おーるじゃんる : 【非常事態発生】岩屋防衛相、官邸が制止したのにも関わらず熱望して韓国防衛相と笑顔で握手していたと判明
もしこれが本当なら普通に統帥権干犯案件。野党は今こそ安倍攻撃の絶好のチャンスですよ。
梅雨入り!雨が降ると片道2時間弱の通勤地獄から解放されててよかった。
SRWT進捗
- 作者: 小此木啓吾
- 出版社/メーカー: 中央公論新社
- 発売日: 1982/04/10
- メディア: 文庫
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あー生まれたくないリアルを生き抜く麻薬
西洋にエディプスコンプレックスのあるならば、日本には阿闍世コンプレックスあり。西洋至上主義に毒された精神分析の世界に一石を投じる一冊。日本人には日本人の為のカウンセラーが必要だ。
上述の通り、恥の概念や自殺や社畜にみられるマゾヒズム傾向、そして家庭における父母の役割など西洋の精神分析の手法では理解できない日本固有の問題を、西洋におけるエディプスの物語と対比して、母への怨みに苦しんだ阿闍世に代表させようという意欲作。ひどく乱暴に要約すると「個人対個人が向き合う西洋流の人間関係に比して、日本は理不尽に耐える姿を回りおよび対象人に見せつけることで相手の『反省』を促す」とでもなるでしょうか。そらそんな迂遠なやり方理解される訳ないわなと一人納得。他にも各論では、「核家族化の進行に伴い『主婦』の社会的地位が暴落したせいでアイデンティティクライシスに陥っている女性」とか「家父長制の崩壊により、対社会だけではなく対家庭においても自制心をもって『父親』という役割を演じなければならなくなってしまっている男性」とかの諸問題が非常に興味深く読めます。「最近若者に人気の宇宙戦艦ヤマト」とか時代を感じさせる記述は多々ありますが、今でも新しさと同時代性を持った問題提起ばかりです。できもしない西洋の猿真似するより、日本人の日本人による日本人のための新たな家族システムを構築していこうではありませんか。
見えない人が怖い私を生きさせようとするな
とは言ったものの、40年前の本が今でも普通に読めてしまうってのかなり大問題なんだよなあ。半世紀弱も問題先送りしてきたらそら家族の崩壊も抜き差しならん大惨事にも陥るわな。高齢ニートや子供部屋おじさんたち、だからあなた方の今の境遇は社会のせいです。あまり気に病むことなく、システム再構築の際におとなしくデリートしてもらってください。さすがにこんなバグ放置してたら世界観が崩壊してしまいます。
- アーティスト: 田島ハルコ
- 出版社/メーカー: Haruko Tajima
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帰ってきた今日の一行知識
仏典で阿闍世が最初に手にかけたのは母ではなく父
だから普通にエディプスコンプレックスの一類型だったのを、意図的にか単に経典研究が今ほど進んでなかったからか、独自の解釈しちゃったみたいですね。史料研究は進みすぎると夢や希望が無くなる諸刃の剣です。