脱積読宣言

日々の徒然に読んだ本の感想書いたり、カープの応援したり、小旅行記書いたりしてるブログです

『佐々木導誉』

【動画】 加藤茶、志村けんさんへの弔辞が大反響 「高木ブー寝てただろ!」 : 銃とバッジは置いていけ
巨星墜つ。ようやく実感がわいてきました。


 弊社にもついに新人さんが。気心の知れた人なんで心強さ半分責任の重大さに青ざめるの半分。さあなんにせよこれからが本番です。


競馬成績・・・R2収支-20510

  • マーチS・・・本命スワーヴアラミス+40

DQⅪS進捗

  • 勇者のつるぎ入手。称号:魔王に挑む者

佐々木導誉 (人物叢書)

佐々木導誉 (人物叢書)

  • 作者:森 茂暁
  • 発売日: 1994/08/01
  • メディア: 単行本

爛れた世界だって嘆いてるその前に

佐々木高氏
 徳治元(1306)~応安六('73)年。南北朝時代の武将。近江佐々木氏の庶流の京極氏の出、宗氏*1の子、宗綱*2の嗣子。法号:勝楽寺徳翁導誉。
 初め北条高時*3に仕えたが、元弘の乱以来、足利尊氏*4に従う。室町幕府創設、建武式目制定に関与して、近江・上総・出雲・飛騨の守護となる。1348高師直*5に従って四条畷楠木正行*6らを破り、観応の擾乱には尊氏に従う。文学に通じ、和歌・連歌をよくし、また、近江猿楽の保護者でもあった。(『コンサイス日本人名事典 改訂新版』より修整引用)

 
 近代や戦国は非常に面白く読めるのですが、なぜか中世となると一線を画する極悪な難解さを誇る人物叢書に挑戦。今回はバサラ大名佐々木導誉をチョイス。五島美術館
五島美術館 - 脱積読宣言の物販で購入したので、文化よりの紹介がされてんだろうとたかくくってたら、まさかの政治全振り。最後の最後で連歌や猿楽にちょっと触れるくらいで、尊氏義詮二代に仕えどのような事績を挙げたのかが詳述されており実に読み応えのある一冊となっております。山門への狼藉や楠木正儀との館の受け渡しなどのバサラエピソードが脇ネタ扱いでさらりと流されたのはちょっとびっくり。という訳で、エンターテイメントに一切色目を使わない超絶ストロングスタイルな一冊。我こそはと思わん方は是非ご一読を。

湧き上がる情熱と燻る魂が胸を締め付ける

 大学時代の専攻もろ直撃なんで、『師守記』とか今川了俊とかのトラウマワードが出てくるたびに頭を抱えて悶絶する羽目になって地味に読了に時間を要しました。若気の至りってのはたちが悪いですね。

JAP(初回生産限定盤)(DVD付)

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Abingdon Boys School - JAP (Cover by Phoenix Ash) 【戦国BASARA】

帰ってきた今日の一行知識

バサラの語源はヴァジュラ

とすると、前鬼や金剛なんかもBASARAの眷属なんですね。・・・うんなんか違和感ないぞ

*1:京極氏4代当主。佐渡守。父満信。従兄の貞宗の早逝により家督を継承。和歌にも通じ『続千載和歌集』・『新千載和歌集』にも入集

*2:京極氏2代当主。能登守。父氏信、母野尻時光女。霜月騒動で戦功を挙げ累進。

*3:第14代執権。修理権大夫。父貞時、母覚海円成。幼少で執権に就任した為、外祖父時顕・内管領長崎高資らの壟断を許し、闘犬や田楽にうつつを抜かした。その悪政は正中の変・元弘の変を招き、新田義貞の鎌倉侵攻により自死

*4:室町初代将軍。権大納言。父貞氏、母上杉清子。旧名:高氏。元弘の変の際幕府に反旗を翻し六波羅探題を落とし、戦功第一として建武の親政の中核を為すも、冷遇された武士層の旗頭とされ、中先代の乱を期に武家政権再興を目指し挙兵。室町幕府を開幕し、南北朝の動乱観応の擾乱を戦い抜いた。

*5:第1・3代執事。武蔵守。父師重。足利尊氏に従って転戦し活躍。在地領主層の利益代表として各地の荘園を蚕食。四条畷の戦いでの勝利によりその名声は頂点に対し、直義との対立が表面化。観応の擾乱を招き、打出浜の戦いに敗北し、直義の手により謀殺。

*6:河内守。父正成。旧名:正之。父正成との「桜井の別れ」を経て、和泉河内の在地領主層を糾合し南朝の主戦力として活躍するも、四条畷の戦いで敗死。