痛いニュース(ノ∀`) : ガンダムシリーズ最新作、テーマは「ガンプラ」 ガンプラを操作しガンプラバトル優勝目指す - ライブドアブログ
プラモ狂四郎は大好きだったなあ。
3泊4日の長めの帰省。今度の手術で後遺症でも残ったら、大手を振ってここに帰れるのかと一瞬でも思ってしまった自分にちょっとびっくり。
- 作者: 網野善彦,石井進
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 2011/01/08
- メディア: 文庫
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今年も豊年満作でお米が沢山取れるよう
網野善彦・石井進。国史界の二人の巨人が語る農業から見た日本文化史。なぜ日本人にとってコメは聖域なのか。その答えがここに。
対談本で一定のレベルを維持するのはきついんだなあと。語り手が準備不足でやる気のないやっつけ仕事な上に、無知な編集による改変まで加わるんだから上手くいく方が芸術的、と。
この本もその伝に漏れず、どっちかの熱烈なファンでもないと読むのもつらい出来。国史界においては傍流を走りながらも世俗では絶大な人気を誇る網野善彦と、斯界の王道中の王道を自認しながらも一般受けには程遠い石井進という構図で、上手い司会がいればかなり面白い展開に持ち込めたと思うのですが、結果は嫉妬丸出しの石井が居丈高につっかかるも場慣れした網野に軽くあしらわれて惨敗というかなりしょっぱい試合に。後半の、無茶ぶりの議論を吹っ掛けたかと思えば、急にへつらいにまわる石井の姿は正直見るに堪えません。個人的に石井先生は面白味はないけど大上段に振りかぶって王道を行く大学者と尊敬してたのになあ。
朝から晩までお働き
近代以前の日本は農本主義とは言うけれども、実際には結局農業を中心とした制度設計をしたいなあという為政者の願望を超えることはできなかったというのが、このかなり出来の悪い対談本で一番心に残ったテーマですが、現代になっても日本人はその呪縛から解き放たれていないように思います。TPPへの盲目的な反対行動などはその最たるものでしょう。来たる超高齢化社会において農業などという超肉体労働な産業が上手くいくはずはありません。仮にも福祉国家を目指そうというのなら、基幹産業を不労所得系にシフトさせねばなりません。金融・観光・資源がその代表例でしょう。とすれば、資源も金融の才覚もない我ら日本人に残された道はただ一つ観光のみ。ニンジャでもメイドでもなんでもいいので腹くくって世界のコメディアンを目指しましょう。