ロシアに侵攻されるらしい国の日常【虚構日記】 | 何丘ブログ
一次史料として後世まで語り継ぐべき傑作の日記文学。「ウクライナ人と一緒になって戦うんですか?」の大使館員の真摯な問いかけにはとても胸を打たれた。
秋葉で時間つぶしにアトレのタリーズコーヒーに。両隣の客が両方ともウマ娘の話をしてて面食らったんですが、アトレでキャンペーンやってたのね。納得。しかし、若い娘さんが熱く自分の好きなジャンルについて語ってるのをBGMに読書とはとてもいい時間を過ごせました。
ハラリ零れ落ちる言葉重ねたとて
菊と刀
アメリカの文化人類学者ルース・ベネディクト(Ruth Benedict,1887-1948)*1による日本文化論。原著は1946年、翻訳は'48年刊行で大ベストセラーとなった。
アメリカの戦時情報局が力を入れた日本研究の成果の一つで、現地調査は行えなかったが、文書資料や映画、捕虜などとの面接を材料に文化のパターンを抽出。恥の文化と罪の文化という分類を提出した。(『岩波日本史辞典』より引用)
伝説的名著の原本を読んでみようのコーナー。第二次世界大戦中に敵国の分析に書かれた論文なので、さぞかし偏見と敵意に満ちた記述なんだろうなあと思って読み進めるとこれがあにはからんや、実に抑制のきいた客観的な分析。正直今まで読んだどの日本人論よりも納得がいきました。日本人の方がホルホルしたり、自虐全開だったりでよっぽど使い物にならんぞこれ。具体的な風習や行動の理解や解説に関してはかなり怪しいところがありますがそれもまあご愛敬。日本人とは何か、外からどう見えてるのかを改めて認識するのに最良の一冊ではないかと思われます。たまには古典的名作に触れるのもいいもんですよ。
傷は絶えぬ喧嘩上等覚悟しいや
日本が鬼畜米英で思考停止していたまさにその裏でここまでがっちりした日本人論組み上げられてるんですから、そら勝てる訳ねーよなーと。軍備や資源なんかのハードだけでなく、ソフト面でも完敗です。つくづくよくこんな化け物みたいな大国に喧嘩売ったもんです。願わくば、われら日本がこのような無謀な戦争に突入することかなくて済みますように。
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