脱積読宣言

日々の徒然に読んだ本の感想書いたり、カープの応援したり、小旅行記書いたりしてるブログです

硝子の花と汚名返上と平教経について

【Twitterで話題】『とくダネ!』で「日本戦を見ない人たちはどこで何をしている?」という特集をやる → 「仕事だよ!」「こういう企画気持ち悪い」|やらおん!
BOOK OFF行ってた。


 社内ボーリング大会。スコア120を叩きだしチームの優勝に貢献するなど実に楽しかったんですが、翌日の夕方から翌々日の午前中にかけてのハンパない足の筋肉痛が現実を教えてくれました。ああもう若くねえんだなあ。


SRWZⅢ時獄篇進捗

艦これ進捗

  • 南方海域サブ島沖海域攻略中。第一艦隊旗艦:不知火改。

行くぜ負け犬だったファイター

You Tube+硝子の花

硝子の花 - 脱積読宣言

YouTube
 アメリカ合衆国カリフォルニア州サンブルノのYouTube, LLCが運営する動画共有サービスである。Youは「あなた」、Tubeは「テレビジョン(ブラウン管)」という意味である。インターネットテレビインターネットラジオのサービスの一種でもある。(wikipediaより引用)

硝子の花
歌:衣織*1、作詞:稲葉エミ*2、作編曲:前澤浩之*3
AT-X系アニメ『一騎当千 Dragon Destiny』エンディング主題歌。
初出:『一騎当千 Dragon Destiny マキシシングル』(2007.4.25)
収録盤:『一騎当千 Dragon Destiny マキシシングル』、『一騎当千ベストソング・コレクション〜SONG&SOUL祭り〜』、『一騎当千 歌姫ベストソング・コレクション-歌鳥風月-』
歌詞はこちら




HEART&SOUL

HEART&SOUL

汚名返上+広辞苑

エマの脱走 - 脱積読宣言

汚名返上
 以前の失敗などで受けた不名誉を、自分の力で取り除くこと。(『大修館四字熟語辞典』より引用)

広辞苑
 岩波書店が発行している中型の国語辞典。
 昭和初期に出版された『辞苑』(博文館)の改訂作業を引継ぎ、第二次世界大戦後新たに発行元を岩波書店に変え、書名を『広辞苑』と改めて出版された。中型国語辞典としては三省堂の『大辞林』と並ぶ両雄で、携帯機器に電子辞書の形で収録されることも多い。収録語数は、第六版で約24万語。出版以来版を重ね、国内はもとより、海外の社会情勢や約3,000点の図版、地図などを収録し、百科事典も兼ねる働きを持っている。(wikipediaより引用)

 結論からゆうと「汚名返上」は広辞苑に収載されていません。汚名挽回の誤用問題で正規表現として取り上げられる「汚名返上」もさほど人口に膾炙してない言い方なのだから愚にもつかない正閏論争は大概にしてほしいものです。

広辞苑 第六版 (普通版)

広辞苑 第六版 (普通版)

能登守教経

かりぬい - 脱積読宣言

平教経
 永暦元(1160)〜文治元(1185)年。平安期後期の武将。平教盛*4の子。旧名:国盛。
 民部大輔、能登守、従五位下となる。1183備中国水島の合戦で、源義仲*5の武将足利義清*6を破る。'85壇ノ浦の合戦で、源義経*7を追い詰めるが、討ち洩らし、源氏の武士2人と組み合って海に落ちた。(『コンサイス日本人名事典 改訂新版』より引用)

 文弱な半貴族揃いの平家にあって、源氏の東夷に一歩も引かぬ豪勇無双を誇る王城一の強弓精兵能登守平教経。水島の合戦で義仲軍を蹴散らし、屋島義経四天王佐藤継信を射殺すなどの活躍は他の追随を許しません。盛者必衰の流れに身を任せ美しく散っていく運命論者の多い平氏にあっての彼の奮戦振りは日本史無双の平家代表の貫禄十分。
 そんな彼が光り輝くのはやはり壇ノ浦の合戦。既に大勢は決し、落日の秋迫る中で、独り乱麻を断つが如きの無双劇。しかし、その無駄な足掻きを従兄の知盛に諌められてからは、狙いを総大将源義経ただ一人に思い定めて決死の吶喊。すんでのところまで義経を追い詰めるも伝説の八艘飛びで虎口を逃れられて万事窮す。功名目当てで群がる源氏を両脇に抱え、「死出の山の共をせよ」と一声叫んで入水。後世まで語り継がれる見事な最期を遂げました。

 と平家物語での存在感は抜群の平教経。しかし、史実に目を移せば、水島の合戦での活躍が目立つ程度で、壇ノ浦はおろか屋島も待たず、一ノ谷で早くも戦死してしまってたりします。相変らず現実は無情です。

言いたい奴には言わしとけみてろ度肝抜かしてやるぜ

 汚名返上を果たさんと能登守教経の如き鬼神の奮戦を見せる我らが安倍総理。その活躍は素直に嬉しいのですが、昨今の強引な解釈改憲を見るにどうも硝子の花のような危うさを感じてしまいます。願わくは、悲願の改憲を焦って逆にマスコミや霞が関の亡霊に足を掬われたりすることのないことを。私たち国民が望んでいるのはYouTubeで祭りになるような一過性のフィーバーではなく、広辞苑にその名を刻むような確固たる実績なのですから。

メガ・ベスト~我流全集~

メガ・ベスト~我流全集~

帰って来た今日の一行知識

ヘイケガニは平家の怨霊によってあの姿に進化した
正確には平家の怨霊を恐れる心によってですかね。「少しでも人の顔に見える甲羅を持つ蟹は平家の怨霊を連想させるために食べるのを忌避された。その為に人の顔に見える甲羅を持つ個体ほど生き残る可能性が高かったため現在のような姿に進化した」という説があるそうです。ロマンを科学が裏打ちするってのはいい話ですね。

*1:現青山えりか。代表作:「You」、「Ex-boyfriend」他。

*2:Soluaボーカル。F.M.F所属。代表作:「天使にふれたよ!」、「僕らの翼」、「Trailblazer」他。

*3:F.M.F所属。代表作:「Don't say "lazy"」、「スケッチスイッチ」、「1ドリーム」他。

*4:中納言。従二位。父忠盛、母藤原家隆女。保元・平治の両乱で功を挙げ累進。清盛死後は宗盛の後見役として重きを成すも壇ノ浦の戦いで入水。

*5:征東大将軍従四位下。父源義賢、母小枝御前、養父中原兼遠。父の死後中原兼遠に養育され木曾で成長。以仁王の令旨に呼応して挙兵し、倶利伽羅峠の戦いなどの勝利により平家を逐って入京。旭将軍の雷名を轟かせるも都人の人心掌握に失敗し落日。粟津の戦いで戦死。

*6:民部丞。父義康。以仁王の令旨に呼応し源頼政に同行。頼政死後は木曾義仲に合流し丹波平定などに功を挙げるも水島の戦いに戦死。

*7:伊予守。従五位下。父源義朝、母常盤御前、養父一条長成平治の乱連座鞍馬寺に預けられるも逃亡し藤原秀衡の下で成長。兄頼朝の挙兵の報に馳せ参じ平家追討に協力。一ノ谷・屋島・壇ノ浦各合戦での伝説的な活躍により平家を滅亡に導くも、後白河法皇との親交を憎まれ失脚、再度秀衡を頼り奥州へと逃れる。秀衡死後鎌倉からの圧力に屈した泰衡に見捨てられ衣川の戦いにて敗死。