ヒロイモノ中毒 グルメ漫画「誰もが知ってても誰も言わないラーメンの魅力!それは化学調味料!!」
美味しんぼは面白かったけど、大分後世に悪影響残したよなあ
四月上旬名物、通学定期券目当ての大行列にシラバス開いての履修計画打合せ。東京来てからとんと見ないなあって思ってたら、あれ単に江戸川区に大学生殆どいないからか。そらぁ文化不毛の地にもなる訳だ。
SRWT進捗
- 第29話「それぞれの誇り」シュタルク4126撃破。トップエース:ドモン=カッシュ@ゴッドガンダム。
- 作者: 乙野四方字,東映アニメーション,野?まど
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2017/07/06
- メディア: 文庫
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新たな彼方へ此処から往けるのだろうか?
鬼才小説家野崎まどの脚本アニメ作品『正解するカド』のノベライズという難儀な仕事を押し付けられた作家乙野四方字。一向に進まぬ筆に呻吟する彼の前に現れたのは、アニメキャラの異方存在ヤハクィザシュニナ。混迷を極める執筆事情の中、この物語は何処に辿り着くのか。
やりやがった!強烈なハードSFな設定でカルト的な人気を誇る『正解するカド』のノベライズ。作中にもある通り「なぜ、野﨑まどが書かないのだ」の疑問符とともに読み始めましたら、まあなんとこれがとんでもない代物。いきなりこのノベライズの原稿の〆切延長依頼から始まるんだからひっくり返ります。ああ、正面から取り組んだら凡百なものしかできないから、メタに逃げたかと斜に構えて読んでると、ヤハクィザシュニナが出てきた辺りで、物語に引き込まれます。『正解するカド』の展開を追うのを縦軸に作者のエディプスコンプレックスを横軸に「二次創作」とは思えない重厚な物語は圧巻。挙句の果てに、中扉の「どうか正解されたい」の煽り文句に章扉の左肩に意味ありげに書かれたひらがな一文字。なんか仕掛けてんなと警戒しながら読んでたら、まさかのギミックで開いた口がふさがりませんでした。こんなテクニカルな文章構造よくやるわと感心しきり。そんな前衛芸術じみた実験小説ぶりでありながら、一篇の物語としても、愛情のこもった二次創作としても完璧な出来栄えなんだからもう何をかをいわんや。現代日本の文学の一つの到達点と言ってしまっても過言ではないのではないでしょうか。まあ、恐竜的進化にもほどがありますが。
以上、確実に人を選ぶので大手を振って進めづらくはありますが、是非ご一読の上、気に入ったって奇矯な方は是非連絡ください。きっと友達になれます。
明日を分かち合う誰かに出会えるだろうか?
令和騒動で大ブームの兆しの万葉集。素朴で力強い作風で昔から大人気ですが、個人的には平安時代の徹底的にテクニカルな技巧派の和歌の方が好きだなあ。歌枕と枕詞で絢爛豪華に飾り立てられたその姿はえもいわれぬ魅力にあふれてると思うんですが、あまり賛同を得れた試しがありません。みんなもっと、太宰や村上に逃げずに荷風や三島の華麗さこそを愛でるべきだと思うんだ
- アーティスト: 徭沙羅花 starring M・A・O
- 出版社/メーカー: Aniplex Inc.
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正解するカド-OP テーマ[旅詩] KADO: The Right Answer OP Full Size