痛いニュース(ノ∀`) : 平沢勝栄 「ワタミ公認に関する苦情がかなり来てる」「擁立やめる形に持っていきたい」 - ライブドアブログ
来たる参院選における自民党の唯一最大のウィークポイント。地方議会ならまだしも国政での共産党の躍進はマジでシャレになりませんよ。
広島より愛をこめて。今回の帰省の教訓。長距離移動を伴う旅行計画立案時に水曜どうでしょうは見ない。
SRWUX進捗
- 作者: 二葉亭四迷
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 1987/02/16
- メディア: 文庫
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さざめく時の葉は色褪せ葉わぬ戀に散る刹那に
鬼嫁によるいびりに堪える毎日を送る冴えない中年大学講師小野哲也。彼の唯一の慰みは夫と死別して出戻ってきた妾腹の義妹小夜子の存在。その心の安寧が恋心に変わるのは自然の成り行き・・・哲也は無事妻時子の嫉妬を乗り越え道ならぬ恋を成就できるのか。
当て字万歳の戯作小説の残り香をまとう擬古文と言文一致体の狭間を行く未成熟の文体が魅力の二葉亭四迷先生の復帰作。解説によると「家庭に拘束された知識人の破滅」がテーマだそうですが、実際は見事な昼ドラ展開。ただ主人公の哲也がこれでもかという程の優柔不断で、ヒロインの小夜子は典型的な「でもでもだって」属性持ち。敵役の時子すら時代の制約からか鬼嫁に徹しきれず「見捨てないで」の泣き落としに走る有様で、登場人物全員が基本的に受け身人間なので読んでて事態がまるで進展しないのにやきもきさせられます。まあ、上述のとおり擬古文の美麗さと言文一致体の読みやすさを併せ持つ稀有な作品なので、読んで損はないと思います。
哀れなこの身を嗤う
明治期の文学作品の魅力は思春期の乙女に似た未成熟の魅力と考えます。江戸期の読本から転生し、言文一致運動を経てようやく近代小説の色香を漂わせ始め、近い将来の満開を想像させる蕾の時代。爛熟の果てに発酵すらし始めている現代小説では二度と取り戻すことのできないその未完成の美しさは、もっと賞玩されるべきではないでしょうか。
- アーティスト: 陰陽座
- 出版社/メーカー: キングレコード
- 発売日: 2003/01/22
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