痛いニュース(ノ∀`) : 横浜地裁、入口前の放置車両をレッカー移動 「庁舎管理権を行使した」 - ライブドアブログ
考えうる限り最低の結末。まあ今後は「施設管理権を持って移動」させるしかないんでしょうね。アナーキスト気質のある自分としては「自力救済」こそが最良の解決法だとは思ってるんですが。
ちょっと早めの誕生日プレゼントに妹に小旅行をプレゼント。車を出して三峰神社まで行ってまいりました。三峰神社自体も冬の清冽な冷気が実に荘厳な空気を醸し出すなかなか素晴らしい神社だったのですが、圧巻だったのは途中で寄った「三十槌の氷柱」。息を呑むとしか言いようのない自然の造形美にただただ圧倒されるばかり。心行くままきままに思いついたところへがモットーでしたが、今後はこういった季節のイベントきっちり抑えるのもいいかもしれない。
競馬成績・・・R4収支-4440
- きさらぎ賞・・・本命ダンテスヴュー+510
- 東京新聞杯・・・本命ホウオウアマゾン-500
- 早春S・・・本命エドノフェリーチェ+440
- アルデバランS・・・本命ダノンハーロック-100
- 関門橋S・・・本命ワールドウインズ-100
- 玄海特別・・・本命コーディアル-200
腐ってる世界を生ぬるい感性を
決定論的自由意志利用改変攻撃について
ベゼクリク要塞テキスト攻略時、人類-テクノミュティス相同体間の抗争において発生した「非局所密室事件」は、テクノミュティス相同体間にも重大な因果関係事故と捉えられた。
何がなんだかわけわからんけどそれでもなんだか面白い円城塔の面目躍如。他の作品もこれくらいの出来が続けば・・・
空間把握能力の欠如による次元拡張レウム語の再解釈およびその完全な言語的対称性
ザグロス山脈北西の森林部にてレウム族が発見されたことが、2030年代の視覚言語学における最大の転機であったことは疑いようのない事実であろう。
よくぞまあここまで仮定に仮定を重ねて論文の体裁を保てるなあと。よくぞここまで虚構の世界を構築できたなあと素直に拍手。
インディアン・ロープ・トリックとヴァジュラナーガ
一八九〇年八月八日、「シカゴ・トリビューン」紙に「ただの催眠術だった―インドの托鉢僧はどのように観衆をあざむいたか」という題名の記事が掲載された。
中国の方が韜晦が上手いのは漢詩の時代からの伝統でしょうか。
掃除と掃除用具の人類史
そんなことはない。宇宙は究極のフリーランチだ。byスティーヴン・ホーキング
あっぱれ!地に足の着いた掃除の文化史がどんどんどんどんエスカレートして虚空のかなたへ。大ぼらはこれくらい鮮やかに吹いてくれないと。
世界の真理を表す五枚のスライドとその解説、および注釈
このスライドは、空洞地球が多重凍結世界であることを表している。
なんだか頭痛が。
INTERNET2
宇宙は一瞬のできごとだ/すべての夢がそうであるように/神の夢も短いby多田智満子
ここら辺からちょっとやばさを感じ始めました。商業作品でオナニーは慎んでもらいたいのですが。
裏アカシック・レコード
【1294年9月にドミニカ共和国の忍者チャンドラー・リーランドは庭で豚肉のソーセージを食べた】by第1番レコード
本誌で読んで本巻の購入を決めた傑作中の傑作。本当にあるんじゃないかと錯覚させられるようなリアリティレベルの描写に、徹底したサービス精神からくるくすぐりの数々でこの八方破れの企画を見事にエンタメに昇華しています。異常論文という体裁に徹頭徹尾従いながらも、それでいて読み進めるうちに謎の感動を生み出す物語となっているあたりに作者の天才を痛感させられます。ラストの一文の感動たるや!
