脱積読宣言

日々の徒然に読んだ本の感想書いたり、カープの応援したり、小旅行記書いたりしてるブログです

『ARIEL 03』

塾講師だけど結局勉強出来る奴は「丸暗記」してる:哲学ニュースnwk
100%正論。ただこれが「答え」であること自体が現代日本の教育の病理そのものだと思います。


 忙しいってこんなに幸せなことだったんだ・・・

ARIEL03

ARIEL03

あなたを好きなわたしの気持ちわかっているならやさしくして

女子高生西へ

「よくわかりませんが、京都を占領してうちの学校を制圧したいようです」by河合美亜


 高校の頃の初読時に一番はまった覚えのある中編。なんですが今の目で見ると、勢い任せの粗い構成の目につく雑な作品に思えてしまいます。多分きっとこうして人はラノベから卒業していくのでしょう。

キャリア・ガールは振り向かない

「はじめてお会いした時も、こうやってお茶を淹れたんですよ。覚えてらっしゃいますか」byシモーヌ=トレファン


 オルクス主役編に外れなし。ハウザーとシモーヌの銀河をまたにかける一大ラブロマンスの始まり始まり〜。

ロング・ディスタンス・コール

「出ていった奴の部屋か、戻ってくる奴の部屋か、一目見て、んなこともわからんのか!」byアバルト=ハウザー


 ↑を受けての「承」の展開。とりあえず、シモーヌの魅力大爆発です。


たった一人の侵略

「では、そんながんばり屋の宇宙人、ナミ・ファランドールに歌ってもらいましょう。曲は"未確認エイリアン"、どうぞ」by大沼

 
 ↑を受けての箸休め編。地球人サイドの「悪ふざけ」は正直全く好きになれません。今までほぼモブだった由貴が不気味な胎動を始めたのが特筆すべきことと言えばそうなのか?

ウェディングベルは誰のために

「では、来い!」byアバルト=ハウザー


 転!結!。ベタでバカ一な王道の花嫁奪還譚。これに燃えなければ男の子じゃありません。男子校の暗い青春下で、「大人になったらこんな熱い恋愛するんだ!」って心に誓ったっけなあ。

昭和十五年のからくり天狗

「だからおまえなんぞに会いたくなかったんだ。ハルピンで赤軍の多脚砲塔戦車に出くわしたときも、アリゾナ蒸気機関で動く巨大な機械の蜘蛛を相手にしたときもそうだった!」by天本


 ハードSF方面に舵を切った現在の作者の重厚な作風がなんとも胃もたれ。やっぱり地球人編はどうも好かん。

どこにゆくのふたりはきつく肩を抱いたまま

 前期ARIELの軽いノリの全盛期。この頃は立派にラノベやってたんだなあとしみじみ。SFジャンルでもラノベジャンルでもARIELは私のオールタイムベスト候補の五本の指に入ります。

危ない土曜日

危ない土曜日

帰って来た今日の一行知識

修学旅行の行き先が京都奈良広島長崎沖縄北海道がメインなのは神道指令のせい
主要な観光地で、日光東照宮で日光、鶴岡八幡で鎌倉、靖国神社で東京、伊勢神宮で伊勢etcがアウトとなると必然的に上記の都市がクローズアップされる訳ですね。合点がいきました。