脱積読宣言

日々の徒然に読んだ本の感想書いたり、カープの応援したり、小旅行記書いたりしてるブログです

『集英社版日本の歴史⑥〜王朝と貴族』

2018年プロ野球ドラフト会議、全球団本指名が終了! :日刊やきう速報@野球まとめ
まさかの二年連続の一位指名抽選籤当選。小園くん5年後のショートは任せたよ


 ちょっと時系列は遡りますが、宅建試験直前模試が5日連続であったので、どのシチュエーションが一番集中力発揮できるか少し人体実験してみました。結果最良の環境は高校時代の記憶通りで「空腹状態を維持しつつ糖分補給の為直前にチョコを一欠食べる」で、逆に最悪だったのは「宿酔いの挙句に直前に腹いっぱいになるまで炭水化物を食べる」でした。直前模試で赤点ってのは非常に心臓に悪かったよママン。

遥か祖先一族たちの王に勝る気高き血がわたしの奥で叫んでいる

 絢爛豪華な平安絵巻の最盛期、藤原道長清少納言紫式部和泉式部が織りなす王朝文化の極みをご堪能あれ


 集英社版日本の歴史シリーズも早6巻目。今巻の範囲は安和の変から後白河法皇崩御まで。摂関時代および院政期という平安時代の精髄を微に入り細を穿ち描写してくれています。特に女性作家たちは非常にクローズアップされており清少納言紫式部和泉式部赤染衛門・藤原孝標女は各々1項を立ててその活躍が詳述されています。その他にも貴族・庶民それぞれの生活事情や精神生活も詳述されており、平安時代の文化宗教生活各史の総覧が可能な一冊となっております。その分、政治史がかなりおざなりな扱いになっており政治暗闘史大好き人間としてはちょっと(´・ω・`)な有様。なんにせよ耽美で豪華な王朝絵巻を体験したい方は是非ご一読を

異端をはじき出す社会に真実の美は生まれない

 20代を京都で過ごしたおかげでアイデンティティーの5分の1くらいは京都人な私。最後まであの排他的な雰囲気には慣れませんでしたが、同時に1000年培ってきた「お客様」への完璧なもてなしぶりは、安芸の田舎もんの到底真似のできるものではありませんでした。日本の取るべき移民政策は京都にまねぶべきだと強く思います。

Aristocracy

Aristocracy

帰ってきた今日の一行知識

平安京の庶民の住宅の一般的敷地面積は1/32町
現代になじみのある単位に直すと約230坪。なんてお大尽だ。