【画像】土曜夜の渋谷の終末感 | 不思議.net
「有事」と確定しさえすれば一気に戦時体制取れるのは日本人の強みですよね
休日出勤×2完了。ああ次の休みが遠い。
競馬成績・・・R2収支-22020
- 桜花賞・・・本命レシステンシア-130
- 吾妻小富士賞・・・本命クリノフウジン-100
- 春雷S・・・本命メイショウキョウジ-200
ツインスター・サイクロン・ランナウェイ (ハヤカワ文庫JA)
- 作者:小川 一水
- 発売日: 2020/03/18
- メディア: 文庫
重なる二人のビートは変わる事ないナチュラルボーン
妻たるデコンパの想いによって自在に姿を変える礎柱船を夫たるツイスタが駆り昏魚を漁る。辛く厳しいガス惑星の環境下で300年以上の歴史を紡いできた夫唱婦随の麗しき伝統。それをうっちゃり宇宙をはた迷惑で規格外な女が二人。彼女たちの航路はどこへと続くのか。
天冥の標でSF大賞を受賞した小川一水の新作。信じられない売れ行きだったようで、発売日当日仕事をさぼって都心部の大型書店を片っ端から捜し歩く*1羽目になりました。『アステリズムに花束を』に掲載されたプロトタイプ短編えらい出来だったもんなあ、その長篇化となればそらみんな購入しますわな。
という訳で、同名の傑作短編の長篇化という一冊なのですが、短編版の一切の無駄をそぎ落とされ一個の物語として完璧に完結したカットされた宝石のような完成度に比べると、正直冗長館というか蛇足感が否めず・・・。特にラスト、あそこは誰の助けも借りず二人だけの力で生還するからこそ尊いのであって、そこを改変したのは正直かなりいただけません。これなら大人しく短編の続編の方が良かったなあと。しかしながら、この「堕落」もシリーズによりテラ&ダイサーガを紡ぐための助走と思えば、きっと必要な犠牲なのでしょう。小川先生天冥の標に続くビッグタイトル化期待してますよ。
顔を上げると世界はキラキラと輝いて
えーと大好きな作品なのに結構辛辣な感想になってしまいましたが、個人的にはこの作品も例年なら*2年間ベストクラスの出来映えだと思っております。比較対象がオールタイムオールジャンルベスト短編候補なだけで。
TOKYO POP by Amiaya (2013-01-23)
- アーティスト:Amiaya
- メディア: CD
AMIAYA - Twinkle Twin Stars (YouTube Ver.)
*1:八重洲ブックセンターの店員に「発売日変更になりました」と大ウソつかれたのも今となっていはいい思い出・・・になるか馬鹿野郎
*2:今年は『なめらかな世界とその敵』が自分の中での年間ベストなのほぼ確定です