脱積読宣言

日々の徒然に読んだ本の感想書いたり、カープの応援したり、小旅行記書いたりしてるブログです

『日本の歴史01~縄文の生活誌』

ヒロイモノ中毒 【キン肉マン】学研の図鑑「超人」の本気度がスゴい!想像以上のゆでイズムを感じる仕上がり
これは絶対に買わねば。「怪人」と「怪獣」も欲しいなあ


 ついにPCより猛烈な異音が。ネジ閉めなおしたらなんとか収まりましたが、心臓に悪い。今度はケチらず国産の*1買おっと。まあ原付の前かごに放り込んで毎日爆走してんのが一番の原因に間違いないでしょうが。


DQⅦ進捗

  • 灯台攻略中。主人公の職業:呪いのランプ「てつのランプ」

軟弱すぎる現代の人々を呼んで矢じりの作り方だけでもマスターしたい

 縄文時代、それは日本人の原点。ヒトが未だに天然自然の一員だった時代。彼らはどのように自然と調和し、どのように文明への階梯を登り始めたのか。


 岩宿遺跡を筆頭とする旧石器時代から弥生時代の始まりまで、後述の理由で旧石器時代のパートはおざなりで縄文時代ががっつり取り上げられています。類書では多い神話と考古学の融合的なアプローチを一切放棄して考古学一本槍で挑むその姿は流石網野善彦責任編集。マルクス史学最後の大物の最晩年の力作の面目躍如たるものがあります。とは言え、それで十二分に面白い内容なんだから文句つけようがありません。無味乾燥な遺跡から考古学的アプローチだけでここまで物語紡げるんだとちょっと目から鱗。考古学への偏見というか食わず嫌いを直してみようかと思わせてくれた一冊でした。

そういう物でそういう物でさ宇宙の新しい星が出来そう

 と、ここまで書いといてなんですが、この本の白眉は補章「遺跡捏造事件について」。原本の刊行の僅か10日たらずであのゴッドハンドの遺跡捏造事件が発覚してしまった大惨事。そら旧石器時代のことなんかまともに取り上げられんわ*2と同情。悲哀と愚痴と悔恨満載の最終章はそれだけでも一読の価値あり。騙された側の当事者の一人の独白なので史料価値も十二分、つーか門外漢のライターが書いた事件記なんかよりはるかに問題点や手口や経緯がしっかりとまとめられています。しかしながら残念なのは、「こんな雑で都合のいい手口でよう騙されたな」っつー検証の杜撰さ。「断面がぴったり一致する石器が十万年の時を超え偶然30km離れた別々の遺跡から発見される」なんて誰かちょっとは疑えよとorz。なんだか世の中からオレオレ詐欺がなくならない訳が分かった気がします。

音楽の世界へようこそ

音楽の世界へようこそ


【川本真琴 feat TIGER FAKE FUR】カラオケ人気曲トップ10【ランキング1位は!!】

帰ってきた今日の一行知識

カキの養殖は縄文時代から行われていた

あれってそんな由緒正しいもんだったんですね。ああ、蛎殻のあの饐えた臭いが懐かしい

*1:現行機はlenovo

*2:改訂版あとがきによると1章まるまる没だそうで