フランス革命最初期における大恐怖と緑の人々問題について
いわゆる「大恐怖(La Grande Peur)」は、革命最初期に起きた農民蜂起とそれに伴った一連のパニック状態の総称である。
世界史の学術書の読んでるような硬質な読み味が、どんどんとトンデモな方向へ。節度とハッタリのバランスが絶妙な良作です。
『多元宇宙的絶滅主義』と絶滅の遅延―静寂機械・遺伝子地雷・多元宇宙モビリティ
「人類は、倫理的責務として、あらゆる宇宙たちの誕生を阻止し、あらゆる可感な存在者の誕生を阻止するべきだ」by門垣栖
心の底から魂の冷えるような凄惨な世界観。この設定でぜひ一本小説読みたいなあ。
『アブデエル記』断片
真実へ至る道は険しく、正しき愛へ至る道が危うさを秘めるように、羊を求めるこの山道も非常に険しいものであった。
聖書のパロディやりたかったんでしょうが正直まったく実力が追い付いてない感じが。
火星環境下における宗教性原虫の適応と分布
現在、地球においては約4000種の宗教性原虫が確認されているが(中略)その多くは無害な思考形態のものだが、一部に死や逃走といった概念を中間宿主とする好死性の種がおり、これに寄生されることで重篤な宗教性原虫感染症が引き起こされる。
SF作家の倒し方
「あなたはSF作家になりますか?それとも、裏SF作家になりますか?」
ナンセンスの極みで腹抱えて笑いました。数十年後には2020年前後のSF文壇の人間関係史料につかわれてそうなのがこれまたなんとも。
第一四五九五期〈異常SF創作講座〉最終課題講評
そう、まず私が直面したのは、小説の表現型がここまで自由でありうるのか、という驚きでした。小説にかぎらず文芸はもはや「文字を一定の規則でならべたもの」ではなかった。それにしたってここまでやるか、というのが今期、四五九五一期の作品です
発想と冒頭には凄まじく感動してこれはと読み進めていくうちになんだかまったくついていけなくなるって飛浩隆の通常営業。
樋口一葉の多声的エクリチュール―その方法と起源
一八七二年(明治五年)に生まれ一八九六年(明治二九年)に没した樋口夏子、筆名一葉は、二四歳と半年という短い生涯のあいだに残した二二篇の小説と日記とによって、明治文学最高の作家という評価を揺るぎないものにしている。
樋口一葉伝として普通に面白い。というかどこまでが史実でどこからか大ぼらかの分岐が全くわからんのは褒めていいんだか悪いんだか。
ベケット講解
あるものは外からくるように思われ、あるものは霊魂の奥底から、またあるものは霊魂の上部から、そしてあるものはまったく表面に、はっきり整った言葉として耳に聞こえてくるのです。
物語にする努力するふりくらい見せろ。
ザムザの羽
美があるところ、美は滅びねばならぬ、美はつねに滅びる、様式は内容とともに滅びる、世界は個人とともに滅びる、かかる単純明快な理由から、そこには必ずや哀れを知る心がある。byウラジミール=ナボコフ
うん、分からん。
オルガンのこと
そこでは、ほとんどすべての人々がある街路からある街路へ移動する最中にその一生を終えるがゆえに、人生とはそうしたものであると信じられていた。
そろそろ心が折れそうになってきた。
場所(Spaces)
そう、それはこうして、ここで、こんなふうに、ちょっと軽々しく、あっさりと始まってもいいのだろう。
同上。
解説―最後のレナディアン語通訳
レナディアン語の人工言語としての特色は二つあり、一つは自然言語としてはあり得ないほど多義語が多く、一つの文章が複数の解釈を持つ例が非常に多いこと。(中略)もう一つは、この人工言語の文法や語彙が魔術によって作中で度々「改鋳」されることにより、言語が目まぐるしく進化し続ける点である。
ようやくたどり着いた!柞刈湯葉と並ぶ本作の良心。いつもの伴名節炸裂の痛快な解説の自己パロディ化と思わせておいて、そこから物語は急展開。解説というフォーマットを外さずによくぞここまで物語を紡げるなと感心。読み返してみると隅から隅まで初読時は気づかなかった仕掛けが満載で、一種のミステリー的な趣すら。やはり伴名練は神です。
手を振ってまた今度ねと口に出す日々は続いていて
駄作凡作怪作含めてがアンソロジーの魅力とは知ってますが、それにしたって。半分ぐらいは読む価値ないどころか読者を愚弄する出来なのはいかがなものかと。それでいて柞刈湯葉と伴名練って傑作が混じっててそれだけでも十二分に買う価値があるってんだからタチが悪いです。心から抄録版の再出版を願います。
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