脱積読宣言

日々の徒然に読んだ本の感想書いたり、カープの応援したり、小旅行記書いたりしてるブログです

21_21 DESIGN SIGHT

日大アメフト部の内田正人監督「反則行為は選手としてあるまじき違反行為。こいつが勝手にやったことや」選手「監督から反則やるなら試合に出してやる、相手選手を壊せと言われた。」:ハムスター速報
最近頓に体育会系文化の闇が暴露されまくってる気がします。だから脳筋どもは・・・と純血種の文科系が上から目線で蔑んでみる。


 先週あったことその1。右腕と恃んでいた年上の部下が逝きました。脳溢血でした。私と違って人望も厚くどんな逆境にあっても情熱を失わない好青年で、後事を託すに足る人物と頼り切っていたところへの訃報は正直立ち直れません。ついでに言えば、交友関係が狭いこともあって、同世代の「友人」を喪うのはこれが初めて。改めて人生の儚さと理不尽を痛感いたしました。合掌。


SRWX進捗

  • 2周目第37話「誰も知らない明日へ」アルシエル撃墜。トップエース:倉光源吾@シグナス

見慣れた景色に潜むイデア

21_21 DESIGN SIGHT
 東京都港区赤坂9丁目・旧防衛庁跡地に誕生した複合施設「東京ミッドタウン」内に作られたデザイン専門施設である。
 デザインという視点から日常的な出来事や物事に目を向け、企画展を通して様々な発見や提案を行う。「デザインについてリサーチし考える場所であると共に、ものづくりの現場でもある」として、従来の『ミュージアム』との違いが強調されている。この背後には、すでに海外に存在している様な工業製品を並べただけの展示場所から脱したいという思いと、デザイナー・企業・職人・使い手という個々の点を一つの線へとつなぐ『デザインの拠点』が必要であるとの考えがある。
 ディレクターにはデザイナーの三宅一生*1、グラフィックデザイナー・佐藤卓*2プロダクトデザイナー深澤直人*3が就任。アソシエイトディレクターにデザインジャーナリストの川上典李子*4を加え、この4名でギャラリーのプログラム企画を担当する。原則的には年3回から4回、1人のディレクターが1つのテーマを扱い企画展を開催。また展示期間中にも様々なプログラムを予定している。
 建築設計は安藤忠雄*5が担当した。安藤がテーマとしたのは「日本の顔としての建築」。日本一長い複層ガラス(11.4 m)や、折り曲げられた巨大な一枚鉄板の屋根*6を用いるなど、日本が持つ建築技術を最大限に追求し設計された。また一枚鉄板には、三宅一生が取り組んできたテーマ「一枚の布」に対応するという意味が込められている。地下階が延床面積の約8割を占め、地上で見ただけでは想像出来ないボリュームがある。(wikipediaより修整引用)

 日本の春、芸術の春。というわけで、六本木は東京ミッドタウン内の21_21 DESIGN SIGHTへ。感想はただ一つ、ポプ子の気持ちがよく分かった。私のような旧人類には現代美術は高尚すぎてようわかりまへん。さすがにこれだけだとなんなので以下感想箇条書き。

  • 「Haat」展。インドの伝統的織物KHADIの紹介なんですが、フェアトレードロハススローライフ!の主張がうるさすぎてちょっと、もといかなり食傷気味。かなり衣を着こんで上手く鎧を隠してるのがまたむかつく
  • とは言え、織物の出来は当然ながら非常にいいので、服飾系に興味のある方は楽しめるんでないかしら
  • インドの人々の生活を支える伝統的かつ象徴的な産業!って賛美されてましたが、これって完全にプランテーションの副産物だよなあとちょっともにょもにょ
  • 「写真都市〜ウィリアム・クラインと22世紀を生きる写真家たち」展。クライン氏の作品群を見た感想が、「あ、これ、オシャレな奴や店のトイレに貼ってある奴だ」だった時点でこの写真展を語れる資格はかけらもないと思います
  • どの写真にも作者のドヤ顔がもれなく感じられてなんかうざい
  • 「美術館や本屋にいる女の子は3割増し」理論の信望者なんですが、若い子沢山いたのに一人も魅力的に感じなかったのは多分私の心が腐ってるんでしょう

無意識バイアス誰も知らない存在理由

 吉祥寺や中野に生息している人たちのいうサブカルと私の思うサブカルの間に絶望的な懸隔のある気がするのは気のせいでしょうか。個人的にはサブカルと言ったら唐沢俊一やと学会のイメージなんですけど・・・

帰ってきた今日の一行知識

ガンジーカースト制度を肯定していた
正確にはカースト制度の根源であるヴァルナ制度*7ですね。彼の偉業と思想を貶める気は毛頭ありませんが、不可触民を思いっきり差別してたりと、案外アカンお方だったのはもう少し広まるべきだと思う。

*1:三宅デザイン事務所所長。代表作:「ISSEY MIYAKE SPECTACLE: BODYWORKS」、「ISSEY MIYAKE MAKING THINGS」、「A-POC MAKING : ISSEY MIYAKE & DAI FUJIWARA」(展覧会)他。

*2:佐藤卓デザイン事務所所長。代表作:明治おいしい牛乳、S&Bスパイスボトル、ロッテキシリトールガム(パッケージデザイン)他。

*3:多摩美術大学美術学部統合デザイン学科教授。代表作:INFOBAR A01、無印良品壁掛け式CDプレイヤー、i−X(プロダクトデザイン)他。

*4:長岡造形大学非常勤講師。代表作:『リアライジング・デザイン』、『ニッポン・プロダクト』、『ウラからのぞけばオモテが見える』(著作)他。

*5:安藤忠雄文化財団理事長。代表作:住吉の長屋光の教会大阪商工信用金庫新本店ビル(建築)他。

*6:約54m/約450㎡

*7:ヒンドゥー教において、人をバラモン・クシャトリア・ヴァイシャ・シュードラの四身分に分かつのがヴァルナ、ヴァルナを共同体組織として更に細分化したのがカースト