう一度明日へと踏み出した

 第一次世界大戦共産主義革命、世界恐慌第二次世界大戦、東西冷戦、第三世界の台頭、アフリカの独立、ベトナム戦争、そしてソ連崩壊。1917年から1991年までの「現代史」を鬼才P.ジョンソンが描く。


 『現代史』というなんの修飾もないドストレートなタイトルが表す通り、白人様の白人様による白人様のためのオレ様現代史観。全体主義リベラリズムへの苛烈な敵意と有色人種に対する徹底した侮蔑は一周回って清々しさすら感じさせてくれます。傲岸不遜も貫き切れば高尚な思想にもなりうるといった実例でしょうか。
 とはいえ流石に実力派の著者の筆になるだけあって見どころは沢山。日本パートは魑魅魍魎の跋扈する非合理極まりない伏魔殿を合意主義のプリズムを通して解釈しなおすとこうなるのかと新鮮な感動。アメリカパートも実に独特でケネディをぼろくそにけなしてアイゼンハウアーを絶賛するって大統領評は初めて見たかもしんない。ついでにウォーターゲート事件を正義厨のジャーナリズムの暴走と断じてのける姿、そこにしびれる憧れるです。インドのネルーやアフリカ諸国への評価は人種偏見交じりで辛辣ですが、一々痛いとこついて的を射ているのがこれまたなんだかとっても苦笑。今となっては「現代」とは到底呼べない過去の物語ですが20世紀の懐古のお供にどうぞ。WASPなお得意様におもねるのには必須の書かもしれませんよ。

世界はもっときらめいて光が僕らを照らすだろう

 こういった世界の本場のタカ派の論客の本を読むと日本の保守派ってのは所詮おままごとだなとちょっとがっかり。つーか普通中道か下手したらリベラル系の右派に分類されるべき自民党が「右」と呼ばれるくらい日本全体が左寄りなんですよね。事実上の自民党一党支配を打破するためには進歩主義固執してたらあきまへんよと、反権威主義が高じて右翼になった自分が言ってみるテスト。

ありがとう?今を生きる僕たちの歌?

ありがとう?今を生きる僕たちの歌?

帰って来た今日の一行知識

第二次世界大戦時のアメリカの兵器生産能力は年間戦車28000台、航空機48000機、艦艇100隻超

さあ皆さんご一緒に。勝てるかんなもん。