脱積読宣言

日々の徒然に読んだ本の感想書いたり、カープの応援したり、小旅行記書いたりしてるブログです

『グアム島玉砕戦記〜悲劇の島三百日の戦い』

自動販売機の値段の付け方がアホすぎるwwwwwwwwwwwwwwww:ハムスター速報
一度離れた顧客を掴みなおすのは至難の技ですよ。便乗値上げ撲滅キャンペーンの教科書にしましょう。


 前の職場の10周年記念式典兼忘年会に、急な欠員でも出たか、何故か呼ばれたので、臆面もなくのこのこ参加。素晴らしい同僚たちと過ごした懐かしい日々と、それより何より辞めた理由を思い出させてくれました。もう行くもんか。


SRWZⅢ時獄篇進捗

グアム島玉砕戦記―悲劇の島三百日の戦い (光人社NF文庫)

グアム島玉砕戦記―悲劇の島三百日の戦い (光人社NF文庫)

Kontra i peligru Na fansafu ham

 絶対国防圏の最先端にある「太平洋の防波堤」グアム島サイパンが陥ちた今、ここすら失えばマリアナ諸島全体の失陥も見えてくる最重要拠点。膨大な戦力で押し寄せる米軍に対し、日本軍の絶対に負けられない絶望の戦いが今始まる。


 横井庄一氏で有名なグアムの戦いを描いた戦記文学。当初こそ人肉食事件とかグアムへ移動中の輸送船の沈没とか原住民虐殺事件とかの異色の話が続きますが、中盤以降はありきたりと言っては何ですが、米軍上陸の迎撃→部隊壊滅→玉砕→残存兵力でのゲリラ戦→掃討戦からの逃避行の黄金パターン。時代ものばりの馬鹿一で洗練を経た安定のお約束が繰り広げられます。ぶっちゃけ地名さえ変えれば、他のどの島の激闘とも互換性が・・・。そんな不謹慎極まりない感想をさておけば、平家物語にも似た鎮魂文学を十二分に堪能できます。燃えるなり、泣くなりお好きにどうぞ。

Gi todu i tiempu I pas para hita

 先人たちの遺してくれた平和という最高の遺産を貪り、惰眠を続ける現代日本人にとって、この時代の持つ共通体験としての強烈な一体感は少し羨ましくもあります。常に死と隣り合わせだった極限の緊張感。それはそれは究極の快楽でもあろうなとドラッグに憧れるDQNみたいな頭の悪い感想を覚えてみたり。まあ実際には緊張感を覚える暇もなく流れ弾に当たって犬死ってのが現実なんでしょうけどね。

帰って来た今日の一行知識

ジャングルにおける小銃の有効射程は僅か10m弱
そらあ枯葉剤も撒きたくなるわな、と同情。今度アメリカとやる時は主戦場を日本アルプス中国山地にしましょう。