脱積読宣言

日々の徒然に読んだ本の感想書いたり、カープの応援したり、小旅行記書いたりしてるブログです

『ARIEL06』

たぬかな炎上を見たプロゲーマーKbaton「俺の所属チームで草」→ 過去の不適切発言を掘り起こされて解雇 : ガハろぐNewsヽ(・ω・)/ズコー
プロってのは技術じゃなくて、品性と常識の方が大事なんですね。


 まん防が個人店もうほぼ無視ってるけど、大手飲食店は守ってる所為で、「夜間食事したかったら居酒屋へ」の本末転倒の事態が。もう大人しく通常営業に戻そうよう。

あなたのそばで私は変る

八月六日のB-29

わたしは、あなたの中で永遠に生き続けます」by岸田あゆみ


 ARIELの中でも異色のタイムトラブラー編第3幕。ここはまだ序章ですのであまり大きな動きはありませんでしたが、暴走ギャグキャラとしか思ってなかった岸田博士のシリアスな過去にちょっと感涙。

八月七日のファットマン

これだけ世の中って訳のわからないことだらけなんだから、今さらひとつくらいすっきりしないことが増えても大したことにはならないと思うけど」by河合美亜


 承。タイムパラドックスや過去を変える意味と意義についてのたらたらとした議論の回。これを面白く読ませるんだからさすがの腕前です。

八月八日の開戦前夜

最悪の場合、液体酸素とケロシンが爆発してる中に突っ込んでって、原爆取ってこいってことですか?」by河合美亜


 転というか決戦準備。両陣営ともに緊張感が高まっていく様は実に見ごたえあり。

八月九日の戦争

サラマンダーだ(中略)天然自然に存在するものではない。古代生物の残骸に人造生命の技術を加えて、四代元素を司る精霊のひとつとして人為的に作り出されたものだ」by天本教授


 結。今までの抒情的な雰囲気はどこへやらの怪獣大決戦。まさかクライマックスでサラマンダー出てくるとは思わなんだ。文学作品としては失格もいいところですが、まあこのノリがARIELだよなぁと

女子高生の危険なアルバイト

艦長、我々にとって目前の障害は、侵略成功後の審査ではなく、経理部の収支決算表です」byデモノバ


 「静止した闇の中で」を思わせる停電かのSCEBAI本拠地でのドタバタ騒ぎ。まあおきらくご気楽に読むにはいいんじゃなかろうかと。

電子頭脳の騙し方教えます

人が意識して動作をする場合、脳からの指令より早く神経が動作するのは、昨日今日発見された現象ではない。反射動作の速度が時として人間の神経速度を越えることを、今さら知らんわけではあるまい」by天本教授


 小説というより巨大人型ロボットの神経伝達に関する考察本。思いっきり人を選ぶので「女子高生、西へ」とかのノリが好きでARIEL読んでる人はまあご愁傷様。

愛しているならやさしくしてもっともっと

 清く正しい巨大人型ロボットSFのはずが、ごった煮もいいところのバラエティに富んだ作品群に。これこそが、90年代ラノベの醍醐味だよねといい歳こいたおっさんは思うのでした。