脱積読宣言

日々の徒然に読んだ本の感想書いたり、カープの応援したり、小旅行記書いたりしてるブログです

『戦争の日本史21〜総力戦とデモクラシー』

痛いニュース(ノ∀`) : 【遠隔操作】 弁護士涙 「悪魔が仮面を被っていた」「見破れなかった」 - ライブドアブログ
冤罪事件解決のヒーローから道化にまさかの転落。弁護士さんも大変だなぁ。


 十数年ぶりのバスケット。ドリブルってこんなに難しいもんでしたっけ。


SRWZⅢ時獄篇進捗

艦これ進捗

  • 南方海域サブ島沖海戦攻略中。第一艦隊旗艦:金剛改。

総力戦とデモクラシー (戦争の日本史 21)

総力戦とデモクラシー (戦争の日本史 21)

Then he shouted to them there

第1次世界大戦
 1914夏から4年余りかけてヨーロッパを中心に世界に広がった戦争。
 開戦のきっかけは'14.6サラエボでのオーストリア皇太子*1暗殺事件で、これによって独・墺(同盟国陣営)と露・英・仏(協商国陣営)の間で戦争が始まった。イギリスと日英同盟を結んでいた日本も協商国側に立って参戦し、中国でのドイツの租借地膠州湾と南太平洋のドイツ領諸島を占領するとともに、'15中国に21か条要求を押し付けて権益を拡大した。戦争は予想を裏切る長期戦となるとともに総力戦の様相を呈して、ロシア革命など様々な社会変動をもたらした。(『岩波日本史辞典』より引用)

サラエヴォ事件からシベリア出兵まで第一次世界大戦を主題にしつつ、ロマン=ロランをはじめとする反戦思想家たちの動向を追っています。というか主人公は完全にロランなので、第一次世界大戦の戦況分析は最低限。日本もおざなりに青島攻略戦を紹介した後はほぼ放置プレイ。何処が「戦争」の「日本」史だと小一時間。そんな小さな大問題を覗けば、周縁から見た第一次大戦史といった趣で当時の空気を感じることができます。モータリゼーションに毒される前の古き良きヨーロッパを味わいたい人にお勧めです。

But my heart's right there.

 1910年代の日本を見てると「調子ぶっこいてる」という評価が一番合っているのではないでしょうか。日露戦争の勝利で列強への階梯に足を掛けた高揚感がそこはかとないうざさをまき散らしています。下って80年代もこんなもんだったんだろうなあとしみじみ。早く小さなことではしゃがないホントの大人な国家になりたいものです。

帰って来た今日の一行知識

第一次世界大戦より太平天国の乱の方が死傷者が多い
白髪三千丈の見本なだけもしますが、その所為で第一次大戦は当時史上2位の惨禍にとどまってます。取りあえず中国人の出してくる数字は信用しないようにしましょう。

*1:Franz Ferdinand Karl Ludwig Josef von Habsburg-Lothringen, Erzherzog von Österreich-Este。オーストリアエステ大公。父カール=ルートヴィヒ、母マリア=アンヌンツィアータ。従兄ルードルフの夭折により第一皇位継承者となるも、ゾフィーとの貴賤結婚が祟り最後まで皇太子には指名されなかった。サラエボ事件により横死。