『元朝秘史〜チンギス＝ハン実録』

痛いニュース(ﾉ∀`) : 【動画】 「完全に目暮警部ｗ」 二代目波平の「第一声」が話題に - ライブドアブログ
カツオにも慣れたんだし案外早く慣れるもんですって。ただどうも松本保典のノリスケには未だに慣れない。

　第4回*1江戸川最強位杯開催。最終戦でトップ卓に残る健闘を見せたんですが、親に四暗刻ツモられて撃沈。結局13人中6位の平凡な成績*2に終わりました。次回こそはトップを狙うぞ。

艦これ進捗

• 北方海域ジャム島攻略作戦攻略中。第一艦隊旗艦：赤城改。

元朝秘史―チンギス・ハン実録 (中公新書 18)

宿命を握ってあなたは生まれ落ちた

蒙古秘史
　書名。明代には誤訳されて『元朝秘史』と称された。*3著者は不詳。12巻本と15巻本がある。原書は13世紀半ば頃の成立と謂われ、モンゴル（蒙古）族がモンゴル語で著わした最初の歴史文献である。*4
　モンゴル族の起源から始まり、成吉思汗*5、窩闊台汗*6の時期までの事跡までを記し、早期のモンゴル族社会の歴史や言語文化の研究に極めて貴重な資料を提供している。（『中国歴史文化事典』より引用）

　稀代の英雄チンギス=ハンの伝記兼モンゴル帝国成立史の『元朝秘史』の解説というか紹介本。小澤重男による研究の集大成たる岩波文庫版はおろか、初の全邦訳刊本の東洋文庫版すら発刊されてない1963年初版の本なので今となっての価値は非常に怪しいものが。抄訳に都度都度解説を入れながら全編を総覧といった趣なのですが、いかんせん訳文のレベルが小学生の作文並み。学者に翻訳家としてのスキルを求める方が野暮なのは分かっていますが、それにしたってひどい。単純に逐語訳に徹してればもう少しまともな出来になったんでしょうが、「物語として読めるものを」の野心が全てを駄目にしています。一応弁護しておきますと、解説パートは非常に重厚ながらも分かりやすい名文で面白く読めますので、本文パートは無視して解説文だけ読みましょう。今の時代なら、上述の全訳版が簡単に手に入りますしね。

深紅の道をひたすら駆けなさい

　気が付けば罵詈雑言に終始して肝心の内容に一切触れてませんが、内容自体は中央アジアの遊牧民族の中世史という非常に興味深くも殆ど資料の残ってない時代を紹介してくれているので、それだけでも価値があると思います。『乙嫁語り』で遊牧民族Loveの扉をこじ開けられた方は是非ご一読を。

Innocent Blue~地果て海尽きるまで~

帰って来た今日の一行知識

チンギス・ハンの妻ボルテは一時メルキト族にさらわれて敵将の妻になっていた
第一子のジュチの受胎時期がちょうどその時期とかぶるもんでお家騒動の火種になっていた模様。いつの時代も変わらないもんですね。今後そんな悲劇を防ぐためにも出生時のDNA検査を義務付けしたらいいのにと思うのは、私が女性の恐ろしさを知らないだけなんでしょうか。

*1:一昨年にほぼ同じ面子で不定期にやってた麻雀大会も通算することにしました

*2:2着-抜け-トップ-4着

*3:清代に『蒙古秘史』に改められたが、海外では『元朝秘史』で知られる

*4:原書は早くに失われ、現行本は、モンゴル語を漢字音で表記した本文とその逐語訳・大意訳からなる。

*5:Чингис хаан。モンゴル帝国初代皇帝。父イェスゲイ＝バアトル、母ホエルン。本名：テムジン。モンゴル部族を統一しモンゴル帝国を建国。タングート・ホラズム朝・西夏などを攻略し史上初の世界帝国を築いた。

*6:Ögödei。モンゴル帝国第2代皇帝。父チンギス・カン、母ボルテ＝ウジン。父の覇業を継ぎ、金・ロシアを降伏させ中央アジア全土を制圧。その勢威は遂に東ヨーロッパにまで届くに至った。